【 桃園空港の旅客数、2016年は4230万人で過去最高 貨物取扱量も好調 】
台湾桃園国際空港は1月23日、2016年の運用状況について発表した。それによると、航空旅客数は年間4230万人に達し、過去最多を記録したことが分かった。貨物取扱量についても208万1000トンでこちらも過去最高。2015年と比較すると航空旅客数は3847万人から9.94%増。貨物取扱量は3.78%成長した。同空港では、貨物取扱量の増加について、第4四半期に欧米のクリスマス需要の高まりを受けて輸出が増えたほか、電子、パネル関連の出荷が好調だったことを理由に挙げている。一方、航空機発着回数は24万4464回で、前年比10.52%増の安定成長を遂げたとしている。(2017/1/23)
【 年金改革法案、3月の国会提出目指す 蔡総統「衝撃は最小限にする」 】
蔡英文総統は1月22日、総統府で行われた年金改革法案をめぐる会議で、社会との意思疎通を図り、「衝撃を最小限にする」との考えを示した。関係者によると、法案は今年3月の立法院(国会)提出を目指す方針。蔡政権は保険料納付額の値上げや受給条件と給付額の見直しなどを柱とした年金改革を検討。政府内ではこれまでに半年以上にわたって議論が続けられている。蔡総統は、「年金改革が成功すれば、台湾にできない改革はない」と熱弁。理想的な制度を作り上げ、公平で美しい未来に歩みを進めたいと改革に向けた意気込みを語った。一方、シンクタンクの台湾世代智庫は23日、年金改革に関する世論調査結果を発表。64.9%の市民が今年中の立法院通過を支持していると答えた。(2017/1/23)
【 雲林開催の台湾ランタンフェス、6つのテーマエリアで地元の特色をPR 】
中部・雲林県で来月開幕する「台湾ランタンフェスティバル」(台湾灯会)には、「大地にやさしい」「多元文化」「灯会の故郷」の3つの主軸の下、6つのテーマエリアが設置される。雲林の特色を全面に押し出し、来場者に魅力を伝える。エリアは、雲林の変遷を紹介する「永続的なロハス」(永続楽活)、県内20の地域を紹介する「私の故郷」(阮へ故鄉)、台湾最多の劇団数を誇る伝統的人形劇ポテヒ(布袋戯)をテーマにした「偶戯春秋」等6つのテーマによって分けられている。メインランタンは高さ23メートルで、中国神話伝説の鳥「鳳凰」がモチーフになっている。開幕はメインランタンのある虎尾が2月11日、北港が同7日で、いずれも19日まで展示が続けられる。(2017/1/24)
【 総統府「アジアとのつながり強化する」 米のTPP離脱受け 】
総統府は1月24日、トランプ米大統領が環太平洋経済連携協定(TPP)の正式離脱に関する大統領令に署名したことを受け、アジア諸国・地域との経済的つながりを強化する方針を示した。総統府の黄重諺報道官は、経済発展の目標と重点について、いかに現在の経済構造をハイレベル化させて転換し、次の段階の経済戦略を展開するかだと強調。まず2カ国・地域間での経済関係を築き上げ、地域経済協力への参加を積極的に図りたいとした。一方、行政院(内閣)の徐国勇報道官は、米国と結ばれている台米貿易投資枠組み協定(TIFA)を基礎に、経済協議を続けたいとしたほか、国内の規制緩和を進め、最終的には自由貿易協定(FTA)の締結につなげたいと語った。(2017/1/25)
【 <空港線>台北駅での事前搭乗手続き、2月16日から開始 】
2月2日のプレ開業が決まった桃園メトロ(MRT)空港線。交通部・桃園メトロによると、一般客による台北駅での事前搭乗手続きは2月16日から利用可能になり、正式に開業となるのは3月2日の予定で、それ以降の運行時間は基本的には午前6時から午後11時までとされている。
正式開業前は日中一部の時間に限られた運航となり、運賃は無料。正式開業後も1カ月間限定で運賃は半額とされる見込み。同線は桃園空港―台北間を最短35分ほどで繋ぐとされており、海外旅行に不慣れな観光客にとっては極めて便利な移動手段となる。(2017/1/26)
【 新たに重要文化財「一休和尚像」がお目見え 故宮南院の日本美術展 】
国立故宮博物院南部院区(嘉義県、南院)で開催中の特別展「日本美術の粋-東京・九州国立博物館精品展」で1月25日、一部展示内容の入れ替えが行われ、重要文化財「一休和尚像」などが新たに公開された。今回登場したのはこのほか、国宝「孔雀明王像」、篤姫(天璋院)が着用していたとされる着物、千利休が武将、森可隆に送った書状など。特別展は3月5日まで。南院では27日から来月1日までの旧正月期間中、お守りや年賀カードの手作り体験、音楽会、人形劇の上演、日本映画の上映などが行われる。(2017/1/26)
【 歴史風情を水上から味わう…台南・安平港に遊覧船 あすからプレ運航 】
台南市政府観光旅遊局は、1月28日から2月1日まで、同市安平港で遊覧船「安平港1号」のプレ運航を行うと発表した。水上から台南の歴史的風情を味わうことができるとしている。安平古堡や億載金城など観光名所に近い歴史水景公園から出発。1回の所要時間は約40分で、船にはガイドが乗務し、安平港周辺や歴史について解説する。運航時間は午前10時から午後4時まで、料金は大人200台湾元(約730円)、小人100元(約360円)。観光旅遊局では「新たな観光スポットになれば」と期待を寄せている。(2017/1/27)
【アルビレックス新潟、高雄キャンプ終了 練習試合は台湾代表と引き分け 】
Jリーグ1部(J1)のアルビレックス新潟は1月26日、10日間にわたる台湾南部・高雄でのキャンプを終え、同27日に帰国した。J1の参加クラブが同地でキャンプを実施するのは初めて。キャンプ期間中、ランニング中心のメニューが組まれたほか、台湾の社会人クラブや今年8月のユニバーシアード台北大会に出場する代表チームとの練習試合も行われたとのこと。キャンプ6日目の同22日は、地元・高雄に本拠地を置く「台湾電力」に2-0で勝利。同9日目、25日の試合では、1点ビハインドで迎えた後半8分、MF酒井宣福がゴールを決めて2-2の引き分けに持ち込んだ。(2017/1/26)
【 台湾の清廉度、世界31位 中国大陸や韓国上回る 】
汚職・腐敗防止活動に取り組む国際NGO「トランスペアレンシー・インターナショナル」(TI、本部ベルリン)は1月25日、2016年の腐敗認識指数(CPI)を発表した。台湾は世界176の国・地域中31位となった。同指数は各国・地域の公務員や政治家などが賄賂などの不正行為に応じるかを数値化し、順位をつけたもの。1995年から毎年発表されている。台湾の順位は東アジアでは、香港の15位、日本の20位に次ぐ順位で、韓国(52位)や中国大陸(79位)を上回っている。尚、1位はデンマークとニュージーランド。(2017/1/26)
【 台北市、一部のバス停を先住民風に衣替え 「美を味わって」 】
台北市の各地で、台湾原住民(先住民)風のイラストや装飾を施したバス停がお目見えしている。同市公共運輸処では「原住民文化の美を味わって」と呼びかけている。原住民風に衣替えされたのは、市内18カ所のバス停。原住民の芸術家が、乗客に独自の文化を理解してもらいたいとデザインした。周辺の景観に合わせたトーテムに、縁起がいいとされているフクロウを組み合わせるなど、独特の世界観を感じられる。同処では今後も特色のあるバス停の設置を進める考え。バスを待つ間にも楽しんでもらえるとしている。(2017/1/23)
【 台湾見本市・展覧会情報 ― 2017年高雄国際食品見本市 】
2017年10月26日より4日間、高雄展示ホールにて2017年高雄国際食品見本市が開催される。中華民國対外貿易発展協会の主催。出展品目は野菜・果物、生鮮農産食品、水産食品、冷凍調理食品、肉類および乳製品、有機食品、ベジタリアン食品、調味料および添加物、脱水食品、酒類、コーヒー、茶、飲料、キャンディー・クッキー、保健食品、レジャー食品、食器類、小型レストラン設備など多岐に渡っている。より詳しい情報は以下HP及び添付ファイル参照。
HP: