【 台湾美食展開幕 彰化県長が特産品PR 】
台湾グルメを世界にPRするイベント「台湾美食展」が8月5日、台北市内で開幕した。今年の出展数は820ブースに上り、過去最大規模となる。県内から40店舗が参加している彰化県の魏明谷県長は、この機会を利用して名物料理を味わってほしいと来場を呼び掛けた。同展は台湾観光協会が主催。1990年から開催され、今回で25回目を数える。8月8日までの会期中、会場では食事券や宿泊券が格安で販売されるほか、高級ホテルが提供する料理の試食なども行われる。この日は開幕式が行われ、林錫耀・行政院副院長(副首相)や魏県長などが出席した。魏県長は、地理的に海の幸・山の幸が集まりやすい同地の地元料理を是非楽しんでもらえれば、としている。 (2016/8/6)
【 陳副総統、千葉県知事と会談 「県民に親日の台湾を体験してほしい」 】
陳建仁副総統は8月10日、総統府(台北市)で森田健作・千葉県知事と会談した。陳副総統は森田氏に対し、同県の人々が世界で最も親日、友好的で安全な台湾の旅を体験し、両国民の相互理解が進むよう、今後も台湾観光を促進してほしいと期待を示した。森田氏は今年2月、交通部(交通省)観光局が台湾の観光発展に貢献した個人や団体に贈る「台湾ツーリズムアワード」(台湾観光貢献奨)を受賞。同月下旬には、森田氏の協力のもと、千葉県成田市最古の山車が初めて海外に飛び、桃園市で開催された「台湾ランタンフェスティバル」に参加している。(2016/8/11)
【 交通部が「田舎」観光産業の発展へ注力 外国人観光客の誘致目指す 】
都市部だけでなく、地方の観光発展を促進し、観光客にのんびりとした旅を楽しんでもらえるようにしようと、交通部(国土交通省)は8月11日、モデルプロジェクトとして台湾各地の国家風景区管理処6カ所を選び、体験型観光プランを提供していくことを発表した。同部の賀陳旦部長は、村落の均衡ある発展を促せれば、と期待を示し、将来的には外国人観光客の誘致も目指すとしている。既に台湾旅行は世界的ブームにもなりつつあるが、やはり台北市中心の観光ばかりが着目されているところ。今後は行政のサポートの下で台湾の「田舎」の観光産業が発展していくことが大いに期待されている。(2016/8/12)
【 台北・北投の図書館、世界の美しい図書館トップ20に 】
台北市の温泉地、北投にある市立図書館北投分館が、米国の情報サイト「Tech Insider」が選ぶ「世界で最も美しい図書館トップ20」に入ったことが、このほど分かった。トップ20には、映画「ハリー・ポッター」の撮影に使われたこともある英・オックスフォード大学ボドリアン図書館や東京・武蔵野美術大学図書館なども名を連ねている。北投分館は台湾初のグリーン建築の図書館として2006年に開館。自然豊かな北投公園の敷地内に位置し、鳥の鳴き声を聞きながら読書が楽しめる。2012年には米サイト「Flavorwire」で「世界で最も美しい公立図書館ベスト25」に選ばれていた。(2016/8/6)
【 桃園空港…新ターミナル建設に向け準備工事 利用時は時間に余裕を 】
台湾桃園国際空港で8月8日早朝、第3ターミナル新設に向けた準備工事が始まった。一部の周辺道路では付け替えが行われ、再来年5月まで混雑時には通過にかかる時間が断続的に15~20分増える見込み。同空港は、利用の際には時間に余裕を持つよう呼びかけている。この工事では北側滑走路と南側滑走路を結ぶ誘導路を移設し、現在ある誘導路の跡地に第3ターミナルの建設拠点を設置する。運用の効率化が図られると期待されており、2018年第4四半期の完成を目指している。(2016/8/8)
【 今年70周年 台北日本人学校創立の謎を明らかに…研究者らが調査 】
今年5月に70周年を迎えたとされる台北日本人学校の開校の経緯について、日本人の研究者を中心としたグループが調査を進めている。近年日本で問題視される外国人子弟に対する教育のあり方に一石を投じる可能性もあり、その貢献に期待が集まる。東京未来大学の所澤潤教授によると、戦後まもない1946年、台北市内には台湾在住の日本人子弟を対象にした教育機関「輔仁小学校」が開かれ、その後紆余曲折を経て現在の日本人学校となったという。同グループは輔仁小学校に通っていた元児童や当時を知る日本人学校の教員らを訪問調査。異国となった台湾で暮らす日本人を対象にした授業の様子や政府がどのような対応をとったのかなどを明らかにし、経験を日本の教育に生かしたい考えだ。(2016/8/9)
【 台湾で調査対象者の7割が臓器提供に前向き 「思いやり」精神と法改正効果か 】
臓器提供の橋渡しをする「器官捐贈移植登録中心」が独自に実施した調査によると、台湾の約7割の市民が臓器提供に前向きな考えを持っていることが分かった。調査は今年5月、16~65歳を対象に実施、5022人から回答を得たもので信ぴょう性は高い。尚、臓器の提供を考えている人のうち、実際に同意書に署名した人は12%とのことで、特に若い世代で臓器提供の意向が顕著にみられている。関係者はその理由として、台湾人ならではの「思いやり」精神だけでなく、2014年の法改正によって臓器の提供者への葬祭費用補助金給付が可能となったこと等も挙げている。(2016/8/8)
【 台湾当局、TPPに「参加したい」日本メディアに対し 日本の役割に期待も 】
台湾の経済政策立案に携わる「国家発展委員会」の高仙桂副主任委員(副大臣級)は8月8日、訪台した日本メディアの取材に応じ、環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)について「参加したい。日本が米国を後押ししてうまく運営できるよう、積極的な役割を期待する」と述べた。TPPについては、米大統領選の共和党候補に指名された不動産王、ドナルド・トランプ氏が脱退を表明し、漂流も懸念されている。これに対し、TPPを成長戦略の要と位置付ける安倍晋三政権は秋の臨時国会でTPP承認案と関連法案を成立させ、米側を牽引したい考えで、台湾当局として期待感を示した形だ。(2016/8/8)
【 台湾の伝統芸能団、東北の夏祭りで獅子舞など披露 訪台をPR 】
台湾観光PR代表団は8月3~7日まで東北各県を訪れ、岩手県の盛岡さんさ踊りや山形県の山形花笠まつりなどに参加した。伝統芸能団、伝練堂総芸団による獅子舞などで台湾の祭り文化を紹介し、台湾観光をアピールした。交通部観光局率いる代表団は日台観光交流を目的に、2007年から東北の夏祭りに参加している。代表団は8月4日に盛岡さんさ踊り、同5日に山形花笠まつりのパレードに出演。同6日には仙台七夕まつりに参加した。また同日、JR仙台駅では台湾観光協会による観光PRイベントが実施された。2015年に台湾を訪れた日本人旅行者は162万7229人。外国人旅行者の16%を占め、2番目に大きい市場となっている。(2016/8/8)
【 高雄の小学生、八王子まつりに参加 ブヌン族の伝統芸能を披露 】
南部・高雄市の樟山小学校童謡舞踏クラブのメンバーは8月6日、東京都八王子市の夏祭り「八王子まつり」に参加し、台湾原住民(先住民)ブヌン族伝統の歌謡と踊りを披露した。メンバーは、世界の人々がブヌン族の素晴らしい伝統芸能を育んだ美しい故郷に足を運んでくれればと願った。高雄市と八王子市は2006年に友好交流都市協定を結んでおり、今年で10週年を迎える。樟山小童謡舞踏クラブが先住民として海外で公演を行うのは今回が初めて。ブヌン族の最大の祭典「射耳祭」で披露される歌や踊りに創意豊かな編曲と楽器演奏を組み合わせ、ブヌン族の文化の魅力を伝えた。(2016/8/8)
【 世界「評判のいい国」ランキング、台湾が25位維持 アジア首位は日本 】
米国のコンサルティング会社、レピュテーション・インスティテュートはこのほど、2016年度版の「評判のいい国・地域」ランキングを発表した。台湾は70カ国・地域中25位で昨年の順位を維持し、米国(28位)や中国大陸(57位)を上回った。アジアトップは世界14位の日本だった。ランキングは主要先進8カ国(G8)の4万8000人が調査対象の国・地域を、訪問先としての安全性や政策の先進性など16項目の基準で評価し、ランク付けを行ったもの。世界1位はスウェーデンで、昨年首位のカナダは2位に後退した。(2016/8/6)
【 日本の人気歌手「きゃりーぱみゅぱみゅ」が4度目の台湾訪問 】
歌手のきゃりーぱみゅぱみゅが8月5日、台北市内の「ATT SHOW BOX」で同6日夜に行う公演のため、台湾を訪れた。台北松山空港では集まった100人近いファンに手を振り声援に応えたほか、サインのリクエストにも応じた。きゃりーの来台は今回で4度目。報道陣に行きたい場所を問われた際には、「九份。大好きなアニメ『千と千尋の神隠し』のモチーフになったといううわさを聞いたので」と答えた。海外公演ではできるだけ現地の言葉でファンと交流するようにしているというきゃりー。自身の「去台湾」(台湾に行く)、「早安」(おはよう)、「小籠包喜歓」(ショーロンポー好き)等のツイートが台湾のファンにも喜ばれていたとのこと。(2016/8/6)
【 台湾見本市・展覧会情報 ― 2016年台湾国際漁業展 】
2016年11月9日より3日間、高雄展覧館にて台湾国際漁業展が開催される。中華民國対外貿易発展協会等の主催。出展品目は漁業関連工具、漁船用設備、養殖関連技術、海産物飼料及び飼料関連技術、海産物、海産調理品、海産加工機械等多岐に渡っている。詳しい情報は以下公式HP及び添付ファイル参照。
HP : http://www.taiwanfishery.com/zh_TW/index.html