蔡総統が7項目の任務を託した頼行政院長の新内閣発足

蔡総統が7項目の任務を託した頼行政院長の新内閣発足

 蔡英文総統は9月5日、記者会見を開き、頼清徳・台南市長を行政院長(首相に相当)任命すると発表した。さらに、頼氏に対し、政府が重点振興産業として掲げる以下の7項目の任務を託した。

1.産業構造の転換を左右する「5+2産業(アジアのシリコンバレー計画、グリーン・エネルギー産業、スマート機械産業、バイオ医療産業、国防産業、それに新農業と循環型経済)」イノベーション計画の実施を加速させる。
2.「前瞻基礎建設(将来を見据えたインフラ建設)」をより効率的に展開し、投資の全体的な成長を促す。
3.労働者の安全と福利を強化すると同時に、経済の転換の下、産業が必要とする人材の確保と、その柔軟性を維持する。
4.エネルギー構造転換計画を全力で実施し、電力供給の安定を確保し、脱原発国を実現する。
5.税制改革や、すでに着手している改革工程を引き続き完成させる。
6.長期ケアや託児計画の実施を加速させ、人口の少子高齢化という社会の趨勢に積極的に対処する。
7.政府や国家の発展に関する全体的なマネジメントを強化し、各種計画の進ちょく状況や予算の効率的執行を管理、把握し、財政の浪費を減らす。

 その上で、この7項目の実務は林全・前行政院長が基礎を固めており、今後は新任の頼・行政院長の実行力で国家の改革と建設を加速するよう期待した。

 頼・行政院長は9月8日、「行政院合同引継ぎ式」において、「今後の内閣は実務型内閣である」と強調し、台湾の産業構造転換、投資への障害排除、「一例一休(完全週休2日)」制度による影響、エネルギー転換への挑戦、少子高齢化による社会危機、政府計画のコントロール、年金改革、司法改革、税制改革や社会が関心を寄せている数多くの改革の問題について誠実に向き合い、実務的に政策を策定して問題を堅実に解決し、改革の効率を上げ、推進建設を加速させ、経済を発展していく方針を示した。

 さらに、頼・行政院長は自身が政治に携わって以来、政治家たる者は誠実かつ無私の精神で人々のために活動してこそ、人々は評価すると一貫して確信しているとの考えを示し、この行政チームが国家、土地、国民に対応する時には、常に「清廉」「政治に努める」「郷土愛」の信念を持ち続け尽力するよう期待した。

【総統府 2017年9月5日 行政院9月8日】