副総統の紹介

陳建仁 中華民国副総統

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家庭背景/
 陳建仁副総統は1951年、台湾南部・高雄県旗山鎮(現在の高雄市旗山区)で生まれた。父親は高雄県県長(県知事)を務めた陳新安氏。母親の陳魏蓮芷さんは、託児所経営の経験を持ち、8人の子供を育て上げた。妻は羅鳳蘋さんで、2人の娘を持つ。陳副総統夫妻と2人の娘は、いずれも敬虔なカトリック信者である。

教育背景/
 1973年、国立台湾大学動物学科を卒業。1977年、国立台湾大学公共衛生研究所(大学院)にて修士号を取得。1983年、米ジョンズ・ホプキンス大学公衆衛生大学院で疫学に関する博士号を取得。専門は疫学、人類遺伝学、公衆衛生、予防医学。

政治経歴/
 2003年の重症急性呼吸器症候群(SARS)流行に際して行政院衛生署(現在の衛生福利部)署長に任じられ、中華民国(台湾)におけるSARSの感染拡大を迅速に食い止めることに成功した。また組織再編、健康保険制度改革などを推進し、台湾の公衆衛生及び防疫能力、医療の質を効果的に向上させた。2006年には行政院国家科学委員会(現在の科技部)主任委員に、2011年には中央研究院副院長に就任。いずれも在任中は、科学技術の研究開発の強化や科学技術分野における海外との協力拡大などに尽力し、台湾の国際競争力を向上させた。

受賞及び研究成果/
 陳副総統は、烏脚病(台湾中南部で発生した慢性ヒ素中毒症とみられる風土病)、慢性ヒ素中毒、ウイルス性肝炎及び肝臓がん等の研究で広く注目されている。中華民国(台湾)の最高学術研究機関である中央研究院の「院士」(2年に1度選挙で選ばれる栄誉職)に選ばれているほか、「総統科学賞」を受賞。米国立衛生研究所傘下の「フォガーティ国際センター」フェローシップ取得。米ハーバード大学の権威ある予防医学「カッターレクチャー」で講義。また、米ジョンズ・ホプキンス大学「Knowledge for the World」賞、仏政府「教育功労章」、ローマ教皇庁「大聖グレゴリウス勲章」など、海外から様々な重要な賞を贈られ、高く評価されている。