【 米駐台代表、武器売却などが「台湾の民主主義維持に寄与」と強調 】
米国の対台湾窓口機関、米国在台協会(AIT)台北事務所のキン・モイ所長は6月29日、米台関係の良好さをアピールした上で、米国が昨年12月に発表した約18億米ドル(約1847億7000万円)の武器売却や双方の軍事交流は、台湾が自らの民主主義を守るのに役立っていると強調した。キン所長はAIT台北事務所が開いた独立記念日(7月4日)の祝賀行事で、昨年6月の着任以来、米台は多くの分野で協力してきたと指摘している。祝賀行事には、陳建仁副総統、蕭万長・元副総統、王金平・前立法院長(国会議長)らが出席。外遊中の蔡総統も録画映像で登場し、台米の関係強化に取り組んできた人々に感謝を示した。(2016/6/29)
【 台湾・台南でマンゴー祭りが開幕 価格高騰も根強い人気 】
マンゴーがテーマの観光イベント「台南国際マンゴーフェスティバル」が6月25日、南部・台南市で始まった。今年は冬季に歴史的な低気温を記録するなど異常気象の影響でマンゴーの価格は例年の2倍以上に高騰しているが、それでも走馬瀬農場で行われたイベントには、日本やシンガポール、香港などから多くのバイヤーが訪れた。同フェスティバルは8月17日まで続き、マンゴーかき氷のコンテストや農業体験、料理教室などが市内各地で順次実施される。フェスティバルが開催されている台南市は改良種のマンゴーの生産量が台湾一で、作付面積は台湾全体の54%を占める。中でも同地で生産されるアップルマンゴー(愛文)は日本などでも高い人気を誇る。(2016/6/2)
【 タイガーエア台湾、台北―仙台線就航 初便の搭乗率は95% 】
チャイナエアライン(中華航空)系格安航空会社(LCC)のタイガーエア台湾(台湾虎航)は6月29日、台北(桃園)―仙台線を開設した。当面は週4便の運航。初便の搭乗率は95%だった。台湾のLCCが東北地方に進出するのは初めて。同社が就航する日本の空港は7カ所、日台路線は9路線となった。尚、同社は8月12日に台湾系LCCとしては北海道内で初めて台北(桃園)―函館線に就航することとなっており、今後北海道新幹線を利用して仙台と函館の両方をめぐることができるとして利便性を強調している。(2016/6/30)
【 台湾の大学生、ドイツ「iF学生デザイン賞」で最高賞獲得 世一に 】
雲林科技大学視覚伝達設計学科3年の許智偉さんが現地時間6月17日、ツ・ハンブルクで開かれたデザインコンテスト「iF学生デザインアワード2016」授賞式で、最高賞金の5000ユーロ(約57万円)を獲得した。喜びの知らせに、同大の侯春看校長(学長)は許さんを「台湾の誇りで大学の誇りだ」と称えた。同コンテストには世界64の国・地域から1万1000件近くの応募が寄せられ、100人が入賞。さらにそのうち上位9人に賞金総額3万ユーロが贈られた。5000ユーロを手にしたのは許さんを含めて3人。許さんは「RAINDROP」と題したポスターを出展。作品では地球の環境汚染の危険性を表現し、環境保護に対するメッセージを伝えている。(2016/6/2)
【 台湾・台中市観光局が大分視察 温泉通じた観光促進目指す 】
台中市政府観光旅遊局はこのたび、大分県由布院温泉を訪問し、観光分野で視察を行った。日台の交流を通して、国際的知名度の向上や地域の発展につなげたい考えだ。台中市は2015年11月に大分県と「観光友好交流連携に関する協定」を締結。陳盛山観光旅遊局長は、日本の温泉地にある宿泊業者の特色ある細やかなおもてなしに学び、台中の温泉地の経営モデルを改善したいと語る。今年8月にも由布院側との交流を行うほか、今後は別府温泉などとも覚書きに調印する方針。陳局長は由布院について、文化の息遣いを感じられる場所として、温泉に入るだけではない多元的な温泉文化を学びたいと意気込んでいる。(2016/6/2)
【 ICカード「iPASS」、7/1から台北メトロで全面利用可に 】
南部を中心に普及している交通系ICカード「iPASS」(一カー通)が、7月1日から台北メトロ(MRT)で全面的に利用可能となる。運営会社はさらなる利用者獲得に向け、さまざまな作戦に取り組む考えだ。iPASSの新規発行枚数は年間約300万枚。総発行枚数は現在までに960万枚に達しており、今年末までに1200万枚の突破を目指す。7月からは台北メトロと高雄メトロ双方で、特定の金融機関が発行するiPASS機能を持ったクレジットカードを利用した場合、運賃が実質5%割引になるキャンペーンを12月まで実施する。また、今後は身に着けて使用するウェアラブル端末やスマートフォンと融合を進める予定で、7月中旬にもブレスレットタイプの商品を発表するとしている。(2016/6/30)
【 高雄に鉄道博物館 台湾の風景再現した大型模型など展示 】
高雄市内の文化施設、駁二芸術特区に6月30日、鉄道をテーマにした博物館「哈瑪星台湾鉄道館」が開館した。台湾の鉄道風景を再現したHOゲージの大型模型などが展示され、鉄道の魅力を感じられるほか、歴史を振り返ることができる。この日行われた開館式典には高雄市政府文化局の史哲局長や特別展に協力した原鉄道模型博物館(横浜市)の原丈人副館長らが出席した。入館料は199台湾元(約635円)。一般への開放は7月3日から。(2016/7/1)
【 台湾新幹線の南港駅開業 鉄道ファン、一番列車を祝福メッセージで彩る 】
台湾高速鉄路(新幹線、高鉄)の南港駅が7月1日開業し、全線が開通した。一番列車の車窓には、熱心な鉄道ファンによって開業を祝うメッセージが掲げられ、駅は祝賀ムードに包まれた。「祝!台湾高鉄南港全線開業」と書かれたメッセージを張り出したのは、4人の鉄道ファン。その中の一人である呉さんによると、南港駅の乗車券が販売開始された際に、一番列車1号車の窓側の席を前方から6席連続で購入していたという。この日は同駅で開業式が行われ、陳建仁副総統や林錫耀・行政院副院長(副首相)、王国材・交通部政務次長などが出席した。南港駅は高鉄の最北端の駅となり、台北駅の混雑緩和が見込まれている。南港駅には高鉄のほか、台湾鉄道や台北メトロ(MRT)も乗り入れている。(2016/6/2)
【 台湾見本市・展覧会情報 ― 2016年台湾国際ソーラー産業見本市 】
10月12日(水)より3日間、台北南港展覧館(台北市南港区經貿二路1号)にて「2016年台湾国際ソーラー産業見本市」が開催される。中華民国対外発展協会(TAITRA)の主催。出展品目はソーラー電池及び材料、ソーラー発電システム、電力変換システム、関連パーツ、蓄電池など、ソーラー産業に関わるもの全般。詳しくは以下HP及び添付ファイル参照。