謝長廷・駐日代表が「nano tech 2024」台湾パビリオン開幕イベントに出席
「nano tech 2024」(第23回国際ナノテクノロジー総合展・技術会議)が1月31日に東京・有明の東京ビッグサイトで開幕した。台北駐日経済文化代表処の謝長廷代表は同展の「台湾パビリオン」出展ブースを訪れ、台湾からのい出展者らを激励した。
日本の「nano tech」展はナノテクノロジー業界の年間最大の展示会であり、国家科学・技術委員会はナノテクノロジーの研究開発を国家型テクノロジー・プロジェクトに組み入れており、引き続き台湾の産・学・研の業者・機関と国際ナノテクノロジー業界の交流と連結を推進していく。今回は中央研究院物理研究所の荘天明・副研究員を出展プロジェクトリーダーとし、産・学・研の代表団を集めて出展する「台湾パビリオン」を企画した。
謝長廷・駐日代表(写真前列右7)、鄒幼涵・駐日代表処顧問(前列右5)、荘天明・中央研究院物理研究所副研究員(出展プロジェクトリーダー、前列右8)および中央研究院の呉茂昆院士(前列左8)、李定国院士(前列右6)、張嘉升・物理研究所所長(前列左7)、並びに台湾パビリオン出展者ら
今回は、「台湾パビリオン」出展20周年にあたり、出展プロジェクトチームは「nano tech 2024」開幕日に特別ゲストとしてナノテクノロジー国家型プロジェクト責任者および歴代ナノテクノロジー主軸プロジェクト責任者を務めた呉茂昆院士、李定国院士、張嘉升所長らを招き、「台湾パビリオン」出展20周年開幕イベント・ミニ演奏会を開催した。「台湾パビリオン」出展プロジェクトリーダーの荘天明・副研究員が開幕式の司会進行を務め、謝長廷・駐日代表が挨拶を述べた。また、ミニ演奏会では台日の優秀な音楽家らにより、モーツァルト「セレナーデ」、陳維斌「月光花」「水面月影」、日本民謡組曲などが演奏され、テクノロジーとアートのコラボレーションが「台湾パビリオン」の開幕に花を添えた。
謝長廷・駐日代表は、「台湾は長期にわたり、ナノ材料、医療、計測機器設備など、ナノテクノロジーの研究開発と運用を推進してきた。世界最大規模のナノテクノロジー展示会で科学技術交流を進め、台湾における最新のナノテクノロジー研究開発の成果を展示することにより、より多くのナノテクノロジー応用とスタートアップ企業の商談チャンスを創出することを期待している」と挨拶した。謝・駐日代表および鄒幼涵・駐日代表処顧問、駐日代表処科学技術部、並びに招待ゲストらは各出展ブースを回り、会場の産・学・研の各出展者らと交流し、出展者らがナノテクノロジーの国際協力をより一層拡大できるよう期待した。
今回の「台湾パビリオン」は、「ナノ電子/光学」、「ナノ・バイオ医農学」、「ナノ計測機器設備」、「ナノ材料とその応用」、「エネルギーと環境」の5大分野から、計21の産・学・研の業者・機関が出展し、28項目にわたる台湾のテクノロジー研究開発の成果を展示している。同展には、学術・研究界からは中央研究院、工業技術研究院、台湾大学、台湾科学技術大学、台北医学大学、中興大学、成功大学、中山大学、ハーバード大学マクリーン病院、産業界からは洛克索熱導(Luxor Thermal LTD.)、全敏尖端材料科技(ZANY Materials Technology Ltd.)、首創奈米科技(Strong Nano Tech. Co., Ltd.)、富鑫奈米科技(Just Nanotech Co., Ltd. )、佐信科技(Protrustech Co., Ltd.)、奈維(Nanovie Co., Ltd.)、矽基分子電測科技公司(Molsentech)、合記化學(Houchi Chemical Co., Ltd.)、安可光電(AimCore Technology Co., Ltd. )などの業者が出展した。
《2024年1月31日》