【 米国に台湾研究所 台米関係の強化に期待 】
台湾事務関連のシンクタンク、グローバル台湾研究所が9月14日、米ワシントンで設立された。台米双方から関係強化に寄与すると期待が寄せられている。在米台湾系華僑らの寄付などで設立された。開幕式典には米連邦議会議員や政府関係者などが出席した。下院外交委員会のイリアナ・ロス・レイティネン名誉委員長は、連邦議会内でも一部で台湾の国際刑事警察機構(ICPO)や国際民間航空機関(ICAO)加盟などに向けた動きが広がっているとし、さらなる関係の進展を望んだ。今後週刊レポートの出版や専門家による対台湾政策と台、米、中国大陸関係の分析、定例公開講座の開催などに取り組むとしている。(2016/9/15)
【 ウェイ・ダーション監督の新作、前売り前から興収好調 新記録樹立 】
「海角七号」や「KANO」等の台湾映画を手掛けたウェイ・ダーション(魏徳聖)監督の最新作「52Hz, I love you」が前売券発売前にすでに2000万台湾元(約6430万円)以上の興行収入を確定させていたことが9月10日、分かった。台湾映画としては新記録となる。新作は4本目の監督作品で、「海角七号」以来9年ぶりのラブストーリー。配給元の威視電影によれば、前売券の情報が発表される前から既に多くの企業から予約が入っており、10万枚が売れたという。ウェイ監督は、同作が架け橋となり、全ての人々の心にある愛への渇望と愛されたい気持ちを呼び起こせればと作品に込めた思いをコメントした。(2016/9/12)
【 「国連加盟に支持を」 複数の米下院議員に呼びかけ 】
9月19日から米ニューヨークで開催される国連総会前に、民間団体「台湾連合国協進会」等が同9日から訪米、国連加盟に向けロビー活動を行っている。同会理事長の蔡明憲・元国防部長(国防相)らは数日間かけてワシントンにて下院軍事委員会のランディ・フォーブス氏や外交委員会のイリアナ・ロス・レイティネン名誉委員長など、長期的に台湾への支持を表明する議員らに対して、「台湾の声」を伝えたとしている。フォーブス氏は下院を通過した国防授権法案に、米軍高官の台湾訪問を可能にする条文を盛り込んだとしたほか、環太平洋合同演習(リムパック)についても台湾の参加を希望すると語ったという。また、複数の議員からも台湾支持の考えを改めて表明されたとしている。(2016/9/14)
【 台中-大分間の定期チャーター便就航 交流活性化に期待 】
台中市政府とマンダリン(華信)航空は9月15日、台中と大分を結ぶ定期チャーター便を就航させた。同日朝には台中清泉崗空港で就航セレモニーが行われ、出席した郭坤明同市副秘書長は、同便就航を契機とし、産業や農業、文化、教育など幅広い分野での交流を活性化させたいと期待を述べた。初便は2018年開催の台中世界花卉博覧会(世界花博)をPRする特別塗装機が使用され、郭副秘書長と観光客158人が搭乗。乗客には台中の焼き菓子や塗装機の特製トランプや花博記念タオルなどが贈られたとのこと。同市は今月8日、大分県と友好交流に関する覚書(MOU)を締結している。尚、定期チャーター便は毎週木、日曜に計2便運航される。(2016/9/15)
【 HTC創業者の周永明氏、VR機器の普及「5年でテレビ並みに」 】
スマートフォン大手の宏達国際電子(HTC)共同創業者の1人で、同社の執行長(CEO)から仮想現実(VR)業界に転身した周永明氏は9月14日、VR機器は今後3年から5年の間にテレビ並みに普及するだろうと述べた。 昨年HTCのCEOを辞任し、現在はVR関連のコンテンツ開発を手掛ける「フューチャータウン」(桃園市)の名誉董事長(会長)などを務める周氏。この日は東京で同社の新型VRプラットフォーム「5D Total motion」を発表した。 周氏はVR市場の発展速度は「我々の予想より速い」と指摘。モバイル向けVRも進化を続けており、今後VRはスマートフォンの重要な機能となるとの考えを示した。 フューチャータウンは、15日開幕の日本最大級のゲーム見本市「東京ゲームショウ2016」にも出展している。(2016/9/15)
【 グルメ観光で経済成長目指せ 金門県、飲食業者の質向上を推進 】
金門県政府はグルメ観光によって県内の経済を活性化させようと、飲食業界の質を向上させるためのプロジェクトを2012年から実施している。これまでに政府から食品衛生認証を得た業者は7社。今年も引き続き計画を推進していく。同プロジェクトでは、業者に対しサービスの質や経営管理を指導、認証を行うと同時に、店舗ロゴや衛生、安全、商品開発、経営管理、マーケティング、PRなどに関するクラスも開講している。台湾では食の安全に対する意識が高まっており、特に観光業を基幹産業の一つとする金門県としては大変意義深い取り組みとして、現地では評価の声が上がっているとのこと。(2016/9/14)
【 造船組合幹部、初の国産潜水艦建造に自信 】
台湾区造船工業同業公会の韓碧祥理事長は9月13日、高雄で始まる「高雄国際海事船舶および国防工業展」の開催を前に、台湾が初めて自主建造を目指す潜水艦について、「建造できることを信じている」と語り、期待を示した。この日は台湾国際造船潜水艦開発センターが製作した模型も初めて報道陣などに披露された。韓理事長は、国防は他人に頼らず自分で行ってこそ成長するとし、国内業者が軍艦建造の能力を発揮できる機会だと強調。造船技術の進歩に言及し、政府が決断すれば、民間は協力すると語った。同展には150社以上が出展。シンポジウムやフォーラムなども開かれるとのこと。(2016/9/14)
【 台湾見本市・展覧会情報 ― 2016年台湾国際「水」見本市 】
2016年10月20日より3日間、高雄展覽館にて2016年台湾国際「水」見本市が開催される。中華民國対外貿易発展協会等の主催。出展品目は飲料水関連設備、浄水設備及び器材等関連商品、水周りの工具、水道関連部品、排水処理関連システム及び設備など多岐に渡っている。詳しい情報は以下公式ウェブサイト及び添付ファイル参照。
HP : http://www.aquataiwan.net/zh_TW/index.html