【 夏に行きたい場所1位は「北海道」 訪日リピーターの台湾人女性に調査 】
台湾・香港人向けの訪日観光情報サイトを運営するジーリーメディアグループ(東京都)は7月3日、日本を2回以上訪れたことがある20~30代の台湾人女性を対象とした訪日旅行に関する意識調査の結果を発表、今夏に行きたい都道府県の1位が「北海道」であることが分かった。夏に特に体験したいことは「夏祭りに行く」が68.0%で最多。次いで「花火大会へ行く」(60.4%)、「夏限定のグルメを食べる」(53.7%)となった。同調査は5月29日から6月14日にかけて、訪日観光情報サイト「楽吃購(ラーチーゴ―)!日本」内で実施。1528件の回答を得た。 (2017/7/4)
【 台湾の15ブランド、東京デザイン製品展に出展 謝駐日代表がPR 】
台北市文化基金会は台湾の代表的なクリエイティブ業者15社を率い、東京都内で7月5日に開幕した「第8回 DESIGN TOKYO お東京デザイン製品展[夏]」にブースを出展している。台北駐日経済文化代表処の謝長廷代表は同5日、会場を訪れ出展者にエールを送るとともに、海外のバイヤーに台湾製品の魅力をPRした。同基金会の同展示会参加は3年連続。謝代表は、出展ブランドはいずれも特色あるものだとし、海外のバイヤーの注目を集めるだろうと自信をのぞかせた。今回初参加した手作りアクセサリーの「ANEGO STUDIO」の葉双瑜さんは、クリエイティブ製品を通じてより多くの人に台湾を知ってもらえればと語った。(2017/7/6)
【 台湾の学生が日本を訪問へ 飲食文化への理解深める 】
日本の対台湾窓口機関、日本台湾交流協会と中華経済研究院が共同で実施するプログラムの一環で、台湾の大学生・大学院生30人が日本の食品や飲食文化への理解を深めるため、7月12日から20日までの日程で日本を訪問する。日本台湾交流協会は今回の活動を通してより日本の食品や産業、文化などについて知見を広げてもらえればとしている。一行は日本の中央省庁を訪問し、食品の安全審査や輸出入政策などについて学ぶほか、食品加工施設・漁業関連施設の見学や日本の学生らとの交流などを行う。今回の訪問は日本政府が推進する対日理解促進交流プログラム「JENESYS 2017」の一環として行われる。(2017/7/6)
【 台湾の対日旅行収支、不均衡拡大 2年余りで3700億円弱の赤字 】
サービス業のためのシンクタンク、商業発展研究院(台北市)の許添財董事長は6月29日、台湾の対日旅行収支が2015年から現在までに1000億台湾元(約3690億円)の赤字になっていると指摘し、「点・線・面」を考えた上で観光立国を目指すよう政府に求めた。許氏によれば、日本を訪れる台湾人は2012年の約156万人から2016年には約430万人と2.7倍以上に成長。一方、訪台日本人は2012年が約143万人、2016年が190万人と伸び率は約32%にとどまっているとし、今後いかにして台湾をPRし、観光の質を改善していくかが課題だと指摘。全面的にインフラを整え、日台観光をウインウインの関係に導くよう、政府に要求した。 (2017/7/1)
【 徳島・金ちゃんラーメンが台湾販路を拡大 張泰山選手がPR 】
徳島製粉(徳島県)が製造、販売する即席麺「金ちゃんラーメン」が台湾の大手スーパー「全聯福利中心」(PXマート)で販売開始された。7月5日に台北市内で発表会が開催され、徳島の野球チーム、徳島インディゴソックスでプレーしたことのある張泰山(40)が妻子とともに出席。商品をPRした。全聯で販売されるのは金ちゃんラーメンと「金ちゃん焼そば」の2種類。徳島製粉の田中忠徳専務は東日本大震災に対する台湾からの支援に感謝を示し、「日本となじみ深い台湾の人々に、金ちゃんラーメンの味を楽しんでもらいたい」と話した。飯泉嘉門・徳島県知事は発表会に出席できなかったものの、あいさつを寄せ、「徳島県と台湾の食の交流、観光文化交流を促進し、双方の絆を育んでいきたい」とのメッセージが代読された。(2017/7/6)
【 「台湾宗教文化マップ」で宗教文化を世界に紹介 年末には日本語版も 】
