【 台湾各都市で年越しイベント 花火等で例年を上回る盛り上がり 】
12月31日の大晦日、台湾各地で2017年の到来を祝う年越しイベントが行われる。台湾でも最大規模のものはやはり世界的人気を誇る「台北101」での花火ショー。1万9000発余りの花火と800個のムービングライトを使用し、約4分間に渡り盛大なショーが行われるもの。他方、高雄市では「イーダーワールド」(義大世界)や「ドリームモール」(統一夢時代購物中心)、台中市では「リーパオランド」(麗宝楽園)でそれぞれ花火や光を用いたショーが開催される予定だ。尚、各都市では混雑を予想し、公共交通機関の利用を呼び掛けるとともに、警察官配備等でテロ対策にも力を入れたとのこと。(2016/12/30)
【 日本が台湾産インドナツメ(蜜棗)輸入開始へ 台湾側の7年の努力結実 】
日本の農林水産省は12月28日、植物防疫法施行規則の一部改正および台湾産インドナツメの生果実に係る新基準の実施を公布、施行し、台湾産インドナツメの日本輸入が認可されることとなった。これを受け、台湾側では翌29日に行政院(内閣)農業委員会動植物防疫検疫局がコメントを発表。7年にわたる日本政府との交渉、台湾内での技術開発等、多方面での努力の結実に喜びを見せた。台湾では今般の輸出に際し、独自での低温殺虫処理技術を開発。日本への輸出前には同技術により14日間の低温殺虫処理が行われ、完全かつ安全に害虫駆除がなされるとのこと。マンゴー・ライチに代表される「台湾フルーツ」がまたひとつ日本でも味わえることとなり、関係者の間では早くも期待の声が聞かれているとのこと。(2016/12/30)
【 旧正月旅行の目的地トップ10、1位は東京 日本の都市が半数を占める 】
旅行検索エンジン、KAYAKが12月27日発表した「台湾人に人気の旧正月(春節)の旅行先トップ10」で、東京が1位に選ばれた。上位10位中、半数が日本の都市だった。トップ10に入った日本の都市は東京のほか、大阪(2位)、沖縄(4位)、札幌(9位)、福岡(10位)等。日本の都市以外もトップ10では全てをアジアの都市が占めたとのこと。同社では、2017年の旧正月休みは1月27日から2月1日までの6日間と比較的短いため、アジアの近隣都市が人気を集めたのではないか、と分析しているとのこと。(2016/12/29)
【 米国防権限法が成立 「台湾との軍事交流推進」明記 】
オバマ大統領は12月23日、米国の2017会計年度(16年10月~17年9月)の国防予算の大枠を定めた国防権限法案に署名、同法が成立した。法案には、台米間における軍高官などの交流推進を米国防総省に促す内容が含まれている。台湾との軍事関係改善や防衛協力強化を目的としたもので、今回初めて明文化された。今後は、来年1月のトランプ政権発足後、米国の行政機関がどの程度実施するかがカギとなる。法案成立を受けて国防部(国防省)は、米国側に感謝を述べるとともに、協力関係の継続や実質的な交流の深化に期待を示した。(2016/12/29)
【 2017年の公示地価、台湾最高は「台北101」 1坪約2100万円 】
内政部は12月30日、2017年の各県市の公示地価を発表した。台湾全土で最も高額と予想されたのは、台北市信義区の超高層ビル「台北101金融ビル」で、1坪あたり582万台湾元(約2107万円)。全国平均は前年比0.34%の上昇と見込まれており、2005年以来最低の変動幅となった。 地域別にみると、台北市、桃園市、新北市で前年に比べ価格が下落。下落幅はそれぞれ2.43%、1.10%、0.37%。上昇幅が特に大きかったのは澎湖県(15.56%)と新竹県(14.01%)で、その他の地域は5%以内の上昇だった。台湾(2016/12/30)
【 台湾「グリーンポイント」付与で公共交通機関の利用を奨励 】
行政院(内閣)環境保護署は12月30日、台北メトロ(MRT)や高雄メトロで今年10月から実施しているポイント制度「グリーンポイント」(緑点)につき、来年1月1日からは試験的に対象を路線バス、長距離バス、台湾鉄道(台鉄)に拡大すると発表した。同制度では「イージーカード」(悠遊卡)や「iPASS」(一卡通)を使用して公共交通機関に搭乗すれば「グリーンポイント」が付与され、それにより賞品交換等が行えることとなっている。同署からは、この取り組みにより自家用車やスクーターでの移動を減少させることで、少しでも問題となっている台湾の都市部での大気汚染が改善されれば、と期待の声が聞こえている。(2016/12/30)
【 台湾無印良品、カフェと書店を融合した「カフェムジ」開店 】
台湾無印良品は12月28日、世界初の新コンセプト店「カフェムジ」(Cafe MUJI)を台北市内の百貨店にオープンさせた。店内ではハンドドリップコーヒーや軽食を提供するほか、台北都市圏初出店の書店「ムジブックス」を併設。同社は来店客に「美味しく食べ、ゆっくりと読書するコーヒータイム」を体験してもらいたいとしている。敷地面積は50坪で、同社の梁益嘉総経理(社長)によると、カフェムジの年間売上高は1億台湾元(約3億6000万円)を目標としているとのこと。(2016/12/29)
【 台湾新幹線の駅、ワイヤレス充電器設置 】
台湾高速鉄路(高鉄、新幹線)はこのたび、全12駅でスマート機器などに対応したワイヤレス充電器の供用を開始した。ケーブルがなくても充電が可能で、利用を呼びかけている。高鉄によると、充電器は待合室に設置。専用アプリ「inforCharge電電充APP」をダウンロードし、コネクターに記載されているバーコードを読み込んでコネクターをスマート機器に接続するだけで充電可能だ。また、これまでに設置されていた110ボルトのコンセントやUSBポートも引き続き利用できるとしている。(2016/12/29)
【 日本統治時代の面影残る日南駅周辺 客家文化で観光振興へ 】
立法院(国会)の蔡其昌副院長(副議長)は12月28日、台湾鉄路管理局の日南駅(台中市)周辺地域を視察した。同地域は台中市が観光名所化を目指しており、客家の生活文化と旅行が融合した環境になると期待を示した。この日は、客家委員会の范佐銘副主任委員らが同行した。蔡副院長は、客家の人々が暮らした歴史の記憶が残る空間だと説明。文化的要素を回復し、整理することで、子供たちや旅行者に、客家集落の歴史や歩みがわかるようになると語った。蔡副院長は、駅周辺の倉庫や水路など、手を加えれば観光スポットになるとし、自転車を使って周辺の漁港や廟などをめぐる旅行プランをアピールした。(2016/12/29)
【 中南部の空港、着陸料値下げへ LCCの新規就航狙う 】
交通部(交通省)は12月27日、中南部にある国際空港などの着陸料を、2017年1月1日から最大20%引き下げる方針を固めた。政府が東南アジアやインドなどとの結びつきを強化する新南向政策を進めているのに呼応し、格安航空会社(LCC)の就航を誘致したい考え。交通部によると、高雄空港や台中空港では2013年7月にも着陸料の10%引き下げを実施。高雄空港ではLCC7社が新規就航するなど一定の効果があったとしている。その他の地方空港でも、国際チャーター便の着陸料を引き下げる。一方、台北松山空港では最大1.25倍値上げするとしている。 (2016/12/29)
【 台湾見本市・展覧会情報 ― 第27回台北国際食品見本市 】
2017年6月21日より4日間、台北世界貿易センター南港展覧館にて第27回台北国際食品見本市が開催される。中華民國対外貿易発展協会の主催。出展品目は生鮮青果、農産物加工品、家禽製品、シーフード、食肉と食肉加工品、食用油、乳製品、健康食品、冷凍食品、缶詰類、焼き菓子、ビスケット、アルコー ル飲料、コーヒー・紅茶、ジュース・清涼飲料、アイスークリーム、調味料及び菓子類。詳しい情報は以下実施情報及び添付ファイル参照。
HP : http://www.foodtaipei.com.tw/ja_JP/index.html