【 観光局長、日本で旅行業者やメディアと意見交換 鉄道の旅をPR 】
交通部観光局の周永暉局長は10月6~7日にかけ、東京都内で日本の旅行業者と座談会を開き、台湾「鉄道の旅」の魅力につき強くアピール、更なる日本人観光客誘致に向けた意気込みも語った。9月に着任した周局長の前職は「台湾鉄路(台鉄)」の前局長で、自身が強く潜在的成長性を感じている日本にて就任後初となる海外観光客誘客活動を行った形。観光局によると、今年1~8月の訪台日本人旅行者数は120万733人。前年同期比19.7%伸びた。来年は日本人旅行者数の200万人突破が見込まれている。(2016/10/7)
【 台湾と日本、月内にも海洋対話 特に漁業権益につき相互理解へ 】
蔡英文総統は10月6日、延期となっていた日本との「海洋協力対話」の初回会合を早ければ同月内にも開催したいとの考えを明らかにした。漁業協力や環境保護、海難救助などについて話し合う同枠組みは、5月発足の蔡政権と日本が設立に合意していた。総統府によると、蔡総統は、最も関心があるのは周辺水域における我々の漁業権だと強調。もし双方がふさわしいと思うのであれば、今回の協議で取り上げることを強く希望するともしている。尚、蔡総統は総統に就任した直後に、国連大陸棚限界委員会の決定が下るまでは「法律上の特定の立場をとらない」と表明していた。(2016/10/7)
【 米ベテラン議員、次期大統領に台湾重視を呼びかけ 】
米共和党のベテラン下院議員、スティーブ・シャボット氏は10月5日、オンライン雑誌「ザ・ディプロマット」に寄稿した文章の中で、自身が先月提出した米台の高官同士の面会などに対する制限を緩和する法案を提示しつつ、次期米国大統領は、現政権とは違う対台湾政策を打ち出すべきだと述べた。同氏はかねてより、米国は長年のパートナーである台湾に対して国連への参加や軍事的有効性の改善等でより一層協力していくべきとし、台湾との関係改善やその地位の向上は、21世紀のアジア戦略において極めて重要な項目であるとしている。(2016/10/7)
【 トランスアジア航空が桃園―仙台線就航 新幹線利用で函館含む広域観光狙う 】
トランスアジア(復興)航空が10月6日、桃園―仙台線に就航するのに先駆け、同5日に記念式典を開催した。で同社の林明昇董事長(会長)は、今年末までに仙台以外に、チェンマイ、福岡、釜山、バンコクと計5都市に新規就航し、アジア路線を再強化する考えを示している。また、林会長は、北海道新幹線の開通を受け、すでに就航している桃園―函館線と組み合わせて周遊が可能になるとし、東北と北海道を一度に楽しめると利用を呼びかけている。(2016/10/7)
【 台北駅に新たなランドマーク 「時計」のパブリックアート 】
台北駅1階のロビーに10月7日、時計をコンセプトにしたパブリックアートがお目見えした。毎日定時にメロディーを奏で、駅を温もりある雰囲気に包みこむ。同作品を手掛けたブリーズグループ(微風集団)の廖鎮漢董事長(会長)は、「今後はここで待ち合わせをしてもらえれば」と期待を示している。毎時、時計の針が「0」分ちょうどになると、時計の歯車や列車が動き、台湾の童謡「丟丟銅仔」をアレンジした音楽が流れるとのこと。台湾鉄路管理局(台鉄)によると、今後は板橋、新左営、南港などの駅にもそれぞれ異なる時計を設置する予定。(2016/10/7)
【 駐日代表、日本の台湾支持に感謝 AKB馬嘉伶さんも出席 】
