【 日本人留学生「謝謝台湾」 東日本大震災から6年、当時の支援に感謝示す 】
東日本大震災から3月11日で6年になるのを前に、台湾に留学中の日本人学生を中心に構成される団体は同5日、新北市内で、台湾の人々からの震災支援に感謝を伝えるイベントを開催した。音楽やダンスのパフォーマンス、浴衣の着付け体験などが行われ、日台の絆の強化を願った。同イベントは震災翌年の3月から毎年開催されており、今回で6回目。実行委員会代表の長田莉紗さんは、震災は悲しいことながらも、それによって日台間に多くの結び付きが生まれたと話し、イベントを通じて台湾への感謝を示し、被災地の現状を伝えるほか、台湾と東北の被災地との「心の絆」を作れればと期待を寄せた。外交部によると、台湾からの義援金総額は2014年末までで、68億5466万台湾元(約252億8200万円)に上っている。(2017/3/7)
【 台湾の8地方自治体、日本の食品展に参加 自慢の農産物PR 】
幕張メッセ(千葉県)で3月7日から開かれる国際食品・飲料展のフーデックスジャパン2017に、高雄市、台南市、雲林県など8つの県と市が共同で参加する。各地自慢の農産物を世界にアピールする予定だ。台湾からの参加者らは、1560平方メートルの敷地に台湾パビリオンを設置。海外勢としては出展がある約80カ国・地域中4番目の規模で、台湾としても過去最大の出展規模だという。出展者の中には大手企業のほか、味の改良やパッケージデザインの変更によるブランドイメージの向上などに取り組む中南部の中小企業も名を連ねており、台湾食品業界全体で海外市場の拡大を目指す。(2017/3/6)
【 台湾鉄道とJR北の姉妹列車締結5周年 SL復活運転へ 】
台湾鉄路管理局(台鉄)は、JR北海道との姉妹列車提携締結5周年を記念し、3月25日にCK124蒸気機関車の復活運転を行う。彰化駅から海線を北上して竹南駅まで向かい、折り返して山線を南下し彰化駅に戻るルートを走行する予定で、10日午前9時からインターネットで予約を受け付ける。CK124は日本統治時代の1936(昭和11)年に日本から導入。1979年に現役を引退したが、2001年から不定期での運転を再開。2012年にはCK124が牽引する特別列車「仲夏宝島号」がJR北海道のC11が牽引する「冬の湿原号」と姉妹列車提携を結んでいる。(2017/3/9)
【 台北101、大阪・あべのハルカスと友好協定 相互に来場者誘致へ 】
台北の超高層ビル「台北101」は3月9日、高さ日本一を誇る複合ビル「あべのハルカス」(大阪市)と友好協定を締結した。認知度向上や相互誘客がねらい。双方は今後共同で、誘客のためのイベントやキャンペーンを継続的に実施していく。台北101は近年、海外の施設と連携して観光客を誘致する取り組みを進めており、東京スカイツリー(2013年)、東武ワールドスクウェア(2015年)、韓国最高層ビル「ロッテワールドタワー」(2017年)等と矢継ぎ早に提携を結んでいる。台北101の周徳宇董事長(会長)によると、増加を続ける日韓の観光客が、今般の協定を機に更に益々訪れることを期待したいとのこと(2017/3/9)
【 立法院交通委員会で台湾鉄道が車内Wi-Fi導入へ意欲表明 】
台湾鉄路管理局(台鉄)の鹿潔身局長は3月9日、立法院(国会)交通委員会の質疑で、車両内で公衆無線LAN(Wi-Fi)サービスを提供する列車を2年後にも導入していきたいと明らかにした。鹿局長は、「現在所有する列車へのWi-Fi導入は配線などの問題で難しい」と述べる一方、台鉄が新たに購入する1300両の新車両のうち、主に都市間を結ぶ列車として使用される600両についてはWi-Fiを導入したい、としている。今後台鉄としては通信会社に対し、沿線に関連設備を整備するよう要請していくと見られる。(2017/3/10)
【 訪日の嘉義市長、火鶏肉飯などご当地グルメPR 】
国際食品・飲料展のフーデックスジャパン2017で3月8日、涂醒哲・嘉義市長が名物の火鶏肉飯などご当地グルメのトップセールスを行った。涂市長は「たくさんの食品が嘉義で作られていることを知ってもらいたい」としている。会場では日本の食材を使い火鶏肉飯を再現したほか、熱々に蒸し上げた「碗[米果]」と呼ばれる米の茶碗蒸しなどを提供。ト市長はスーツにエプロンをまとい来場者においしさを積極的にアピールし、「商機を探したい」と日本市場開拓に期待を寄せた。また、作家の片倉佳史さんも司会・進行役として登場し、嘉義の魅力を伝えた。 (2017/3/9)
【 彰化県、洋上風力発電を推進 産官学連携で 】
彰化県政府は3月8日、洋上風力発電を推進しようと、企業2社と県内の大学1校の4者間で、グリーン電力発電設備の建設に向けた覚書を締結した。魏明谷県長は、今回の締結は同県にとって新たなマイルストーンになったと述べ、産官学連携で2025年の脱原発目標を達成していく考えを示した。同県とともに覚書を締結したのは、洋上風力発電事業を手掛ける上緯新能源(台北市)、オーストラリアの投資銀行、マッコーリー・キャピタル傘下の麦格理一海洋風力発展(台北市)、大葉大(彰化県)。経済部エネルギー局の担当者は、彰化県沿岸は台湾全土で最も風力発電に適した場所だと説明。日照時間も十分であるため、風力発電だけでなく、太陽光発電の発展も期待できると展望を示している。(2017/3/9)
【 X JAPANドキュメンタリー映画、台湾でも4月公開へ 】
ロックバンド、X JAPANのこれまでの軌跡を描いたドキュメンタリー映画「WE ARE X」が4月21日に台湾で公開される。X JAPANは2009年に開催した台北公演では2万人を動員しており、台湾でも高い人気を誇る。台湾公開の知らせに、インターネット上では「必ず見に行く」「ずっと待っていた。とても楽しみ」など期待する声が続々と上がっている。同作はハリウッドのチームが製作。結成から30年以上にわたるバンドのドラマチックな歴史にスポットを当て、メンバーの心と闇に迫った。これまでに世界20以上の映画祭に出品され、米・サンダンス映画祭で最優秀編集賞、米テキサスのサウス・バイ・サウスウエスト(SXSW)でデザイン部門観客賞を受賞している。(2017/3/7)
【 龍山寺、香炉を1基に集約へ 大気汚染の防止と健康増進目的で 】
人気の観光スポットとして知られる龍山寺(台北市)は、5月5日から境内に3基設置している香炉を1基に集約することを決めた。線香の煙が大気汚染と健康に害をもたらすのに配慮したため。龍山寺は2015年にも本来7基あった香炉を3基に削減。黄書イ副董事長(副会長)は、火をつけた線香を持って境内を一巡し、最後に香炉に手向けてほしいと新しい参拝を呼び掛けている。(イ=王へんに韋)台北市内の寺院では、行天宮も同様の理由で14年に香炉と供物台を全面的に撤去していた。(2017/3/7)
【 台北市、飲食店での炭火使用制限へ 大気汚染防止の一環で 】
台北市政府環境保護局が、住宅地にある飲食店で炭火の使用を禁じる条例の制定を大筋で決めたことが分かった。大気汚染防止の一環で、違反者には3万~10万台湾元(約11万~36万7100円)の罰金が科せられるとしている。行政院(内閣)環境保護署の李応元署長は3月6日、「先進的な試みだ」と歓迎。大気汚染を引き起こし、生活品質に悪影響を加えるものに対して改善や調整に取り組むことについて、市民からも支持が得られるだろうとの見方を示した。また、今後は中央政府として関連の法律を修正し、対象を全国にも広げる考えを示唆。地方自治体の取り組みに対しても支持すると語った。(2017/3/6)
【 訪日の台中市長、タピオカミルクティーPR 「本店にも遊びに来て」 】
訪日中の林佳龍台中市長は3月6日、台中に本店がある東京表参道の台湾カフェ、春水堂を訪れ、タピオカミルクティーなど台湾グルメをPRした。林市長は、日本限定のタピオカチョコバナナミルクティーを味わうと「ふるさとの味がするし、東京の味もする」と日台折衷のおいしさを絶賛。お茶を飲む文化は生活の美学だとし、日本人客が台中の本店や2018年に開催される世界花卉博覧会(世界花博)に来てくれればと期待を寄せた。日本で春水堂を運営する関谷有三代表取締役は、台湾スイーツ旋風を巻き起こしたいと意気込みを語った。(2017/3/6)
【 台湾見本市・展覧会情報 ― 2017台北国際スポーツ用品展 】
2017年3月22日より4日間、台北世界貿易センター第1、3ホールにて台北国際スポーツ用品展が開催される。中華民國対外貿易発展協会の主催。出展品目はスポーツジム器材、アウトドア用品、球技関連商品など多岐にわたっている。尚、一般に開放されるのは24~25日のみで、その他3日間は企業の参観となる。より詳しい情報は見本市HP(英語)、及び別途添付ファイルまで。
公式HP :http://www.taispo.com.tw/en_US/show/info.html?id=3636804A60D73D5FD0636733C6861689&sFuncID=3636804A60D73D5FD0636733C6861689