アニメ・漫画産業の発展を後押し、政府が6大政策発表

アニメ・漫画産業の発展を後押し、政府が6大政策発表

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 蔡英文総統は12日、台湾の漫画産業の発展を目的として、優秀な作品を表彰する第8回ゴールデン・コミック賞(金漫賞)の授賞式典に出席、アニメーション業界を激励した。蔡総統はあいさつで、漫画・アニメーション産業に関する政策の方向について6項目示した。台湾のアニメや漫画がさらに多くの関心や支持を集め、台湾のオリジナルな産業となるよう期待を寄せるとした。

 今回、「特別貢献賞」を受賞したのは、漫画家の許貿淞さん、授賞式には娘の許綺芬さんが代理として出席した。蔡総統はあいさつのときにまず、許貿淞さんに謝意を表した。蔡総統はさらに、許さんが台湾漫画産業の最も困難な時期に出版社を創立し、台湾の漫画家が台湾漫画を発表する場を与えたことについて説明し、許さんの台湾漫画史に対する大きな貢献に感謝した。

 政府が推進する漫画・アニメーション産業関連の6大政策は以下の通り。
1.「創作のための環境整備」、人材の育成から着手し、漫画産業の人材確保のメカニズムを確立する必要がある。同時に漫画産業を支える基礎を確立し、さらに優れた漫画家や企業を奨励し、共同で漫画産業を活気づける。
2.「様々な発表方法・場所を提供する」、出版助成金を与えたり、デジタルプラットフォームを構築し、読者が各種のプラットフォームを通じて台湾の優れた作品に触れることができるようにする。
3.「異分野融合の強化」、漫画とVR(バーチャルリアリティ)技術を融合した成果を展開する。
4.「漫画情報がわかる単一のプラットフォームの確立」、国内外の関連業者がさらに簡単に漫画家と協力関係が築けるよう支援する。
5.「ACG(Animeアニメーション、Comics漫画、Gamesゲーム)産業育成の拡大」、「将来を見据えたインフラ建設計画」にある「新たなメディアによるクロスプラットフォーム開発計画」を通じて、基礎的なコンテンツを開発し、キャラクター 経済効果を高める。
6.将来、「国家漫画博物館」を設立する。漫画史料の収集を進め、デジタルコレクションなどを通じて、貴重な漫画資産を展示する。

 蔡総統は「私たちの目標はただ一つ、つまり台湾の漫画が更に注目を浴び支持されるようにすること」と強調し、今後も作品の生産額が増加し、国家産業になるよう望むと述べた。蔡総統は「漫画を好む子供たちは悪くならないと信じている」と語り、漫画家たちが、楽しく希望を持って奮闘する姿を見られるよう共に励むと力説した。

Taiwan Today:2017年9月13日

写真提供:中央社
 特別貢献賞に選ばれた漫画家の許貿淞さんは出席できず、娘の許綺芬さん(右)が代理で蔡英文総統(左)から賞を授与した。