【 台湾のTOEFLスコア、アジアで12位 日本や中国大陸上回る 】
教育部(教育省)は7月7日、アジア30カ国・地域を対象にした2015年の英語能力測定試験「TOEFL」の成績ランキングを発表した。台湾は12位で、日本(26位)や中国大陸(17位)を上回った。トップは英語を公用語とするシンガポール。上位にはインド、フィリピン、マレーシア、香港など、かつてアメリカ・イギリスの統治下にあった国・地域が並んだほか、英語学習が盛んな韓国も10位にランクインしている。台湾のTOEFLスコアは80点(120点満点)で、アジア平均(79.6点)を超えている。(2016/7/8)
【 台湾のコンテンツを日本に 台湾貿易センターがパビリオン出展 】
東京ビッグサイト(東京都)で6月29日~7月1日に開催されたライセンス取引の専門展、「第6回キャラクター&ブランド ライセンス展」。台湾貿易センター(中華民国対外貿易発展協会、TAITRA)が出展した台湾パビリオンには計10社が参加し、多数のバイヤーと商談を行った。TAITRAが同展に台湾パビリオンを出展するのは初めて。イベントでは、海外での受賞歴を持つ台湾人クリエーター、馬賽Kyoさんの作品「小紅人」や、ゲーム開発などを手掛ける唯晶科技の漫画「参天律」などが人気を集めた。今後、日本で商品化される可能性もあるという。TAITRAは更なる商機を創出するため、7月27日に台湾でライセンスに関するイベントを開催するとしている。(2016/7/6)
【 台湾、日本人技師が手がけた烏山頭ダムなど 保存強化と再活性化へ 】
文化部(文化省)は7月7日、行政院院会(閣議)で重大政策と位置付ける歴史的価値のある場所や施設の保存強化と活性化を図る計画の概要を明らかにした。日本統治時代に八田與一技師が手がけた烏山頭ダム(台南市)と嘉南大圳周辺地域も対象に含まれている。行政院の童振源報道官によると、林全行政院長(首相)は、政府による公共投資で各地の文化資産と資源を活用し、文化的景観を生み出せればとコメントしたという。計画の第1弾として発表されたのは、10県市11カ所。日本統治時代関連では台東県台東市内に残る宿舎群や高雄市の哈瑪星地区なども名を連ねた。また、第2弾では11県市13カ所を対象に計画を進めるとしている。 (2016/7/8)
【 日本統治時代の建築利用した台湾文学館、100周年に 】
日本統治時代の台南州庁を再利用した「台湾文学館」の落成100周年を祝い、同館で7月6日、会見が開かれた。文化部の鄭麗君部長は、文化を根付かせ、文化資産を保護していくことに尽力していく姿勢を示している。同館は台南州庁として1916年にオープン。設計は日本統治時代に数多くの官庁を手掛けた森山松之助が担当した。戦争や長年の放置で建物の多くの部分が損傷していたものの、1997年から8億台湾元(約24億8400万円)を投じて修復工事が行われ、2003年10月より国立の文学博物館「台湾文学館」として開館しているところ。(2016/7/8)
【 平渓観光をより便利に 鉄道とバスのセット券発売 日帰りツアーも 】
人気観光地である平渓エリアの美しさをより多くの人に知ってもらおうと、新北市政府観光旅遊局は7月5日、鉄道とバスを自由に乗り降りできる乗車パスの販売、同エリアのディープな魅力を体験できる日帰りツアーの受付をともに開始した。同市は、平渓観光がより便利になるとしている。乗車パスは1日券と2日券の2種類があり、価格はそれぞれ250元(約780円)と450元(約1400円)。これらは計3000セットの限定販売で、ツアーに応じて、農園での収穫体験や十分の滝(十分瀑布)の見学、“猫村”と呼ばれる猴硐駅周辺地域の散策などが楽しめる。(2016/7/8)
【 個人旅行客向けICカード、中台湾と台東版が新登場 観光がより便利に 】
交通手段と観光を組み合わせた個人旅行客向けICカード「台湾おもしろカード」(台湾好玩卡)に、新たに「中台湾限定」と「台東限定」の2種類が登場する。交通部観光局が7月5日、発表した。同カードはこれまでは南部・高雄市、屏東県、離島・澎湖県で使える「高屏澎限定」と東部・宜蘭県で使える「宜蘭限定」の2種類が発行されていた。旅行者は事前にインターネット上で好みの観光プランを購入すれば優待価格で旅を楽しめる。現地での支払いは不要。また、交通機関や観光スポット、提携施設などで割引なども受けられる。観光局は同カードを通じ、年々増加する個人旅行客のニーズに応えたいとしている。(2016/7/5)
【 果物の高騰続く 上げ幅は過去10年7カ月で最大 】
行政院(内閣)主計総処は7月5日、2016年6月の消費者物価指数を発表した。これによると、前年同月比では0.9%上昇と穏やかな変化となった一方、天候不順で不作が伝えられる果物の上げ幅は35.81%となったことが分かった。6月の果物購入額は1家庭当たり平均497元(約1570円)増えた計算になる。上げ幅は過去10年7カ月で最大。食品類では青果、水産品、食肉と卵の価格が前年同月より上昇した。また、一部の穀物とその製品、外食費、水道料金なども前年同月より負担が増加。一方で燃料費や電気料金は下落し、デジタル製品などの価格は値下がりしたとしている。(2016/7/5)
【 日台の高級ホテルがコラボ 台湾の名料理人、帝国ホテルで腕を振るう 】
台湾の高級ホテル「ザ・シャーウッド台北」(西華飯店)と日本の老舗ホテル「帝国ホテル」がPRのため、それぞれの名料理人を期間限定で交換し、自身の名物を提供するイベントを行うことがわかった。まずはザ・シャーウッド台北の高鋼輝料理長が7月に帝国ホテル東京、同大阪に出向き、腕を振るう。対して、9月末からは帝国ホテルの田中健一郎総料理長が台北で自慢の料理を提供するとのこと。高シェフは、日台のグルメ交流を通じ、より多くの人が台湾に足を運んで料理を味わい、台湾の風土や人々に理解を深め、双方の友好関係を促進できればと期待を示している。(2016/7/5)
【 台東で熱気球フェスティバル 日本の窓口機関幹部が視察 】
台東県鹿野郷で7月1日、毎年恒例の台湾国際熱気球フェスティバルが開幕した。この日は日本の対台湾窓口機関、交流協会高雄事務所の山下文夫次長らが会場を視察。日本人訪台旅行者の増加を願った。同イベントは2011年から開催。世界中から集まった30個以上の熱気球が打ち上げられ、東部の絶景を空から見渡せる。初めて熱気球に乗ったと話す山下次長は、台東県政府の観光振興に向けた積極的な取り組みが分かったとし、日台交流の促進を通じたさらなる産業発展に期待を寄せた。 (2016/7/5)
【 台中市の地下鉄「グリーンライン」建設工事順調 進捗率は64% 】
台中メトロ(MRT)グリーンラインの建設工事が順調だ。今年5月末の進捗率は64.19%で、当初の計画よりも早く進んでおり、関係者は2020年12月の正式開業に自信をのぞかせている。同線は北屯―烏日間16.71キロを結ぶ新線。高架橋や駅の躯体工事や電気設備の設置工事などのほか、車両の製造が進んでいる。目抜き通りの台湾大道と文心路付近に設置される駅周辺では、メトロの開通に合わせて複合型商業施設を建設する計画。交通局の王義川局長はさらなる経済発展に期待を寄せている。 (2016/7/5)
【 嘉義の観光路線バス、7月9日から運行 故宮南院などの名所つなぐ 】
観光シャトルバス「台湾好行」の新路線「故宮南院線」が7月9日、運行開始される。同路線は国立故宮博物院南部院区(故宮南院、嘉義県)や新港奉天宮など嘉義県内の名所をつなぐこととなり、旅行者はより便利に観光を楽しめるようになる。また、同路線では上記2カ所のほか、日本統治時代の建物などが保存されている「檜意森活村」(ヒノキビレッジ)、映画「KANO」やドラマ「流星花園~花より男子~」のロケ地として使われた「中正大学」などに停車する他、台湾高速鉄道嘉義駅や台湾鉄路嘉義駅、同民雄駅からのアクセスも便利なため、嘉義を訪れる個人旅行者にとっては大変うれしいサービスとなる。(2016/7/4)
【 台湾見本市・展覧会情報 ― 2016年台湾国際漁業展 】
2016年11月9日より3日間、高雄展覧館にて台湾国際漁業展が開催される。中華民國対外貿易発展協会等の主催。出展品目は漁業関連工具、漁船用設備、養殖関連技術、海産物飼料及び飼料関連技術、海産物、海産調理品、海産加工機械等多岐に渡っている。詳しい情報は以下公式HP及び添付ファイル参照。
HP : http://www.taiwanfishery.com/zh_TW/index.html