【 対日窓口機関を1カ月以内に「台湾日本関係協会」に改称へ 】
李大維外交部長(外相)は4月19日、立法院(国会)外交および国防委員会で、台湾の対日窓口機関「亜東関係協会」の名称を1カ月以内に「台湾日本関係協会」に変更する方針を明らかにした。 亜東関係協会は1972年、日本との断交を受け、経済、技術、文化面での民間交流窓口として設立。今年3月、行政院(内閣)が「台湾日本関係協会」への改称を承認したが、時期は未定とされていた。日本の対台湾窓口機関である「交流協会」は今年1月に「日本台湾交流協会」に改称している。また、李外交部長は、駐日大使館に相当する「台北駐日経済文化代表処」の名称の変更については台日双方の協議が必要で、まだ合意に至っていないと述べた。(2017/4/19)
【 海外受注高、8カ月連続プラス 世界的な景気回復が後押し 】
経済部(経済省)統計処は4月20日、今年3月の海外受注高について、411億2000万米ドル(約4兆5000億円)だったと発表した。前年同月比12.3%増で、8カ月連続でプラス。第1四半期の海外受注高は1108億5000万ドル(約12兆円)で、前年比12.6%増。昨年の下半期以来、世界的に景気が回復していることが要因の一つと見られ、今後は携帯端末やパソコン、テレビなどの新型商品の発売も続き、需要は高まるとみられる。また、クラウドコンピューティングやモノのインターネット(IoT)関連の受注額自体は大きくないが、応用範囲が広く、関連する電子機器や端末などの分野で引き続き成長が見込めるとされている。(2017/4/21)
【 3人に1人が日本へ 魅力は「治安の良さ」=2016年の台湾の海外旅行者 】
交通部観光局の統計によると、2016年に海外に渡航した台湾人のうち、訪日客の割合は約3人に1人に上ったことがわかった。同調査は旅行検索サイト「スカイスキャナー」の1000人に対するアンケートに基づくもの。2016年に日本を訪れた台湾人は429万5240人。同年の台湾人出境者数は1458万8923人で、日本はそのうち29.4%を占める。日本旅行を好む理由として77%が「治安の良さ、保たれた秩序、清潔」を挙げ、次いで「自然・風景の美しさ、歴史的文化財の多さ、濃厚な文化的雰囲気、観光の選択肢の多さ」(71%)、「飛行距離の短さ、交通の利便性」(69%)、「豊かで美味しい料理」(60%)などが選ばれた。(2017/4/19)
【 離島・澎湖で花火フェス開幕 期間中45万人の動員見込む 】
離島・澎湖で4月20日、「2017澎湖国際海上花火フェスティバル」が開幕した。花火は20分におよび打ち上げられ、会場に詰めかけた3万5000人ほどの観客を魅了した。6月22日までの期間中、45万人の観客動員を見込む。今年の花火の目玉は、全長300メートルのナイアガラの滝。レーザーや3Dライトショーを組み合わせ、夜の海を美しく彩る。花火の打ち上げは6月22日までの毎週月、木曜および4月29日から5月13日までの毎週土曜に実施。5月29日には日本の花火チームが参加する。同フェスは2002年5月に澎湖近海で発生した航空機墜落事故の影響で低迷した同県の観光産業の復興を目的に2004年より開催され、今では澎湖の一大観光イベントとなっている。(2017/4/21)
【 日本時代のエリート校「台北高校」95周年祝う 卒業生には李登輝氏 】
日本統治時代に“エリート養成校”として知られた「台北高等学校」の創立95周年紀念特別展が4月18日から台湾師範大(台北市)で開催されている。同校は李登輝元総統の母校。7年制の旧制高校で、地元の台北帝国大(現・台湾大)にはエスカレーター式で入学できたため進学のプレッシャーが少なく、入学試験にさえ合格すれば、7年間の在学中の自由な学校生活が約束されたという。同21日に行われた開幕式には、父親が同校のOBである陳建仁副総統などが出席。陳副総統は、父親がよく校歌を口ずんでいたとのエピソードを明かし、父親は同校の卒業生であることを誇りに思っていたと語った。(2017/4/21)
【 中華郵政社長ら、日本郵政を訪問 国際配送サービスの協力強化へ 】
中華郵政の陳憲着総経理(社長)率いる訪問団は4月19日、日本郵政(東京都)を訪問した。陳総経理によれば、今回の訪問の目的は台日間で今年4月より開始された海外配送サービス「国際eパケット」の協力強化や日本郵便が展開している高齢者支援サービスについて理解を深めるため。これまで双方は長期的に協力を行ってきたとし、今回の訪問を通じ、より緊密な協力関係を築いていきたい考えを示した。日本郵便の横山邦男社長は、日本も台湾も利用者から信頼される設備やネットワークを持っているとし、今回の訪問で日本郵政を見てもらい、意見をもらえればと話した。(2017/4/21)
【 「台湾は国際防疫の穴になってはならない」=総統府 WHA招待状届かず 】
ジュネーブで5月下旬に開かれる世界保健機関(WHO)の年次総会(WHA)の招待状が依然として届いていないことを受け、総統府の黄重諺報道官は4月20日、台湾は国際防疫の穴となってはならず、これは国際社会における台湾の責任だと述べた。黄報道官は、台湾のWHO参加は国民全体の健康の権利に関わるだけでなく、世界の保健と防疫体系において欠かせないものだと改めて言明。国際医療と防疫に対する台湾の長年の貢献は引き続き深化させていくべきだとした。衛生福利部の陳時中部長は同日、招待状が届かなかったとしても会場に出向き、台湾の立場を表明する方針を明らかにした。(2017/4/21)
【 安倍首相の母、台湾の民謡「望春風」を賞賛 】
台北愛楽管弦楽団は4月19日、第一生命ホール(東京都中央区)で台日文化芸術交流音楽会を開催した。同会には、安倍晋三首相の母、安倍洋子さんが台北駐日経済文化代表処の謝長廷代表(駐日大使)とともに出席。アンコールで演奏された台湾の民謡「望春風」が特に素晴らしかったと賞賛した。音楽会の後の祝賀会で、謝代表は、多くの日本の来賓にアンコール曲の曲名を尋ねられたと話し、台湾の民謡を紹介できた素晴らしい交流だったと喜びを示した。洋子さんは招待を受けたことに感謝を述べ、これを機に文化交流がさらに進み、日本と台湾の関係がより緊密になっていけばと話した。(2017/4/20)
【 外国人人材の誘致強化へ 規制緩和盛り込んだ草案を閣議決定 】
政府は4月20日、専門性を持つ外国人人材に対する各種規制の緩和を盛り込んだ「外国専門人材誘致及び雇用法」の草案を行政院院会(閣議)決定した。これにより、人材誘致の強化をねらう。林錫耀行政院副院長によれば、海外で働く台湾人は2015年は72万4000人に達した一方で、台湾で就労する外国人は2~3万人程度に過ぎない。草案には、雇用主を経由せずに申請できる「就業ゴールドカード」や外国人が台湾で仕事を探す際の「求職ビザ」の創設▽永久居留証を取得した外国人人材への月払いでの退職金支給▽配偶者や子女に対する全民健康保険の加入制限の緩和▽初めて台湾で就労する特定の外国人専門人材に対する所得税の優遇―などが含まれている。草案は今後、立法院(国会)で審議される。(2017/4/20)
【 EXILE AKIRA、好きな食べ物は「鴨の血」=台湾で出演映画PR 】
日本映画「たたら侍」のワールドプレミアが4月19日夜、台北市内で行われ、同作に出演する劇団EXILE青柳翔、EXILE AKIRA、錦織良成監督が出席した。以前TVドラマ「GTO TAIWAN」の撮影のため台湾に滞在した経験があるAKIRA。好きな食べ物を聞かれると「麻辣鴨血」(鴨の血を固めたものを辛く煮込んだ料理)とマニアックな回答を披露し、会場を沸かせた。AKIRAは会場がどよめくほどの流暢な中国語も披露。自己紹介だけでなく、比較的長いフレーズも中国語で言ってみせ、司会者から「今年来た日本の芸能人の中で一番うまい」と称賛を受けた。同作は台湾では日本より1日早く、5月19日に公開される。(2017/4/20)
【 台湾のコンビニ、次はタピオカティーで勝負 】
コーヒーやソフトクリームなど「できたて」商品の提供で熾烈な競争を繰り広げている台湾のコンビニエンスストア大手、セブン-イレブンとファミリーマートが次は「タピオカティー」戦争をしかける。セブン-イレブンは昨年茶飲料ブランド「CITY CAFE 現萃茶」を導入した200軒の店舗でタピオカ入りドリンク4商品を発売、年で500万杯の販売を目指す。対するファミリーマートは同26日にタピオカミルクティー商品を発売予定。ファミリーマートは5年前、他に先駆けて同商品に注力した経緯があり、再挑戦となる。街を歩けばいたるところにドリンク店がある台湾。茶飲料市場の商機は850億台湾元(約3038億円)とも言われる。(2017/4/19)
【 南港西バスターミナルが開業 台北駅の渋滞緩和期待 】
南港西バスターミナル(台北市)が4月18日から供用が開始される。柯文哲台北市長は同17日に行われた記念式典に出席し、大型のバスステーションはこれまで台北駅に集中しており、大きな負担となっていたが、同ターミナルにより交通量が分散され、渋滞緩和が期待できるとの考えを示した。台北市公共運輸処によると、宜蘭や蘇澳など東部に向かう路線や、桃園空港行き、基隆行きなどの、中長距離路線が開通となる。南港駅(台北市)は台湾高速鉄路(新幹線、高鉄)のほかに、台湾鉄路(台鉄)と台北メトロ(MRT)も乗り入れており、利用者数は毎月135万人に上るとされる。(2017/4/18)
【 台湾見本市・展覧会情報 ― 2017年高雄国際食品見本市 】
2017年10月26日より4日間、高雄展示ホールにて2017年高雄国際食品見本市が開催される。中華民國対外貿易発展協会の主催。出展品目は野菜・果物、生鮮農産食品、水産食品、冷凍調理食品、肉類および乳製品、有機食品、ベジタリアン食品、調味料および添加物、脱水食品、酒類、コーヒー、茶、飲料、キャンディー・クッキー、保健食品、レジャー食品、食器類、小型レストラン設備など多岐に渡っている。より詳しい情報は以下HP及び添付ファイル参照。
HP: