【 新駐日代表、在日台湾団体から歓迎「台日の真の友情、世界の模範に」 】
6月9日に着任した謝長廷駐日代表は6月19日、在日華僑団体が開いた歓迎会に出席し、人々の期待に応えるため、懸命に努力すると今後の抱負を語った。また、熊本地震発生後の台湾による支援に触れ、台湾と日本の間にある「まさかの時の友こそ真の友」の感情は、世界の模範になると双方の絆を称えた。歓迎会を開催したのは、日本中華聯合総会、在日台湾同郷会、在日台湾婦女会、日本台湾医師連合などで、会には政官財各界から約400人余りが出席したとのこと。謝代表はあいさつの中で、自身の駐日代表への就任は、台湾の代表としてであり、民進党を代表するものではないとした上で、代表処は双方の絆を深化させるべく全力で支援していくと伝えたとのこと。(2016/6/20)
【 台北で開催の国際食品見本市、日本から過去最多の103団体が出展 】
国際食品見本市「第26回台北国際食品展」(FOOD TAIPEI)が6月22日、台北市内で開幕した。台北国際包裝工業展(TAIPEI PACK)や台北国際食品加工設備と製薬機械展(FOODTECH & PHARMATECH Taipei)など関連の4つの展示会と同時開催され、出展数は合計1656団体、3981ブースに上る。日本パビリオンには過去最多となる103団体が参加する。5つの展示会には、今年は合計36の国・地域が出展。ブース数は前年より1.56%増え、過去最大規模となった。台湾貿易センター(中華民国対外貿易発展協会、TAITRA)の黄文栄秘書長によると、台湾パビリオンには特色豊かで、認証を得ている農産物が出展。中部・雲林や南部・高雄、台南、東部・台東も特設ブースを設置している。さらに、行政院食品安全弁公室は、科学技術と食の安全をテーマにしたブースを出展。台湾産食品の国際競争力をPRする。(2016/6/23)
【 台湾の先住民パフォーマンスグループ、東京で公演 独特の価値観を伝える 】
台湾原住民(先住民)のパフォーマンスグループ「原舞者」が6月19~20日、アミ族とプユマ族の音楽と舞踊を、それぞれ台北駐日経済文化代表処台湾文化センター、慶応義塾大学三田キャンパスで披露した。公演テーマはどちらも「海への記憶」。台湾文化センターの朱文清主任は、今回の公演により、日本の人々の台湾文化の多元性に対する理解促進を後押しできたのは喜ばしいことだと語った。公演は文化センター開館1周年の記念イベント「台湾カルチャーフェスティバル」の一環として開催されている。(2016/6/22)
【 高雄市、台湾初の2階建て観光バスを8月から運行へ 新たな名物に 】
高雄市は台湾で初となる2階建て観光バスを8月から運行する。運営元となる高雄バス(高雄客運)は観光バスの魅力を高めようと、外観デザインを一般公募。より多くの観光客を引きつけられればとしている。バスは有名観光地の愛河に隣接するアンバサダーホテル(国賓大飯店)を起点・終点とし、ショッピングセンターのドリームモール(夢時代)や観光エリアの哈瑪星などを巡る。運行時間は約50分で、運賃は300台湾元(約975円)以下になる予定。高雄バスによると、2階部分はオープン式が採用され、2階は26人、1階は10人が乗車可能。バスは高さ4メートル、全長12メートルとなる。運転手にとっては新たな挑戦となるため、同社は運転手の訓練を実施。車両の安全検査を全て完了させた後に運行を開始する。 (2016/6/23)
【 アジアの大学ランキング 台湾大は15位 】
英教育専門誌タイムズ・ハイヤー・エデュケーション(THE)は6月20日、2016年版アジアの大学ランキングを発表した。アジアの1位に輝いたのはシンガポール国立大学で、台湾の最高学府、台湾大学(台北市)は15位となり、前年の17位より2つ順位を上げたことが分かった。THEは4年前から同ランキングを発表。論文引用数や国際化の程度など13項目で評価している。今回台湾の大学で上位200位以内に入ったのは24校で、同100位以内は10校。台湾当局によると、今後はこれまで以上に大学の国際化を進め、特に名門大学でより世界的な影響力のある研究に取り組んでいくことで更に高い順位が狙えるのでは、と提言している。 (2016/6/22)
【 台湾の港湾運営会社、高雄港のクルーズ船母港化を計画 】
高雄港など台湾の港湾を運営する台湾港務の李泰興総経理(社長)は6月20日、観光振興のため、来年にも同港を母港とするクルーズ船を運航させる計画を明らかにした。高雄港にはこの日、プリンセスクルーズ社が運航する大型クルーズ船、ダイヤモンドプリンセス号が寄港。船上では旅行業者などを集めた交流会が開かれ、同社の取り組みなどが紹介された。李総経理によると、今年台湾に寄港したまたは寄港する予定のクルーズ船は延べ544隻で、旅行者は86万人に上る。台湾でもクルーズ船の旅行需要が高まっており、さらなる市場拡大を図りたいとしている。 (2016/6/22)
【 台湾の航空機メーカー会長、企業連携による国際競争力強化を提唱 】
台湾証券取引所はこのほど、航空宇宙産業をテーマにした業績発表会を台北市内で開いた。軍用機などの開発・製造を手がける漢翔航空工業の廖栄鑫・董事長(会長)は発表会で、同産業にかかわる台湾企業同士が連携し、国際市場における競争力を向上させるべきだと訴えた。廖氏は、世界の航空運輸業は成長を続けており、その影響で航空機製造業の需要も増加していると分析。その上で、国際市場で商機をつかむために、年々厳しくなる世界の大手メーカーからの値下げ要求に応えなければならないと強調した。(2016/6/18)
【 台湾・嘉義のハイヒール型教会、ギネス世界記録に認定 】
南部・嘉義県布袋鎮に今年登場したハイヒール型の教会が6月23日、世界最大のハイヒールの形をした建築物として、ギネス世界記録に認定された。張花冠県長は、周囲の観光スポットと合わせてより多くの観光客を呼び込めればと喜びを語った。同教会は青色のガラスを320枚と1296本のステンレスを使用して建設された。その独特な外観により注目を集め、すでに人気の観光地になっている。デザインには、かつて同地を含む中南部の沿海地域に存在した風土病により、バージンロードをハイヒールで歩くのを諦めた女性の夢を叶えたいとの思いが込められているとのこと。(2016/6/24)
【 台湾・台中の大学生、日本など世界各地でボランティア活動へ 】
亜洲大学(台中市)の学生らで構成されたグループが、夏休みを使って海外でボランティア活動を行うため、続々と出国している。中には日本に滞在する学生もおり、同大関係者は成果に期待を寄せている。海外ボランティアとして出国するのは外国語学科やソーシャルワーク学科、学生会の学生など7グループ108人。日本のほか、カンボジア、マレーシア、香港、マカオで活動する。参加者の中には6人の日本人留学生もおり、台湾の学生19人を連れて、青森、千葉、奈良、大阪、福岡、宮崎などを訪問。2週間にわたって保育施設や学習施設、行政機関、民間団体などで活動に取り組む。人文社会学院(学部)の陳英輝院長は、学んだことや知恵を生かして、価値あるサービスを日本の人々に提供してもらいたいと激励している。(2016/6/24)
【 台湾見本市・展覧会情報 ― 2016年台湾国際漁業展 】
2016年11月9日より3日間、高雄展覧館にて台湾国際漁業展が開催される。中華民國対外貿易発展協会等の主催。出展品目は漁業関連工具、漁船用設備、養殖関連技術、海産物飼料及び飼料関連技術、海産物、海産調理品、海産加工機械等多岐に渡っている。詳しい情報は以下公式HP及び添付ファイル参照。
HP : http://www.taiwanfishery.com/zh_TW/index.html