【 世界の安全な都市ランキング、台北は3位 東京16位 】
世界最大の都市・国家比較サイト「NUMBEO」が各都市の犯罪指数データをもとにランク付けした安全な都市ランキング2017で、台北は対象となる378都市中、アブダビ(アラブ首長国連邦)とミュンヘン(ドイツ)に次いで3位と高評価を得ていることがわかった。3者の犯罪指数はいずれも16未満だった。東京は16位で、犯罪指数は19.64となっている。トップ10圏内にあるその他のアジア都市として、ドーハ(カタール)が7位、シンガポールが8位、マンガロール(インド)が9位にランク入りしており、犯罪指数は16.57~17.51の間。ワースト1は南米のカラカス(ベネズエラ)で犯罪指数は86.61だった。同サイトによると、犯罪指数が20を下回る都市は非常に安全と評価され、60を超えた場合、犯罪率が高い都市になるという。(2017/4/27)
【 WHA参加、米国が支持表明も「困難で複雑」 】
外交部(外務省)の王珮玲報道官は4月25日、定例記者会見で、台湾の世界保健機関(WHO)の年次総会(WHA)への参加を巡る情勢は、従来より厳しく複雑だとの考えを示した。訪台中の米国の対台湾窓口機関、米国在台協会(AIT)のジェームズ・モリアーティ(JamesMoriarty)理事長は同日、米国は台湾の国際社会における貢献を評価し、WHAへの参加を望んでいると発表している。台湾は4月25日から、米国と共同でデング熱など蚊媒介感染症の診断精度の向上を目指す国際研修会を開催。モリアーティ理事長は同会に出席し、台米間はこれまで密接な協力関係にあったと述べ、「世界的問題の解決に向かうとき、われわれは台湾の加入を全力で求めるべきだ」と強調した。(2017/4/25)
【 春の外国人叙勲、台湾から3人が受章 許世楷元駐日代表ら 】
日本政府は4月29日、2017年春の外国人叙勲受章者を発表した。台湾からは3人が受章。許世楷・元台北駐日経済文化代表処代表(82、大使に相当)、黄茂雄・工商協進会栄誉理事長(77)の2人が旭日重光章、黄天麟・台日文化経済協会会長(87)が旭日中綬章に選ばれた。許世楷氏は2004年から2008年まで駐日代表を務めた。日本政界をはじめ多方面での関係構築を活発に行うなどし、在任期間中の日台関係は「断交以来最良の時期」と評された。日台関係の促進および相互理解増進に寄与したとして受章が決まった。黄茂雄氏は日台間の経済交流・経済関係の強化など、黄天麟氏は日台間の草の根交流および人材育成を通じた交流・相互理解の促進に寄与した功労が評価された。今年の春の外国人叙勲は105人が受章した。(2017/4/29)
【 日本各地のグルメが台中に集結 台湾の消費者に美味しさ伝える 】
台中市内のデパートで4月27日から、日本各地のグルメを集めた物産展が行われている。出展する80社のうち、38社が台湾初登場。台湾の消費者に自慢の味を届ける。出展されているのはラーメンやから揚げなどの食事メニューから、カステラやさくらもちなどのスイーツまで様々。農産物や工芸品、化粧品なども販売される。札幌の卵生産者、永光農園は自社産の平飼い有精卵を使用したエッグタルトなどのスイーツを販売。永光洋明代表は商品の美味しさに自信を見せている。 物産展の担当者によると、同デパートでは昨年も日本の物産展を開催。今年は出展者数を増やした。来場客がその場でグルメを楽しめるよう、会場には座席のほか立食スペースも設けられている。来月15日まで。 (2017/4/28)
【 高雄市交響楽団が金沢で公演へ 友好の架け橋に 】
高雄市交響楽団は金沢市から招待を受け、5月1日~5日の日程で訪日する。同市で開かれる「風と緑の楽都音楽祭」に出演し、高雄市と金沢市の文化交流を進める役割を担う。「風と緑の楽都音楽祭」は昨年まで開催されていた「ラ・フォル・ジュルネ金沢」に替わるイベント。ベートーベンをテーマに、世界各国のアーティストによるさまざまな曲目の上演が予定されている。同楽団は、今回の公演を機に高雄市と金沢市の友好を深めたいとしており、来年の夏には、金沢交響楽団が高雄で公演を行う予定。今回の公演は、アジア文化芸術交流促進連盟(FACP)の茂田雅美会長が陳菊高雄市長を訪問したことがきっかけで実現したという。(2017/4/28)
【 報道の自由度、台湾が45位でアジアでは首位 日本は72位 】
国際ジャーナリスト団体「国境なき記者団」(RSF、パリ)が4月26日発表した2017年の報道の自由度に関するランキングで、台湾は180カ国・地域中45位に選ばれ、アジア圏で首位となった。昨年の51位から6ランク上昇した。他のアジア諸国・地域では、韓国が63位、日本が72位、中国大陸は176位だった。首位はノルウェーで、2位以下にはスウェーデン、フィンランド、デンマーク、オランダなどヨーロッパの国々が続いた。同調査は2002年から行われており、メディアの多元性や独立性、記者の安全性などが評価基準とされている。同団体は、台湾の報道の自由度や地理的位置などを評価し、今月6日、台北にアジアで1カ所目となる事務所を設置すると発表した。(2017/4/27)
【 台湾新幹線が黒字に 政府への割り戻し約115億円支払いへ 】
台湾高速鉄路(高鉄、新幹線)が財務立て直しを経て黒字経営となり、今年は31億台湾元(約115億円)を割り戻しとして政府に支払うことが4月26日、わかった。支払いは6月末までに行われる見込み。同社は政府との契約で、毎年、税引前利益の10%を割り戻しとして支払うことになっている。最初の5年で少なくとも20億元(約74億円)、その後の5年で累計100億円(約370億円)が支払われるはずだったが、2007年の開業以来、経営不振が続いており、支払いが滞納していた。(2017/4/27)
【 桃園空港・メトロ、関空・南海電鉄と連携協定 乗車券相互販売を検討 】
台湾桃園国際空港、桃園メトロ(MRT)は4月24日、日本の南海電気鉄道(南海電鉄)、関西国際空港(関西空港、関空)と連携に向けた覚書に調印した。今後は沿線の観光地の宣伝を共同で行っていくほか、台湾と日本で利用できる乗車券の販売も検討する方針で、双方の利用客増加を目指す。桃園メトロは今年3月に正式開業し、桃園空港と台北市内を結んでいる。関西空港に乗り入れている南海電鉄と連携し、利便性の向上を図る。調印式に参加した鄭文燦桃園市長は、台湾と日本、双方の空港と鉄道が協力することで、経営革新となるだけでなく、観光方面でもより一層の成長が見込めるだろうと期待を示した。(2017/4/25)
【 台湾見本市・展覧会情報 ― 第27回台北国際食品見本市 】
2017年6月21日より4日間、台北世界貿易センター南港展覧館にて第27回台北国際食品見本市が開催される。中華民國対外貿易発展協会の主催。出展品目は生鮮青果、農産物加工品、家禽製品、シーフード、食肉と食肉加工品、食用油、乳製品、健康食品、冷凍食品、缶詰類、焼き菓子、ビスケット、アルコー ル飲料、コーヒー・紅茶、ジュース・清涼飲料、アイスークリーム、調味料及び菓子類。詳しい情報は以下実施情報及び添付ファイル参照。
HP : http://www.foodtaipei.com.tw/ja_JP/index.html