【 台湾の国会議員団、8月1日に訪日へ 安倍首相実弟らと交流 】
与党・民主進歩党(民進党)の蘇嘉全・立法院長(国会議長)率いる、台湾の超党派議員連盟「台日交流聯誼会」所属の立法委員(国会議員)約20人が、8月1日から東京を訪れる。訪問団は同2日、自民党の細田博之幹事長代行と、日本の民進党の枝野幸男幹事長の下を訪問。同3日には安倍晋三首相の実弟で、「日本・台湾経済文化交流を促進する若手議員の会」会長の岸信夫衆院議員らと交流、同日夜には日本側の超党派議員連盟「日華議員懇談会」主催の歓迎会に出席し、4日に台湾へ戻る。蘇氏は、史上初の民進党所属の立法院長で、5月に設立された台日交流聯誼会の会長を務めている。(2016/7/29)
【 投資拡大目指し…経済省次長らが渡日、日本企業訪問へ 】
経済部(経済省)の沈栄津政務次長らが7月30日まで日本に滞在する。東京などで企業約10社を訪問し、台湾への投資を呼びかけ、協力関係のさらなる強化を図る方針。経済部は、日本には高い技術開発能力や良好なブランドイメージがあり、台湾は充実したハイテク技術と製造業のサプライチェーンを持つと強調。さらなる産業協力の可能性があるとの考えを示した。滞在中には投資意向書への署名を目指すほか、洋上風力発電やスマートシティ、半導体産業など5分野で投資説明会を開催し、台湾の投資環境について理解を深めてもらうとしている。(2016/7/25)
【 日台芸術交流展、台北で 日本の工芸家6人の作品を紹介 】
日台の芸術家の作品を集めた特別展「円・台日芸術交流展」が、台北市の長流美術館台北館で7月23日から開かれている。台湾の芸術家2人の作品とともに、染色工芸家で京都府指定無形文化財保持者の羽田登さんなど日本を代表する工芸家6人がそれぞれ手掛けた染織やガラス工芸、漆器、陶器などを展示し、日本の工芸品の美しさを伝えている。今回のテーマは「円」。円は東洋哲学において調和や融和などを意味する。出展する芸術家らは、温もりあふれる今回の特別展を通じ、来場者に精神的な満足感を得てもらえればと期待を寄せている。会期は来月7日まで。(2016/7/26)
【 MRT桃園空港線の券売機は10言語に対応へ 】
桃園メトロ(MRT)は開業に向けた試験が続く空港線の各駅に設置される乗車券販売機や交通系ICカードのチャージ(入金)機などについて、10言語に対応させると発表した。海外から訪台する旅行者の便宜を図るとしている。同社の陳凱凌総経理(社長)は、国の玄関口である桃園空港に接続するため、多くの外国人が利用することに配慮したと語る。導入される言語は、中国語繁体字および簡体字、日本語、英語、韓国語、ドイツ語、インドネシア語、マレーシア語、タイ語、スペイン語。将来的に対応言語を増やす可能性もあり、更なる国際化を図りたいとしている。(2016/7/24)
【 李登輝元総統、石垣島訪問 「台湾の移民は誇り」 】
李登輝元総統は7月30日、沖縄県石垣島を訪問し、パイナップル産業の発展に貢献した台湾からの移民を記念する「台湾農業者入植顕頌碑」を見学。台湾の移民は台湾の誇りだと感想を述べた。2000年の総統退任後8回目の訪日。2008年には沖縄県を訪問しているが、石垣島を訪れるのは今回が初めて。曾文恵夫人ら家族も同行した。李氏は、台湾と石垣島は日本統治時代から密接な関係があったと強調。移民を受け入れた石垣島民に感謝の意を示した。また、顕頌碑は双方の融和の象徴だと語り、友好の証として歴史を伝える役割に期待を寄せた。李氏は同31日午後に全国青年市長会で「石垣島の歴史発展から提言する日台交流のモデル」について演説し、8月3日に台湾に戻る予定。 (2016/7/31)
【 日系衣料チェーン「ライトオン」、台湾に海外戦略拠点 】
カジュアル衣料チェーンを展開するライトオンは7月26日、海外事業の戦略拠点として台北市に全額出資子会社の台湾莱特昴を設立すると発表した。海外1号店は2017年春にも台北市内に開業する予定。台湾には既に日系を含む若者向けアパレルブランドが進出しているが、ライトオンは豊富な品ぞろえで差別化を図っていく方針を示している。1号店は商業施設内での出店で、店舗面積は約150坪となる見通し。商品ラインアップは、基本的には日本の店舗と同じで、ジーンズ等カジュアルウエア中心。同社担当者は、「将来は他の国・地域に進出する可能性もあるが、まずは台湾での事業を安定させたい」との考えを示している。(2016/7/28)
【 台北駅の外観が新しく ライトアップでロマンチックな雰囲気に 】
台北のランドマーク、台北駅の外観改修工事がこのほど完了し、新たな姿を見せている。同駅の3000坪とも言われる屋根が全て陶器瓦にリニューアルされたほか、四面の壁は夜間にライトアップされるようになり、ロマンチックな雰囲気が演出されている。現在の駅舎は1989年に開業。5年前にロビーが改修され、外観の工事は3年前から始められた。今回の工事は老朽化が進んでいた屋根を重点項目とし、漏水対策のため防水性の強化や排水管の交換などが行われている。台湾鉄路管理局(台鉄)は7月28日に台鉄125周年と駅舎景観工事の完了を祝うイベントを開催、記念のセット入場券の限定販売などが行われる。(2016/7/25)
【 日本統治時代の宿舎がカフェに 地域の活性化に貢献 】
雲林県斗六市内に日本統治時代に建設された建物を活用し、約1年半前にオープンしたカフェ「凹凸咖啡館」が、憩いの場として多くの市民に親しまれ、地域の活性化に貢献している。建物は日本統治時代に台湾人子弟の初等教育機関、公学校の教職員宿舎として建設された。以前は周辺一帯に日本家屋が多く残っていたが、戦後になって時代の変化や老朽化により軒並み荒廃。一時は全てに取り壊しの危機が迫ったものの、約20年前に自治体関係者らが歴史的資産の保護に取り組み、修復が不可能とされたもの以外の保存が決まった。今では青々とした芝生や日本統治時代から残る巨大なマンゴーの木が茂る庭に、市民がひっきりなしに散歩や遊びに訪れる。オーナーによると、今後は周辺に残る日本家屋も修復作業が始まる見込みで、地域のさらなる発展に期待が寄せられている。(2016/7/25)
【 台湾・屏東県、10月から「ペッパー」導入へ 公的機関初 】
屏東県政府は7月22日、ヒト型ロボット「ペッパー」4台を10月から導入すると明らかにした。公的機関への同ロボットの配備は台湾では同県が初めて。屏東県政府は、ペッパーをホールでの案内やダンスの披露、国内外での観光PR、学校への派遣など、様々な用途に使用するとしている。ペッパーは台湾の鴻海(ホンハイ)精密工業が製造を請け負うロボットで、ソフトバンクが昨年6月に日本で発売し、人気を集めている。 (2016/7/23)
【 台湾見本市・展覧会情報 ― 2016年高雄国際食品見本市 】
2016年10月27日より4日間、高雄展示ホールにて2016年高雄国際食品見本市が開催される。中華民國対外貿易発展協会の主催。出展品目は野菜・果物、生鮮農産食品、水産食品、冷凍調理食品、肉類および乳製品、有機食品、ベジタリアン食品、調味料および添加物、脱水食品、酒類、コーヒー、茶、飲料、キャンディー・クッキー、保健食品、レジャー食品、食器類、小型レストラン設備など多岐に渡っている。より詳しい情報は以下HP及び添付ファイル参照。
HP: