【お知らせ】中華民国政府は、「世界保健機関」が5月12日の記者会見で、我が国の「世界保健大会」参加について受け入れ難く、またWHO秘書室に対し深い不満の意を表明する。

中華民国外交部新聞原稿
PRESS RELESE

第070号 2017/05/12

中華民国政府は、「世界保健機関」が5月12日の記者会見で、我が国の「世界保健大会」参加について受け入れ難く、またWHO秘書室に対し深い不満の意を表明する。

WHO秘書室執行理事会及び外部担当の処長アームストロング氏（Timothy Armstrong）がジュネーブ時間2017年5月12日朝9時30分に開いた記者会見会の際、我が国がWHAに招待されていないとの記者からの質問に対し、WHOは両岸の諒解がないが故、これまで台湾に招待状を出したことがないが、WHOの技術関係の会議の場合、台湾の参加は影響しないと述べた。外交部はこれらのWHOの不確実な説明に対し、WHOに不快な不満の意を表明する。

WHOは国際的な保健専門の組織であり、その憲章に基づいて、全ての人類の健康福祉の為に活動する。種族、宗教、政治信仰、経済あるいは社会条件の異なりによって区別する事があってはならない。世界の健康人権価値はWHOの規約に明白に記載されている事である。WHOが台湾をWHA(年次総会)に招待されることは、台湾が平等な立場でWHOの各活動や技術的な会議に参加する基礎である。

外交部は、WHOがその憲章の宗旨に従わず、また特定会員の政治利益の為に、国際社会が台湾をWHA参加への支持の呼びかけを無視するに事対し、大変失望する。病原は、国境なく広まるものであり、また伝染病の防止に不足があってはならない。ましてや、健康保健の基本的人権は、政治の条件に支配されるべきではない。これは全世界各国みなが認めている価値観であると共に、我が政府が、全台湾2千3百万人の福祉のために、積極的に努力し求める規範である。

我が国はWHA技術的な会議の参加申請の際、政治的要素により断られる比率は非常に高く、台湾が国際社会と共同して、全世界の防疫活動をすることが極めて困難だ。WHOはこれらの要素を排し、台湾が各会議、メカニズム、活動に参加できるようすべきである。

再度申し上げるが、我が政府には、全台湾の人民を代表し、全台湾2千3百万人の健康に対する責任がある。政治的要因で、台湾を参加させないことは、WHOの規約に反し、さらには、台湾人民の権利を剥奪することである。WHOや各関連の機関には、台湾がWHAに参加する正当性と重要性を正視し、全世界健康人権の擁護と完全な防疫に共に協力して頂きたい。