謝長廷・駐日代表が「FOODEX JAPAN 2024」台湾パビリオンの開幕式典に出席
台北駐日経済文化代表処の謝長廷代表は3月5日、東京ビッグサイトで開幕した「FOODEX JAPAN 2024(国際食品・飲料展)」の会場を訪れ、台湾パビリオンのオープニングセレモニーに出席した。今年の台湾パビリオンには政府関連、8つの食品業界団体・協会、13の地方自治体、178の業者などが出展し、189のブースを設けた。この台湾パビリオンの規模はこれまでで最大となり、海外からの出展国の中でも2番目の大きさとなった。
謝・駐日代表はあいさつの中で、「2023年に台湾から日本への食品輸出額は約7億米ドルに達したが、日本が海外からの食品輸入額は150億米ドルであり、日本市場への輸出にはまだ大きな発展の余地がある」と期待を寄せた。
黄志芳・台湾貿易センター(TAITRA)会長、李冠志・経済部国際貿易署副署長、范美玲・農業部主任秘書もそれぞれあいさつの中で、「出展各社が、日本の消費市場や最新のトレンドに対応した商品を展示している。本展を通して、台湾の最高の食品や農水畜産品をはじめ、技術、優れた品質、マーケティング、カスタマーサービスなどを日本市場さらには世界へと広げていきたい」と述べた。
式典では、出展した13の地方自治体のトップや関係者も、それぞれ地元の特産品や加工品などを力強くアピールした。今年の台湾パビリオンでは農業部が「台湾農水産物パビリオン」で主力および最新の農水産物を紹介している。また、「台湾特産商品エリア」では、健康を重視したシルバーフード、オーガニックフード、レトルトフード、SDGs食品など最新のトレンド食材を展示している。
また、開幕式の前日(3/4)には、都内のホテルで「FOODEX JAPAN 2024台湾パビリオン出展記者会見」も開催された。出席した周学佑・駐日副代表は、「台湾の食品は海外の多くの人に好まれ注目されている。出展で大きな実りがあるよう願っている」とあいさつした。記者会見ではウナギ、カラスミ、ハチミツなど出展した各地方自治体の農水産品・加工品の魅力やゲストのビビアン・スーさんによる台湾のおすすめフードなどの紹介が行われた。
開幕式の翌日(3/6)には、日本の青果物流通グループ「㈱ファーマインド」が主催した台湾パイナップルのプロモーションイベントが東京・有楽町で行われ、台湾の陳駿季・農業部代理部長らが出席し、台湾産パイナップルのおいしさ、品質の高さをPRした。
「FOODEX JAPAN 2024」台湾パビリオン開幕式テープカット
左から黄偉哲・台南市長、范美玲・農業部主任秘書、謝長廷・駐日代表、黄志芳・台湾貿易センター(TAITRA)会長、李冠志・経済部国際貿易署副署長、
周春米・屏東県長、翁章梁・嘉義県長、徐榛蔚・花蓮県長、黄敏恵・嘉義市長。(開幕式にはさらに[以下、順不同] 張麗善・雲林県長、王恵美・彰化県長、林姿妙・宜蘭県長、鍾東錦・苗栗県長、羅達生・高雄市副市長、王志輝・台東県副県長、蘇瑞祥・南投県農業処長、江信潔・桃園市経済発展局専門委員らが出席した)
開幕式前日に開催された「台湾パビリオン出展記者会見」
写真右から翁章梁・嘉義県長、范美玲・農業部主任秘書、李冠志・経済部国際貿易署副署長、黄志芳・台湾貿易センター(TAITRA)会長、ゲストのビビアン・スーさん、周学佑・駐日副代表、周春米・屏東県長、黄敏恵・嘉義市長
ゲストのビビアン・スーさん(左)と黄志芳・台湾貿易センター(TAITRA)会長
「台湾パビリオン出展記者会見」会場に展示された各地方自治体の新商品
台湾パイナップルのプロモーションイベント
写真左から林麗芳・農業部国際事務司長(国際局長)、農業部の陳駿季・農業部代理部長、飯田克成・ファーマインド本部長、范美玲・農業部主任秘書、陳吉仲・農業部前部長(前大臣)
《2024年3月6日》