【 政財界での女性活躍状況、台湾はイタリア・オランダと同等に 】
労働部(労働省)が8月29日に発表した政治、経済分野での女性参加関連調査結果によると、2015年に中央・地方議会議員、企業の管理職だった人のうち、女性が占める割合が25.3%となったことがわかった。この数値は日本(12.5%)と韓国(10.5%)を大きく上回っており、既にヨーロッパのイタリア(26.6%)やオランダ(26.0%)などに肩を並べるレベル。主要国中、数値が最も高かったのは43.6%の米国で、スウェーデン(39.5%)、アイスランド(37.9%)が続いている。2005年時の同調査で台湾は約16%に留まっていたことから、近年の女性参画に係る政府の取り組みが一定の成果を挙げたことが見て取れる結果となった。(2016/8/30)
【 国慶節の祝賀式典、コンセプトは「人との近さ」 】
10月10日の国慶節(中華民国の建国記念日)まであと1カ月余り。国慶準備委員会秘書長を務める花敬群・内政部次長は9月1日、今年の祝賀式典のテーマが「台湾はあなたがいてよかった」に決まったと発表した。支出削減のため、花火打ち上げは昨年に引き続き実施しないことも明らかにした。花次長によればこれまでの式典には主に6つの直轄市が参加していたが、今年は規模を拡大し、台湾全土22の県・市を招待。総統府前広場の観覧席はこれまでの8000席から1万席に増やされる。式典のコンセプトは「人との近さ」。心の温もりをアピールしたいとしている。来賓としては各政党の代表のほか、馬英九前総統も招かれる予定。接待は例年同様、高等教育機関4校の学生が担当する。(2016/9/2)
【 海外在住者が選ぶ「最も住みやすい場所」、台湾がトップに 】
海外在住者用オンラインコミュニティー「インターネーションズ」が8月29日発表した、世界の住みやすい国・都市のランキングで、台湾が67の国・地域中、1位に選ばれた。調査はインターネットを通じ、海外在住者を対象に今年2月18日から3月13日までの期間で実施。1万4272人が回答した。回答者の居住地は191の国・地域におよぶ。ランキングは、生活の質、暮らしのなじみやすさ、個人財源、仕事、家庭生活などの評価を総合して決定された。調査結果によると、台湾は生活の質と個人財源の2項目でトップを獲得している。尚、2位から5位までは順にマルタ、エクアドル、メキシコ、ニュージーランドと続いたとのこと。(2016/8/30)
【 台湾の幸福指数、アジアで最高 順位も上昇 】
行政院主計総処は8月31日、2016年の国民幸福指数を公表した。台湾の総合指数は6.96で、経済協力開発機構(OECD)加盟国35カ国とパートナー3カ国の数値と比較すると、16位となった。アジアでは最高位で、昨年より2ランク上昇した。同処はOECDが発表する「より良い暮らし指標」(BLI)の計測方法を基にし、同指数を算出。BLIでは住宅、収入、雇用、教育、医療、安全、仕事と生活の両立など11の分野ごとにスコアを出し、それを総合して順位が決定される。11分野の中では、「収入」「安全」で上位20%に入った一方、「環境」は下位20%に落ち込んでいる。1位はノルウェー、日本は24位だった。(2016/8/30)
【 日本の内閣府幹部、台湾で福島産食品などの安全性強調 】
内閣府食品安全委員会の川島俊郎事務局長は8月30日、台湾大学(台北市)で開催された食品安全に関するシンポジウムで講演した。東京電力福島第1原発事故後を受け、台湾では福島県を始めとする日本の一部地域で産出された食品の輸入に制限をかけているところ。川島氏は、我々は科学的な基準に基づいた情報や分析、評価を提供し、何が事実、真相であるか人々に知らせなければならないと述べ、情報の透明化の重要性を強調。また個人の考えだと前置きした上で、日本で市場に出回っている食品や食材の放射性物質の検査結果はほぼ全てが基準値よりも低く、安心して食べられると述べている。(2016/8/30)
【 “癒し系” 観光地めぐる路線バス運行へ 】
宜蘭市役所は9月13日から市内に点在する観光地などをめぐる路線バスを運行すると発表した。専用の車体には台湾の人気絵本作家、ジミー(幾米)さんが描いたイラストがラッピングされたほか、車内にもキャラクターの人形が配置され、“癒し系”の楽しい仕掛けがなされている。宜蘭県は3年前から宜蘭駅に隣接する公園をジミー公園として整備。多くの人々が訪れる人気スポットとなっていたところで、同氏人気にあやかり、さらなる観光客の誘致を狙うもの。「星空号」と「奇跡号」と名付けられたこのバスは、毎日午前7時から午後6時まで30分間隔で運行。宜蘭バスターミナル―河浜公園間を、宜蘭酒廠、新月広場などを経由しながら結ぶ。(2016/8/30)
【 南投と静岡の交流加速 日月潭と浜名湖、集集線と天浜線が協定締結 】
中部・南投県を走る台湾鉄路管理局(台鉄)集集線と静岡県の天竜浜名湖鉄道天浜線は8月27日、姉妹鉄道協定を締結した。翌28日には南投の観光地、日月潭と静岡の浜名湖が友好交流協定を結び、南投と静岡両県は一気に関係を深めた。川勝平太・静岡県知事と鈴木康友・浜松市長は26日から30日までの日程で訪台し、南投県内で行われた締結式に出席。また、それぞれの締結式には林明溱南投県長も立ち会った。姉妹鉄道となる双方の鉄道路線は締結日から来年12月31日まで、一日乗車券の無償引き換えサービスを実施するとのこと。(2016/8/29)
【 台湾で興行収入歴代1位の映画「海角七号」が宮本亜門演出でミュージカルに 】
台湾で2008年に公開され、興行収入歴代1位を記録した映画「海角七号 君想う、国境の南」が、宮本亜門氏の演出で初めてミュージカル化され、来年5月に台湾南部・高雄で上演されることがわかった。台北市内で8月29日に記者会見を行った同氏は、「人種を超えて世界の人に伝えていきたい」と期待を示した。同作は60年前のラブレターによって過去と現在の台湾と日本の恋物語がつながれていくラブストーリーで、その後「セデックバレ」「KANO」等のヒット作を手掛けた魏徳聖氏の代表作の一つ。尚、今後日本での公開の可能性についても、宮本氏は「興味を示しているところはあるので、最終段階の交渉中」と述べている(2016/8/29)
【 台湾見本市・展覧会情報 ― 2016年高雄国際食品見本市 】
2016年10月27日より4日間、高雄展示ホールにて2016年高雄国際食品見本市が開催される。中華民國対外貿易発展協会の主催。出展品目は野菜・果物、生鮮農産食品、水産食品、冷凍調理食品、肉類および乳製品、有機食品、ベジタリアン食品、調味料および添加物、脱水食品、酒類、コーヒー、茶、飲料、キャンディー・クッキー、保健食品、レジャー食品、食器類、小型レストラン設備など多岐に渡っている。より詳しい情報は以下HP及び添付ファイル参照。
HP: