【 台湾のWHO総会参加 カナダが改めて支持表明 】
5月2日、カナダ政府は同22日にジュネーブで開幕するWHO総会につき、「台湾が世界の公衆衛生ネットワークに組み入れられないことによる影響は身につまされる」として、改めて台湾の年次総会参加を支持する意向を表明した。中でも、カナダ元老院与党院内総務(上院で政府を代表して答弁する職務)のピーター・ハーダー氏は、「カナダはずっと、台湾なくして世界の利益にならない国際組織に台湾が参加することを支持している。世界公衆衛生の領域はその一つだ。」と述べ、台湾をWHOから排除しようとする動きへの懸念も表明している。台湾は2009年以来ずっとオブザーバーとしてWHAに参加してきたが、今年は未だ招待状が届かず、関係者の間で議論が巻き起こっていたところ。(2017/5/5)
【 甲子園で「台湾デー」再び 始球式には元阪神の郭李建夫 】
阪神甲子園球場(兵庫県)が台湾観光協会大阪事務所、タイガーエア台湾(台湾虎航)と再び手を組み、「台湾デー」を開催する。6月14~15日の対西武ライオンズ戦で行われる予定で、5月14日の始球式には元阪神の郭李建夫さんが登場する。交通部(交通省)観光局のPRキャラクター「オーション」([口屋]熊)も球場に駆けつける予定。球場周辺には特設ブースが設置され、来場者はゲームに参加することができる。同イベントは、2014年に公開された台湾映画「KANO 1931海の向こうの甲子園」の影響で球場内にある甲子園歴史館に多くの台湾人観光客が訪れるようになり、球場へも足を運んでもらおうと昨年から開催されている。同館の統計によると、昨年は1万7000人以上の台湾人が同館に来訪したという。(2017/5/4)
【 台湾高速鉄道の駅周辺開発案が再始動 新竹、台中を優先 】
一時財務健全性への懸念から保留となっていた台湾高速鉄道(高鉄、新幹線)の5駅(桃園、新竹、台中、嘉義、台南)周辺開発事業がこのたび再始動することとなった。新竹駅はすでに入札手続きを行っており、台中駅が年末にも後に続く見通しだ。新竹駅前開発プロジェクトの面積は5ヘクタール。高鉄局は、新竹駅付近には、バイオ医療をテーマにしたバイオメディカル・サイエンスパークがあり、関連企業や研究機関が入居していることから、生活機能の充実が求められているとし、小売店、宿泊施設、レストラン、オフィスビルなどを主とした開発を期待しているとのこと。(2017/5/3)
【 中華航空会長、北京を訪問 両岸連携の機会探る 】
チャイナエアライン(中華航空)の何煖軒董事長(会長)は5月2日、航空業者を率いて北京を訪問した。何董事長は業界内の協力促進を担う台北市航空運輸商業同業公会の理事長を兼任しており、今回の訪問で中国大陸との新たな連携の機会を探る。両岸(台湾と中国大陸)で航空便の往来は続いているものの、中国大陸からの旅行者減少で利用者数は激減している。同会によると、何董事長らは3月に雲南省昆明で行われた両岸および香港、マカオの民間航空座談会に対する謝意を表明する形で、中国大陸の民間航空会社の主管機関の関係者と北京で面会する。両岸の航空業界の発展に向けた意見交換も行われるという。(2017/5/4)
【 屏東恒例のクロマグロまつり 地元のグルメを観光客に 6日から 】
台湾最南端の屏東県東港で5月6日より、クロマグロまつり「屏東黒鮪魚文化観光季」が始まる。今年の目玉は、地元の風情漂うイルミネーションと、地元自慢の小吃(台湾風小料理)をコースで楽しめるグルメイベント。同3日に行われたPR会見に出席した潘孟安県長は、「夏の旅行にぜひ東港へ」、と呼びかけている。台湾一のクロマグロ水揚量を誇り「クロマグロの里」とも呼ばれる同地では、同イベントが17年にも渡り開催され、今では台湾屈指の「海鮮の都」とも呼ばれるようになっているとのこと。(2017/5/4)
【 金門のコーリャン酒カクテル、国際コンペで5つ星 】
米・ニューヨークで開催される世界的なスピリッツ(蒸留酒)コンテスト「アルティメット・スピリッツ・チャレンジ 2017」にて、金門酒廠の「陳年大麯酒」ベースのカクテルが100点満点中95点という高得点を獲得し、見事最高評価の「5つ星」勝ち取った。金門酒廠は、台湾の離島、金門島にある酒造で、地元の特産である高粱(コーリャン)を原料とする高粱酒が有名。長年コーリャン酒はその風味からカクテルには向かないという定説があったが、今般の「5つ星」獲得で見事常識を打ち破った形となった。(2017/5/3)
【 知的財産の多様な活用へ 出版界と他媒体のコラボ作品展覧会 】
出版業界が知的財産を活用し、映像やゲーム、漫画など多様な媒体とコラボレーションした作品やその事例を紹介する展覧会が華山1914文創園区(台北市)で5月1日、開幕した。記者会見に出席した鄭麗君文化部長(文化相)は、“物語”は文化の核心だとし、知的財産権の授権によって、文化や経済を動かす動力源になればと期待を示した。同展覧会では、2016年から放送を開始したドラマシリーズ「植劇場」と出版社による展示も行われており、同ドラマシリーズが漫画で表現されている。同じストーリーをドラマと漫画という異なる媒体で再現し、コラボレーションによる効果を紹介している。同ドラマシリーズの制作に携わったワン・シアオディー(王小棣)監督は、ドラマと漫画は異なる視点で作られており、とても興味深いと話した。(2017/5/2)
【 台中港での三井アウトレット建設、7月に着工へ 来年末の開業目指す 】
台中市政府は5月1日、三井不動産グループが台中港エリアに建設する商業施設「三井アウトレットパーク 台湾台中港(仮称)」の着工式が今年7月に行われる見通しだと明らかにした。2018年末の完成、オープンを目指す。三井不動産は昨年9月、海外子会社を通じ、建設予定地を所有する台湾港務(高雄市)と借地契約を締結。台中市は台中港周辺地域を観光・ビジネスエリアに変貌させる計画を推進しており、台湾港務とともに三井不動産に対する投資誘致を積極的に進めていた。同施設にはファッションブランドや飲食店、エンターテインメント施設など約150店舗が入居予定。(2017/5/2)
【 アート展で「5月の雪」の美しさを堪能 】
新竹県文化局美術館で、5月14日まで、「繽紛春桐・花吹雪」と銘打った、アブラギリの花をテーマにしたアート展が開催されている。台湾北西部(桃園・新竹・苗栗)一帯の山間部では、毎年4~5月になると、白くて清楚なアブラギリの花が満開となり、山肌に積もる雪のような絶景を見ることができる。新竹県の邱鏡淳県長によると、アブラギリは、本来、マッチ棒や傘の骨などの材料にするために植えられた商品作物。中国大陸の広東省などにルーツを持つ客家人が多く住む山間地帯にたくさん見られる。時代の変遷とともに、木の需要は減ったが、その代わり、花が満開になったときの絶景が人々の目に止まるようになったとのこと。(2017/5/2)
【 台湾見本市・展覧会情報 ― 2017年高雄国際食品見本市 】
2017年10月26日より4日間、高雄展示ホールにて2017年高雄国際食品見本市が開催される。中華民國対外貿易発展協会の主催。出展品目は野菜・果物、生鮮農産食品、水産食品、冷凍調理食品、肉類および乳製品、有機食品、ベジタリアン食品、調味料および添加物、脱水食品、酒類、コーヒー、茶、飲料、キャンディー・クッキー、保健食品、レジャー食品、食器類、小型レストラン設備など多岐に渡っている。より詳しい情報は以下HP及び添付ファイル参照。
HP: