【 日本台湾交流協会が始動 台北で看板除幕式 】
日本の対台湾窓口機関「日本台湾交流協会」事務所の看板の除幕式が1月3日に行われた。同機関は1月1日付で、従前の「交流協会」という名称から現在の名称に変更する旨を発表していたところ。沼田幹男代表は「日台の架け橋としてより一層努力していく」と挨拶した。前身の交流協会は1972年に設立して以来、長く領事業務などを行ってきた、実質的な「日本大使館」として、日台の交流に寄与してきた。改名により一層の知名度向上を狙うものだが、背景には近年更に結びつきを強めた双方の強い絆がある。同日、台湾側の対日窓口機関、亜東関係協会の邱義仁会長は、「おめでとう」と日本語で名称変更を祝福。「台日双方の関係が、安定して一歩ずつ新しい段階に邁進できれば」と語ったとのこと。(2017/1/2)
【 台湾の新年…各地で花火ショー 台北101周辺では約250万人が観賞 】
台湾各地では1月1日、新年の訪れを祝う花火ショーが例年通り開催された。超高層ビルの台北101周辺では248万人が観賞、付近は大変な賑わいを見せた。今回、台北101では238秒にわたり、光の演出と組み合わせて2万発の花火が打ち上げられた。他方、高雄市にある遊園地の義大世界では999秒間の花火ショーが開かれたほか、同じく高雄市にある商業施設「夢時代」、基隆、雲林などでも花火で新年を祝ったとのこと。台北101に近い市民広場で年越しイベントを開催した台北市の柯文哲市長は、多くの市民が台北周辺の山に登って花火を観賞したのではとコメント。メディアを通じて世界にアピールできるイベントだとして、来年以降も引き続き実施する考えを示した。(2017/1/1)
【 台中の空港が改称 「台中国際空港」として空港利用者増加狙う 】
台中市の清泉崗空港が「台中国際空港」に名称を変更した。看板除幕式に参加した同市の林佳龍市長は、夜間駐機場や国内線ターミナルが完成すれば発着回数や利用者数は大幅に増加すると述べ、新時代への突入に期待を示した。近年来、交通部(日:国土交通省)は39億台湾元(約142億円)もの巨費を投じて国際ターミナルや整備場、貨物集積所などを新設・拡充。昨年6月には「台中国際空港」への名称変更にも同意している。林市長は、格安航空会社の受け入れ拡大、台湾の空の玄関・桃園国際空港や同市のライトレールとの連携等を念頭に、「人、物の輸送が同時に発展すれば、物流や金の流れもともに成長していくだろう」と力す良く語ったとのこと。(2017/1/3)
【 旬のキャベツ 雲林県長が自ら調理実演 購入を呼び掛け 】
台湾でキャベツが収穫最盛期を迎えている。雲林県政府は1月6日、地元産のキャベツのPRイベントを県庁舎で開催した。李進勇県長はキャベツをメインとした人気の鍋料理を自ら実演調理し、出席者などに振る舞った。同県は台湾におけるキャベツの主要産地の一つ。李県長によると、栽培面積は台湾最大を誇る。この日、李県長は同県産キャベツを5~15トン仕入れた企業などに感謝状を贈呈。県産野菜をできるだけ多く購入し、地元農業を支援してもらえればと消費者に呼び掛けた。県庁舎では、2玉50元(約181円)の格安価格でキャベツが販売され、多くの人が買い求めていた。キャベツの小売価格は昨年秋、台風の影響などにより高騰を見せていたが、次第に落ち着きを取り戻しているところ。(2017/1/6)
【 ルカイ族にとってのウンピョウの重要性、子供に伝える 屏東で展覧会 】
