【 台湾、全席でシートベルトの着用義務化検討 観光バス横転事故受け 】
交通部(交通省)が、全ての座席でシートベルトの着用を義務化する方向で検討している。背景にあるのが、今年2月に44人が死傷した高速道路での観光バス横転事故。趙正宇立法委員は、「同事故で死傷者が多くなったのは、乗客らがシートベルトを着用しておらず、事故の衝撃で車外に投げ出されたことが原因」と指摘。一般道では小型車以外の後部座席で未着用者がいても罰則がない現行の規定を変え、座席の位置や車の車種にかかわらず未着用者がいた場合に運転手を罰するとし、罰金額も現行の1500台湾元(約5530円)から3000元(約1万1060円)に増額すべきだなどと訴えている。(2017/3/12)
【 台湾人の旅行先、日本4都市がトップ10入り 宿泊料金上昇でも人気衰えず 】
ホテル予約サイト「ホテルズドットコム」が発表した2016年の台湾人に人気の海外旅行先で、トップ10内に日本の都市が4都市ランクインした。名を連ねた4都市の宿泊料金はいずれも前年より上昇しているものの、台湾人の日本旅行熱は衰えていないことが浮き彫りになった。上位10都市は順に東京、大阪、バンコク、ソウル、沖縄、香港、京都、シンガポール、上海、パリ。そのうち日本の都市について前年と比較した1泊あたりの平均宿泊料金は、東京7%増、大阪10%増、沖縄13%増、京都12%増となっている。(2017/3/1)
【 台湾国際蘭展閉幕 来場者数1割強増加 約25万人 】
台南市内で開かれていた「2017台湾国際蘭展」が3月13日、閉幕した。主催者によると、10日間の期間中に計24万8067人が来場、前年比12.54%増加したとのこと。会場では、世界30カ国以上から集められた2万株を超えるランを展示。品評部門には2000株以上が出品された。蘭展プロジェクトの座長、林峰田氏は、ランは台湾の花き輸出において最も重要な品目で、産出額は毎年60~70億台湾元(約223~260億円)に達すると言及。蘭展開催により、台湾での品種改良の成果を示し、約100億元(約371億円)に上っている海外受注額が更に拡大していけば、と期待を覗かせている。(2017/3/14)
【 <空港線>開業記念乗車券に長蛇の列 瞬く間に完売 】
桃園メトロ(MRT)は3月11日~12日、空港線開業を記念した乗車券セットを限定販売した。売り場前には早朝から長蛇の列ができる人気ぶりとなり、用意された3000セットは瞬く間に完売となった。乗車券セットは台北駅など4駅で販売され、空港線の沿線自治体以外からも購入に駆けつけるファンの姿も。購入者が満面の笑みを浮かべる一方、買いそびれた市民の顔には落胆の色が浮かんだ。インターネットでも2000セットが販売されたが、完売している。桃園メトロによると、追加販売はしないという。(2017/3/13)
【 年間3700万円の増収に貢献 高雄メトロ、キャラクターの活躍に期待 】
高雄メトロ(MRT)が生み出した萌え系キャラクター「高捷(たかめ)少女(K.R.T GIRLS)」が人気だ。2008年の開業から最近まで厳しい運営が続いていた同社の中で、年間1000万台湾元(約3700万円)の増収に貢献。関係者らはさらなる飛躍に期待を示している。「小穹」(シャオチョン)などと名付けられたキャラクターらが登場したのは2014年。高雄で開催されたアニメ・漫画関連のイベントでお披露目され、台湾だけでなく、日本など海外でも注目を集めた。今ではオリジナルグッズの販売も行われている。同社ではこれらのキャラクターについて、前向き、情熱的で仕事し対する使命感があり、文化イベントへの興味が旺盛としているが、小説を通じた性格の変化に期待しているとコメントしている。(2017/3/14)
【 鉄道地下化工事で起工式 2022年の完成目指す 】
交通部鉄路改建工程局は3月15日、台南市内で台南駅周辺の鉄道地下化工事の起工式を行った。2022年12月の完成が目指されており、都市の分断解消によるさらなる発展に期待が集まっている。地下化されるのは台南駅周辺8.23キロの区間。9カ所の踏切が廃止され、渋滞の緩和と交通安全の向上に寄与するとみられる。今回着工されたのはそのうちの「南台南駅区間」と呼ばれる工区。賀陳旦・交通部長(交通相)は、地下化される区間は短いとしながらも、その効果は大きいと意義を強調。分断されていた都市を縫い合わせ、古跡や文化の要素を他地域とつなげられると語った。(2017/3/15)
