台北ユニバのプロモーション映像が独デザイン賞

　夏季ユニバーシアード台北大会（8/19-8/30）のプロモーション映像『Taipei in Motion』が、ドイツの「レッド・ドット・デザイン賞(Red Dot Award)」コミュニケーション・デザイン部門を受賞した。映像の制作を手掛けた劉耕名監督は、「台北ユニバにおける台湾最初のメダルだ」と受賞を喜んだ。

　台北市（台湾北部）の柯文哲市長は15日、甲蟲創意有限公司の『Taipei in Motion』制作チームのメンバーと会見し、海外でも通用する高いレベルのプロモーション映像を制作してくれたことに感謝すると共に、今後もより良い作品を生み出し、台湾がデザイン分野で持つソフト・パワーを世界で輝かせて欲しいと激励した。

　劉耕名監督はこれに対して、「誰の胸にも台湾代表チームが存在する」と切り出し、映像の制作は、まるで競技に臨むアスリートになった気持ちで、チームの存在をいつもそばに感じながら、デザインの力によって台湾代表チームを応援するつもりで取り組んだと説明。また、デザイン賞の獲得は、台湾代表チームにとって台北ユニバで最初のメダルを獲得したのと同じ意味を持ち、これは台湾住民すべての勝利であり、世界に対して台湾をアピールすることができたと喜んだ。

　美術指導の劉熙真さんは、電車がアーチェリーの矢になってターゲットに突き刺さるシーンや、テコンドーの映像が道教の「ポエ占い」につながるシーンなどは、映像を通して１つのエネルギーがつながっていく様子を表現していると説明。映像を見る人が、励まされているような気持ちになると共に、皆が同じラインに立っていることを思い出してもらいたいと述べた。

　『Taipei in Motion』は質の高い技術を駆使し、台北市の景観とスポーツを、エネルギーラインという方法で綿密につなげたもの。陸海空の専用撮影機材を使い、実際の映像にアニメーションの手法を組み合わせて制作した。台北市を国際社会にアピールし、世界に台湾を知ってもらうとの願いが込められている。

Taiwan Today：２０１７年８月１７日

写真提供：中央社
　夏季ユニバーシアード台北大会のプロモーション映像『Taipei in Motion』がこのほど、ドイツの「レッド・ドット・デザイン賞」コミュニケーション・デザイン部門を受賞した。台北市の柯文哲市長（右から2人目）は15日、甲蟲創意有限公司の『Taipei in Motion』制作チームのメンバーと会見し、今後もより良い作品を生み出すよう激励した。

台北ユニバのプロモーション映像が独デザイン賞

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