10月10日の国慶節(建国記念日)を祝うパーティーが同6日夜、東京都内で開催された。台北駐日経済文化代表処の謝長廷代表は、台湾と日本を「運命共同体」的関係にすべく全力を注ぐと意欲を新たにしている。この日は、日台の関係者約2000人が出席。日本側からは、対台湾窓口機関、交流協会の大橋光夫会長や福田康夫元首相、日華議員懇談会副会長を務める衛藤征士郎衆議院議員、岸信夫外務副大臣などが駆け付けた。謝代表はあいさつの中で、先月27日にカナダで開かれた国際民間航空機構(ICAO)総会に台湾が出席できなかったことに遺憾を示す一方、菅義偉官房長官が「台湾が何らかの形で総会に参加することが現実問題として望ましい」と発言したことに感謝し、「日本は台湾にとって信頼できるパートナー」だとしている。(2016/10/7)
【 台湾温泉美食カーニバル、正式に開幕 宜蘭の食材使った弁当など販売 】
交通部観光局は10月6日、「2016台湾好湯温泉美食カーニバル」のオープニング会見を東部・宜蘭の温泉地、礁溪で行い、イベントの正式な開幕をアピールした。今年は初めてコンビニエンスストア「オーケーマート」(OK超商)とコラボレーションし、宜蘭の地元食材とグルメを融合させた弁当や豚骨ラーメンなどを販売する。同イベントの開催は10回目。記者会見に出席した范植谷交通部次長は台湾人の観光客に各地の温泉に足を運んでもらえるような旅行プランを打ち出す計画を示した。イベントの実施期間は来年2月28日まで。各地の温泉ではスマートフォンやカメラなどが当たる抽選会など、様々な優待キャンペーンが行われる。(2016/10/7)
【 高齢者・社会的弱者支援にらみ法改正へ 相続税・贈与税等が財源 】
行政院会議(閣議)は10月6日、社会的弱者や高齢者などの支援を目的とした「長期ケアサービス法」の改正案を通過させた。今後立法院(国会)での審議にかけられるが、成立した場合、社会福祉財源を確保するために相続税、贈与税、たばこ税、酒税が増税される見通し。相続税と贈与税は現行の一律10%から最大20%に引き上げられる。ただ、衛生福利部(衛生省)の呂宝静政務次長はこの日、相続税と贈与税はそれぞれ1200万元(約4000万円)、220万元(約720万円)まで免除になるとし、資産の比較的多い人だけが影響を受けると述べている。(2016/10/6)
【 「第23回東京国際ブックフェア」 出版物PR通し台湾理解向上へ 】
台湾の出版関係団体は9月下旬に開催された本の展示会「第23回東京国際ブックフェア」にブースを出展し、台湾の出版物をPRした。台湾ブースは鉄道をモチーフとしており、来場者から大きな注目を集めたとのこと。同イベントは9月23日から25日まで、東京ビッグサイトで開催。出展者の盧欽政・台北市出版商業同業公会理事長によると、台湾からの出展は数年ぶりで、鉄道やグルメ、旅行、文学、小説、言語関係の本が並べられたとのこと。盧氏は、今回の出展では日本の多くの出版社と商談の機会を持つことができ、「収穫は予想以上だった」とし、今後日本人観光客を台湾に呼び込む場としてブックフェアを活用するアイデアを明かし、日本の人々が台湾を知る機会を増やせればと述べた。(2016/10/7)
【 日本の対台湾窓口機関、台中市政府で領事出張サービス開始 】
日本の対台湾窓口機関、交流協会台北事務所は10月から、台中市政府庁舎内にて領事出張サービスを開始することとなった。同市政府秘書処は10月5日、セレモニーを開催。林陵三副市長は、台中と日本双方にとって有益だとし、将来的には事務所開設につながれば、と期待を寄せた。同サービスの実施日は毎月第1水曜日。在留届、在外選挙人登録申請、旅券及び証明事務が行われる。セレモニーには林副市長のほか、許世楷元駐日代表、沼田幹男交流協会台北事務所代表、なども出席した。沼田代表は、台中市の協力に感謝を示し、双方の観光発展深化に協力していく姿勢を示した。(2016/10/7)
【 野党・親民党の宋楚瑜主席、APECに総統特使として出席へ 】
総統府は10月5日、11月にペルー・リマで開かれるアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議に、野党・親民党の宋楚瑜主席(74)を総統特使として派遣すると発表した。宋氏の娘、宋鎮邁氏も同行する予定。同府は十分な教養と経験、人脈があるとしている。宋氏は1942年生まれ。行政院(内閣)新聞局長や台湾省長などを歴任。国内の政治と経済に精通し、国際事務にも詳しいとして白羽の矢が立った。蔡英文総統は「国際社会に対して正確にわが国の発展状況を伝え、APEC内での影響力と各エコノミー間との交流の実質的な増進が望める」と期待を寄せている。同府の黄重諺報道官は、台湾はAPECのメンバーとの協力や交流を強化させ、地域経済発展で重要な役割を果たしていきたいと語った。(2016/10/7)
【 台湾、日本各地で大規模商談会 ビックカメラなど大手企業も注目 】
台湾企業約80社を集めた「台湾エクセレント商品及びパテント商品商談会」が9月26日から30日にかけて順に福岡、大阪、東京で開催された。東京会場には大手企業を含む631社のバイヤーが来場し、受注額はこの日だけで254万3000米ドル(約2億5780万円)に上った。同商談会の開催は今年で21回目。家電量販店・ビックカメラの関係者は、同社は消費者を引きつける新商品を常に必要としており、台湾はそうした商品を提供してくれると語った。このほか、商談にはマツモトキヨシ、ソフトバンク、イオン、バンダイなど幅広い業界の大手企業が参加している。(2016/10/7)
【 台北メトロの駅ナンバリング、今月から順次導入…利便性向上へ 】
台北メトロ(MRT)は10月3日、今月から駅名に番号を併記する駅ナンバリングを順次導入すると発表した。来年7月中旬までに、看板や案内板など全117駅、3万カ所の表示を変更する計画だ。外国人旅行者などの利便性向上を目指し、昨年から導入が検討されていた。今月からは淡水信義線台北車站―明徳間、板南線南港展覧館―善導寺間、中和新蘆線大橋頭―南勢角間で新しい看板などの設置が始まる。番号は路線のラインカラーにちなんだローマ字と北から南、西から東の順に割り当てられた数字で構成される。文湖線動物園駅は「BR01」、文湖線と淡水信義線の大安駅は「BR09」と「R05」、淡水信義線と松山新店線の中正紀念堂駅は「R08」と「G10」になるとしている。(2016/10/4)
【 台北メトロで新たな無料WiFiサービスが試験提供 広告収入のみの運営模索 】
台北市政府資訊局は10月2日、台北メトロ(MRT)松山新店線の列車内で、無料WiFi(無線LAN)サービスの提供を試験的に開始した。実施期間は来年2月末までで、乗客は「230」から始まるアクセスポイントに接続すれば1回につき30分無料でインターネットを利用できる。アカウントは、現行の同市の無料公衆無線LAN「Taipei Free」かFacebookのアカウントを使用。現行サービスとの一番の違いは広告収入のみでの運営を狙っている点で、今後広告効果が業者を満足させられる水準となれば、「Taipei Free」は撤退し、同サービスが取って代わると見られている。(2016/10/7)
【 台湾見本市・展覧会情報 ― 2016年台湾国際漁業展 】
2016年11月9日より3日間、高雄展覧館にて台湾国際漁業展が開催される。中華民國対外貿易発展協会等の主催。出展品目は漁業関連工具、漁船用設備、養殖関連技術、海産物飼料及び飼料関連技術、海産物、海産調理品、海産加工機械等多岐に渡っている。詳しい情報は以下公式HP及び添付ファイル参照。
HP : http://www.taiwanfishery.com/zh_TW/index.html