【 桃園メトロ 「記念」に乗車用トークンを持ち帰る乗客相次ぐ 】
3月2日に正式開業した桃園メトロ(MRT)空港線で、乗車券として使われるトークン(代用貨幣)の回収率が低くなっていることが分かった。本来トークンは発券後、利用者が下車した駅の自動改札機で回収され、情報処理後に再利用されるものであり、個数は基本的には変動が予定されていない。しかし、今般開業した桃園MRTでは列車の前面がデザインされ一風変わったトークンが発券されたこともあり、そのデザインを気に入ったファンが記念に持ち帰ってしまう事態が相次ぐこととなったとされる。同社担当者は、「トークンはチャージ(入金)できないほか、発券の翌日には効力を失う」と注意喚起を行っているとのこと。(2017/3/15)
【 台湾鉄道とJR四国、ラッピング列車を相互に運行 友好協定1周年を記念 】
台湾鉄路管理局(台鉄)とJR四国は友好鉄道協定締結1周年を記念し、相手方の車両デザインを採用したラッピング列車を相互に走行させる。また、3月30日から10月13日まで、共同でスタンプラリーも実施する。両者は2016年2月、鉄道技術の交流や相互誘客を目的に友好鉄道協定に調印。2013年10月には、同じ名前を持つ台鉄松山駅(台北市)とJR松山駅(松山市)間で友好駅協定を結び、交流を促進してきた。6月2日には愛媛県西条市で「日台鉄道観光フォーラム」の開催が決まっている。(2017/3/16)
【 阿里山独自の環境保護規制、強化へ 機関車に排煙処理装置 】
嘉義県は、観光名所の阿里山で独自に実施している環境保護規制を強化し、阿里山森林鉄路のディーゼル機関車に特注の排煙処理装置が取り付けられた。大気汚染が減らせ、環境の改善に寄与するとしている。県では2010年から阿里山の環境改善に取り組み、2013年には同地へ乗り入れる観光バスに通行証の取得を求める制度を実施した。15日には記念式典が行われ、李応元・行政院(内閣)環境保護署長や張花冠県長らが出席。張県長は今回導入された装置は1台100万台湾元(約370万円)で、まず1両に装着し、今後順次別の機関車にも取り付けると話した。(2017/3/16)
【 高雄市、哈瑪星地区の再活性化図る 日本統治時代の金融街 】
高雄市が日本統治時代に金融街として栄えた哈瑪星(ハマシン)地区の再活性化に力を注いでいる。同市政府文化局では、同地に残る歴史的建物を活用し、過去のにぎわいを取り戻したい考え。同地区は、高雄で早くから発展した場所として知られ、縦貫鉄道の高雄駅も当初はこの地域に開業。地名は路線の当時の呼び名「浜線」の発音にちなんでいる。高雄港に隣接し、経済活動が盛んだったことから、銀行をはじめ、多くの商業施設や店舗が軒を連ねた同地。今後は同局が史跡や当時の面影を残す建物を20年契約で借り上げ、地域全体を文化の集積地として整備していく予定とされており、高雄観光の新たなスポット誕生に期待が寄せられているところ。(2017/3/16)
【 春の旅行フェア開幕 金門県、宗教イベントで観光誘客ねらう 】
旅行フェア「台北国際春季旅展」が3月16日、台北市内で開幕した。離島・金門県が出展するパビリオンでは、4月8日から始まるイベント「2017金門迎城隍浯島宗教文化観光フェスティバル」を始め、春に開催するイベントを目玉にPR。来場者に金門観光を売り込む。このイベントは毎年旧暦4月12日(今年は5月7日)に開催される金門で最も盛大な祭り「迎城隍」に関連して行われるもので、開催期間中は祭り囃子の「陣頭」のグループによるパフォーマンスやパレードのほか、コンサートなども開かれる。関係者は、期間限定で航空券・宿泊費込みのパッケージプランも用意されており、「ぜひ多くの方にご利用頂きたい」としている。(2017/3/17)
【 台湾見本市・展覧会情報 ― 2017年高雄国際食品見本市 】
2017年10月26日より4日間、高雄展示ホールにて2017年高雄国際食品見本市が開催される。中華民國対外貿易発展協会の主催。出展品目は野菜・果物、生鮮農産食品、水産食品、冷凍調理食品、肉類および乳製品、有機食品、ベジタリアン食品、調味料および添加物、脱水食品、酒類、コーヒー、茶、飲料、キャンディー・クッキー、保健食品、レジャー食品、食器類、小型レストラン設備など多岐に渡っている。より詳しい情報は以下HP及び添付ファイル参照。
HP: