科技部の国際研究チーム、太平島で南シナ海における研究力示す

科技部の国際研究チーム、太平島で南シナ海における研究力示す

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 科技部(日本の省レベルに相当)が6日午前、国内外の学者及び専門家24人からなる科学研究チームを率いて南沙諸島(スプラトリー諸島)最大の島、太平島に到着した。科学研究と調査活動を行う。海外からは米国のTimothy Byrne教授とAnne L. Cohen博士、日本のTetsuo Nakazawa博士とKosuke Ito教授、カナダのJames D. Reimer教授が参加。外国の学者が太平島に上陸するのは初めてで、今後南シナ海で行う国際的な共同研究について、台湾の学者と計画することにしている。

 科技部とその前身である行政院国家科学委員会は2004年から、南シナ海での科学研究プロジェクトを資金面で支援してきた。研究対象は地質と地物、海洋、大気、文化と地理など地球環境科学の分野。また、東沙島と太平島には地震及び気象観測施設を設置しており、世界の科学研究団体に主な観測データを提供している。蔡英文総統は昨年7月19日に開いた総統就任後初の国家安全会議の席上、科技部が定員を設け、関係省庁を通して海外の学者を太平島に送り込み、地質や地震、気象、気候変動などに関する国際的な合同研究を進めるよう明確に指示した。

 このため科技部は昨年11月に、「南シナ海国際科学研究センター計画オフィス」を立ち上げ、南シナ海全域の研究を統合するプラットフォームとして南シナ海の周辺各国との国際的な合同研究を推進、各国の学者が東沙島及び太平島を訪れて研究を行うことを奨励している。

 太平島は中華民国(台湾)にとって最南端となる南沙諸島の北部中央に位置し、ティザート堆の大型環礁の北西角。南シナ海における西側航路の東にある。太平島は長さ1,360メートル。幅350メートル。面積は約0.51平方キロメートルで、南沙諸島最大の自然島。

 科技部では今年末から来年にかけての6カ月間、観測施設を用い、学者や専門家にこれらの島で国際的な海洋及び大陸関係の研究を行わせると説明。台湾が南シナ海の北端と南端に二つの「珍珠島」、すなわち東沙島と太平島を有する優位性が、各国の専門家が「二つの島での実験」に参与し、それを実施することを可能にする。

Taiwan Today:2017年9月7日

写真提供:中央社
 科技部が6日午前、国内外の学者及び専門家24人からなる科学研究チームを率いて南沙諸島(スプラトリー諸島)最大の島、太平島に到着した。科学研究と調査活動を行う。写真は参加する米国、日本、カナダの学者たち。右から3人目は、科技部自然科学及び永続研究発展司(局)の呉俊傑司長(局長)。