台湾原住民(先住民)ルカイ族の芸術家、杜寒菘さんは、ルカイ文化における「里古烙」(ルカイ語で「ウンピョウ」)の象徴としての重要性と意味を子供たちに知ってもらおうと、里古烙をテーマにした絵本と木彫りを製作した。これらの作品は屏東県の台湾パイワン族彫刻館で展示されている。屏東県政府文化処によると、西ルカイ族の伝説や神話、建築、禁忌、祭儀はすべてウンピョウと密接な関係があるという。ウンピョウは台湾では絶滅が確認されており、文化処は今回の展示を通じ、金儲けと物の豊かさのために自然や伝統文化を犠牲にすることは意味があるのか反省を促したいとしている。(2017/1/6)
【 日本の経験に学べ 台湾、高齢者向け産業で交流会 】
政府系シンクタンクの商業発展研究院(商研院)は1月5日、有料老人ホームなどを手がけるオリックス・リビング(東京都)と共同で、高齢者向け産業に関する交流会を開いた。商研院の王建彬副院長は、日本の経験を台湾に取り入れ、新たなビジネスチャンスの獲得につなげたいと述べた。交流会では、商研院の関係者が台湾における少子高齢化などの社会の趨勢や、高齢者向け産業の現状と今後の展望について説明。日本からはオリックス・リビングの森川悦明社長が出席し、日本市場での経験などを語った。(2017/1/6)
【 千葉県の高校8校の代表、桃園市を訪問 外国語教育について意見交換 】
千葉県教育委員会の神子和夫教育次長や同県の高校8校の代表者ら12人の訪問団が1月4日、桃園市政府教育局を訪問した。一行は同市の国際教育の発展状況や推進体制などに関心を示し、第二外国語教育や国際交流などについて意見を交わした。同県教育委員会は2015年に桃園市内の高校を訪れ、学習設備や外国語授業などに強い興味を示していた。千葉県と桃園市は昨年8月、交流推進を確認する友好交流協定を締結。桃園市の高安邦教育局長によると、今回の訪問は同協定に沿って実施された。今後はより安定的で長期的な交流を進めていくという。一行は5日から、同市内の高校で外国語授業を視察する。(2017/1/5)
【 台湾新幹線開業10周年 行政院長「経済の好転に貢献」 】
台湾高速鉄道(高鉄、新幹線)は1月5日、開業から10周年を迎えた。桃園市内で行われた記念式典に出席した林全行政院長(首相)は、高鉄が台湾経済を好転させ、高品質な旅客輸送サービスを提供し続けてきたことを称賛し、今後のさらなる成長を願った。高鉄は2007年1月5日に板橋(新北)―左営(高雄)間が開業。同年3月2日には台北駅まで延伸した。2015年12月1日に苗栗、彰化、雲林の3駅が、2016年7月1日には南港駅(台北)が新たに開業し、計12駅となった。全長は350キロで、南港から左営までを最短1時間45分で結ぶ。1日当たりの平均乗客数は15万3000人を超え、利用者数は延べ4億人を突破した。同日、高鉄の歴史や特色などを紹介する「台湾高鉄探索館」が桃園市内にオープンした。(2017/1/6)
【 から揚げがタピオカミルクを下す 台湾ナイトマーケット人気グルメ 】
大手旅行会社のイージートラベルがこのほど実施した人気のナイトマーケットグルメを選ぶ投票で、台湾風から揚げ(塩酥鶏)がタピオカミルクティーを抑え、1位に輝いた。上位10位中、4つが甘い食べ物で、ナイトマーケットにおけるデザートの人気が浮き彫りになった。また、1位、2位がともに鶏肉を用いた揚げ物であり、台湾の鶏肉が根強い人気を誇っていることも見て取れる。投票は昨年11月下旬から12月にかけて、同社公式フェイスブック上で実施。回答者は30項目の中から複数選択で好きなメニューを選んだ。ランキング上位となったのは、2位のフライドチキン(鶏排)、3位タピオカミルクティー、4位カキオムレツ(蚵仔煎)等。(2017/1/5)
【 クルーズ船寄港、今年は41回10万人見込む 台湾・高雄港 】
高雄市政府海洋局によると、今年の高雄港へのクルーズ船寄港は41回に上る見通しで、乗客数は10万人を見込む。2016年は旅客ターミナルの完成遅延や出入境審査の未改善などにより、寄港数は前年比7割減の13回、乗客数は6割減の同約4万6000人と大きく落ち込んでいた。同市の史哲副市長は4日、同市政府で香港のクルーズ船会社、スタークルーズ(麗星郵輪)の洪茂林総裁と台湾国際クルーズ船協会の呉クン豊理事長と面会し、今年のクルーズ船寄港に関する市の計画について意見を交わした。(クン=員へんに力)海洋局によればスタークルーズは昨年、客船4艘の高雄港寄港を休止。今年はそのうち1艘を復活させた上で、新たに1艘の寄港開始を検討しているという。(2017/1/5)
【 お酒が飲めるスタバ、台湾にも 地元酒造とコラボしたコーヒービールを提供 】
台湾スターバックス(統一星巴克)は1月4日、夕方以降にアルコールを取り扱う新プログラム「スターバックス イブニングス」を台北市内の新形態店に導入した。台湾のビールメーカーと連携し、同社のコーヒー豆を使用して醸造したビールやワインを独自に提供する予定。同社は、外国人観光客や仕事帰りの客などにとって新たなリラックスの場になればと意気込む。同プログラムは2010年に米国でスタート。徐光宇総経理(社長)によると、台湾側は1年半をかけて本案実現に漕ぎつけたとのこと。関係者の間では、近年台湾でも存在感を強めているコーヒー業界にまた大きな波が生まれるのでは、と大きな期待が持たれている。(2017/1/5)
【 世界で最も素晴らしいクリスマスツリー、台湾・新北市が入選 】
北部・新北市で年末に開催される恒例イベント「クリスマスランド・イン・新北」(新北市歓楽耶誕城)のクリスマスツリーが、米ファッション誌「ハーパーズ・バザー」が12月23日に発表した「世界で最も素晴らしいクリスマスツリー」の一つに選ばれた。同イベントのクリスマスツリーは、新北市政府前広場のランドマークに360度の3Dプロジェクションマッピングを投影することで生み出されるツリーで、東アジアから唯一入選した。「世界で最も素晴らしいクリスマスツリー」には、新北市のほか、パリのギャラリー・ラファイエット、ロンドンのセント・パンクラス駅、ニューヨークのロックフェラー・センター、オーストラリアのメルボルン、チェコのプラハ、カナダのトロントなど世界19カ所のツリーが選ばれた。(2017/1/6)
【 開園100周年の「台南公園」 大規模な再生計画始動へ 】
今年で台南公園(台南市)が開園100周年を迎えることを受け、1月1日に祝賀イベントが開催された。出席した台南市の頼清徳市長は、次なる100年に向け、生態環境の改善工事、歴史遺跡や樹木の保護等から成る再生計画実施を表明した。同地は1917年6月17日に開園した台南最古の公園で、敷地面積は約4万坪。一時は「台湾で最も美しい自然を擁する」とまで評された。戦後「中山公園」と改称されたが、2001年に再び「台南公園」に改称。清朝時代の古跡「重道崇文坊」、台南府城大北門の城壁跡等、200年以上の歴史を持つ遺跡を有する同地の再生計画に、内外の歴史ファンからは歓迎の声が聞かれているとのこと。(2017/1/2)
【 台湾見本市・展覧会情報 ― 2017年高雄国際食品見本市 】
2017年10月26日より4日間、高雄展示ホールにて2017年高雄国際食品見本市が開催される。中華民國対外貿易発展協会の主催。出展品目は野菜・果物、生鮮農産食品、水産食品、冷凍調理食品、肉類および乳製品、有機食品、ベジタリアン食品、調味料および添加物、脱水食品、酒類、コーヒー、茶、飲料、キャンディー・クッキー、保健食品、レジャー食品、食器類、小型レストラン設備など多岐に渡っている。より詳しい情報は以下HP及び添付ファイル参照。
HP: