【 台湾ランタンフェス、正式に開幕 蔡英文総統「台湾人精神を象徴」 】
中部・雲林県開催の台湾ランタンフェスティバル(台湾灯会)で2月11日、メインランタンが点灯し、正式に開幕した。会場を訪れた蔡英文総統は、今回のスローガン「吉鳴雲揚」は台湾人の「勤労」精神を象徴していると述べ、地元の伝統と特色に新たな要素を融合させた展示を称賛した。同イベントは交通部観光局が1990年から毎年実施しており、雲林での開催は初。展示面積は50ヘクタールで過去最大を誇る。雲林の特色を伝える展示エリアのほか、東南アジア5カ国の民俗文化を伝える新住民エリアも初登場している。蔡総統は、新住民をテーマにしたエリアの設置は、台湾社会の寛容性や心の広さ、大地への優しさを示しており、これこそが台湾の未来像と政府の目標だと言及。国内外の観光客に向け、来場を呼び掛けた。(2017/2/12)
【 陳副総統、日台間の産業協力深化に期待 】
陳建仁副総統は2月13日、小川洋・福岡県知事らの表敬訪問を受け、将来的に日台間の産業協力を深め、共同で海外市場を開拓したいと期待を示した。陳副総統は、台湾と日本が固い友情で結ばれていると強調。昨年の台湾南部地震や熊本地震での支援があったことに触れ、「国際協力の模範だ」とした。また、台湾はグリーンエネルギーやバイオ医療、スマート機械などの産業発展に注力しているとし、東南アジア諸国やインドとの関係強化を目指す「新南向政策」と合わせて、日本と相互利益の関係を築きたいとした。一方、観光面では昨年の日台相互訪問客数が600万人を突破したことに言及。ただ、日本人の訪台旅行者数は190万人に留まっていることから、さらに多くの人に美しい台湾を体験してほしいと語った。(2017/2/17)
【 台湾の経済自由度が過去最高の世界11位 】
米シンクタンク「ヘリテージ財団」は2月15日、2017年版の「経済自由度指数」を発表した。それによると、台湾は昨年より順位を3つ上げ、世界11位、アジア太平洋5位になり、過去最高となったことが分かった。調査は今年で23回目。世界180カ国・地域を対象に12項目を評価した。世界1位は香港。シンガポール、ニュージーランド、スイス、オーストラリアがそれに続いた。台湾は知的財産権や政治の清廉さ、政府支出水準、ビジネスの自由度、労働の自由度、貨幣の自由度などでそれぞれ高評価を受けたとのこと。同財団のレポートでは、台湾では競争力強化とさらなる市場開放が今後の経済の持続的な成長の鍵となるとしている。(2017/2/16)
【 台中市、三重県と国際交流促進覚書 観光や産業発展で協力 】
台中市政府は2月10日、三重県と国際交流促進覚書を締結した。今後は観光や産業の分野で協力を進めていく。台中市は今年中に産業視察団を三重県に派遣するほか、文化交流を強化する予定。林佳龍市長は、具体的な行動で両県市の友好関係を強くしていくと意欲を示した。調印式は台中市政府庁舎で行われ、林市長と鈴木英敬三重県知事が覚書を取り交わした。鈴木知事は、台中と新たな友好関係を築けるのは光栄だと述べ、台中で今後行われる各種イベントを利用した観光誘致に期待をのぞかせている。(2017/2/12)
【 シルバー産業の発展に向け協力 台湾と日本の研究機関が覚書 】
台湾の応用科学技術研究開発機構、工業技術研究院(新竹県)は2月16日、日本のシンクタンク、日本総合研究所(東京都)とシルバー産業の発展に関する覚書を締結した。工業技術研究院産業経済・トレンド研究センターの鍾俊元副主任によれば、台湾でも高齢化は進んでおり、医療や介護で需要が高まっているところ。こと、高齢者向け商品、医療、介護、金融、保険、教育、レジャーなどの分野では今後の成長が見込まれている。締結初年度の今年は、台湾の高齢者のニーズ調査や商品・サービス開発のプラットホームとして、実証場所の整備を進めていくのが目標だという。(2017/2/16)
【 MRT空港線 台北駅の搭乗手続きカウンター運用開始 】
2月2日にプレ開業した桃園メトロ(MRT)空港線で、2月16日から一般に向けた試乗が始まった。台北駅に設置された事前搭乗手続きカウンターも供用されている。駅には有人カウンター8つと自動チェックイン機6台、受託手荷物預け機6台などを設置。出発まで3時間以上あるチャイナエアライン(中華航空)、マンダリン(華信)航空、エバー(長栄)航空、ユニー(立栄)航空の桃園空港出発便の搭乗客が利用できる。午前8時の供用開始から同11時30分までの利用者は47人。一時は手荷物の重量を測定する機械が誤作動を起こすトラブルがあったが、現在は復旧している。(2017/2/16)
【 台湾の高校5校に日本人ボランティアを長期派遣 第2外国語教育強化へ 】
台湾の中等教育(高校生等)レベルでの日本語学習促進のため、国際交流基金アジアセンターから派遣された日本人ボランティアが、今月から初めて台湾に長期滞在する。日本の対台湾窓口機関、日本台湾交流協会などは、言語教育の水準向上と歴史・文化の相互理解などにつながればと期待を寄せている。ボランティアの派遣は昨年11月に台湾と日本が「言語教育の交流と協力に関する覚書」に調印したことを受けて決まった。教育部(教育省)の林騰蛟・常務次長によると、台湾では1996年から高校で第2外国語としての日本語教育を開始。現在は約半数を占める210校で日本語の授業があり、約3万3000人の生徒が学んでいるという。(2017/2/16)
【 台北国際ブックフェア閉幕 58万人が来場 前回上回る 】
台北市内で2月8日から開催されていた「台北国際ブックフェア」(台北国際書展)が同13日閉幕した。来場者数は昨年より約8万人多い58万人。閉幕式では、来年のテーマ国がイスラエルとなることも明かされた。今年は59カ国から出版社621社が参加し、計1780ブースが出展。国際ゾーンには、日本のエリアも設けられた。また、絵本作家のきむらゆういちさんやいわむらかずおさん、イラストレーターの香川元太郎さんらによる講演なども行われた。台北書展基金会の趙政岷董事長(会長)によれば、今年の来場者数は2012年の60万人、2011年の59万人に次ぐ高水準。来年は60万人突破を目指したいとしている。(2017/2/14)
【 台湾と日本の花輸出団体が姉妹提携 相互に産業発展を促進 】
台湾区花き輸出業同業公会(台北市)は2月13日、日本切花輸出入協会(東京都)と姉妹会を締結した。同業公会の林欽勝理事長は、日本側と共同で台湾の花きをPRし、日台の花き業界の発展を促進していければと意欲を見せた。林理事長が訪問団を率いて東京都内の日本切花輸出入協会を訪れ、同協会の西尾義彦会長とともに調印した。林理事長は、今回の提携を基礎に、今後は相互訪問や交流イベントの共同開催、花き教育の推進、異業種合同でのPRなどを行っていくと説明。西尾会長によれば、同協会が外国の団体と手を組むのは台湾が初めて。提携を通じて日本側のニーズを台湾側に伝えることで、台湾産花きの日本市場での取引を拡大していけるだろうと語った。(2017/2/14)
【 台湾見本市・展覧会情報 ― 2017年高雄国際食品見本市 】
2017年10月26日より4日間、高雄展示ホールにて2017年高雄国際食品見本市が開催される。中華民國対外貿易発展協会の主催。出展品目は野菜・果物、生鮮農産食品、水産食品、冷凍調理食品、肉類および乳製品、有機食品、ベジタリアン食品、調味料および添加物、脱水食品、酒類、コーヒー、茶、飲料、キャンディー・クッキー、保健食品、レジャー食品、食器類、小型レストラン設備など多岐に渡っている。より詳しい情報は以下HP及び添付ファイル参照。
HP: