中華民国(台湾)の文化部(日本の文部科学省に類似)がフランスに設置する台湾文化を発信する文化施設「駐フランス台湾文化センター」と、台湾の映画産業振興機関である国家電影中心(ナショナル・フィルム・センター)、それに日本の国際交流基金が仏パリに設置する「パリ日本文化会館」は9月22日から10月21日まで、「台湾映画における日本の存在(Présence du Japon dans le cinéma taiwanaïs)」をテーマに、台湾の史料映像、ドキュメンタリー、映画など12作品を上映する。同時に座談会も開催し、台湾と日本の文化交流と影響について考える。鑑賞料金は1作品5ユーロ。上映場所はいずれもパリ日本文化会館。上映スケジュールは下記のとおり。
9月22日19時30分 『不一様的月光~Finding sayun~』(2011)陳潔瑤(Laha Mebow)監督
9月23日14時30分 『阿戇伯(A-Zhuang Goes to Taipei)』(1966)呉飛剣監督(※小津安二郎の『東京物語』をコメディ風にリメイクした作品)
9月23日17時00分 『南進台湾』(1940)日本占領時代の台湾を記録した史料映像
9月27日19時30分 『無言的山丘(邦題『無言の丘』)』(1992)王童監督
9月28日19時30分 『旧情綿綿(Un amour ancien qui perdure)』(1962)邵羅輝監督
9月29日19時30分 『愛妳到死(T’aimer jusqu’à la mort)』(1967)徐守仁監督
9月30日14時30分 『湾生回家(Wansei Back Home)』(2016)黄銘正監督
9月30日17時00分 『稲草人(邦題『村と爆弾』)』(1987)王童監督
10月7日14時30分 『賽徳克・巴莱(邦題『セデック・バレ』)』(2011)魏徳聖監督
10月20日19時00分 『KANO(邦題『KANO 1931海の向こうの甲子園』)』(2014)馬志翔監督
10月21日14時30分 『跳舞時代』(2003)、簡偉斯監督、郭珍弟監督(※1930年代の台湾の流行歌謡曲を取り上げたドキュメンタリー映画)
10月21日17時00分 『悲情城市』(1988)侯孝賢監督