内政部(内務省)は、台湾の宗教や文化を観光資源として広めようと「台湾宗教文化マップ」を開発し、公開している。同部の葉俊栄部長は7月1日、PR記者会見に出席し、宗教は台湾の文化資産の一つであり、より多くの人々に知ってほしいと利用を呼び掛けた。公式のウェブサイトで見られるほか、アプリも配信されており、携帯端末で利用することができる。「台湾宗教文化マップ」は地図情報サービスを使えば近辺の施設や交通情報を調べることもできるという。同部によれば、宣伝トラックが1日から1カ月間、台湾全土を回る。週末には関連イベントも開催される。(2017/7/4)
【 台南市、加工業者のマンゴー買い上げを助成 価格と品質の安定目指す 】
台南市は台湾最大のマンゴー産地で、今年は例年を1~2割上回る10万5000トンの豊作が見込まれているが、豊作による値崩れを防ぎ、市場に出回るマンゴーの品質を安定させるため、同市は加工業者を対象とした助成プロジェクトを始動した。プロジェクトは、業者が加工原料用の地元産マンゴーを定められた価格範囲内で仕入れると、市から助成金が出るシステムで、適正出荷量を維持し、品質の劣る果実の市場流入を抑制するのが狙い。同市農業局によると、マンゴーの卸売価格は現在、1キロ当たり36~45台湾元(約130~170円)で、同様に豊作だった2013年より約23%も高いものの、生産農家にとって合理的なレベルを維持できているという。(2017/7/6)
【 屏東生まれのユニーク楽団、富士山麓で日台音楽交流 】
小学生から大人まで幅広いメンバーが集まるユニークな楽団「屏東キーボードオーケストラ」(屏東県)が7月9日、富士山河口湖(山梨県)音楽祭のプレ企画で、山梨と海外の音楽チームの交流を目指す「国際青少年交流音楽祭」に出演し、原住民族(先住民)の民謡や、テレサ・テンの名曲など、台湾の音楽を日本に届ける。同オーケストラはミュージシャンの簡琍林さんが、クラシックを身近に感じてもらおうと1998年に設立したもので、ピアノやキーボードなどの西洋楽器のほか、中国笛や蕭などの東洋楽器なども併用するのが特徴。地元、屏東県政府文化処は、来年は日本の楽団を同県で開催される大武山音楽祭に招待したいと述べ、音楽を通じた日台交流促進に期待を示している。(2017/7/5)
【 日本企業11億円投資の工場 南部科学工業園区で着工式 】
台南市の南部科学工業園区で7月4日、富士紡ホールディングス(東京都)の孫会社、台湾富士紡精密材料の工場着工式が行われた。式典には台南市の頼清徳市長、富士紡ホールディングスの中野光雄社長、南部科学工業園区管理局の林威呈局長らが出席。工場では半導体などに使われる研磨パッドを製造し、台湾の半導体メーカーの貢献が期待される。頼市長は台南における半導体産業の優位性が確立され、海外企業にとっても大きな魅力を持っていることの表れだと喜びを示した。富士紡ホールディングスは研磨材事業や化学工業品事業、繊維事業などを営む傘下企業の管理を行う持株会社。林局長によれば、同園区内には現在38社の外資が投資、入居しており、そのうちの21社が日本企業。日本企業は重要なパートナーであり、互いの技術の優位性を発揮し合い、世界市場への進出を進めていくべきだと意気込みを示した。(2017/7/5)
【 会社員の7割、「高温休暇」に賛成 暑さで勤務意欲低下も 】
求職サイト「yes123」が7月3日発表した調査結果で、会社員の7割近くが「高温休暇」を制定すべきだと考えていることが分かった。有効回答数は1356件でうち企業からは860件。調査結果によると、政府は高温休暇を制定すべきだと答えたのは69.5%。特に屋外での仕事については、82.3%が「高温手当」を設けるべきだと回答した。一方、高温休暇の導入に賛成だとした企業は18.6%、高温手当を支給してもいいと答えた企業はわずか26.7%だった。同サイトの広報担当者は、高温休暇や高温手当の導入について労働者と企業では考え方に相違があると指摘。従業員は企業イメージのために夏でもスーツの着用が必要な場合もあるとし、雇用主に対し、屋外の気温が35度を超えた際には服装の決まりを緩やかにするなどの措置を講じるよう提案したとのこと。(2017/7/3)
【 台湾見本市・展覧会情報 ― 2017年高雄国際食品見本市 】
2017年10月26日より4日間、高雄展示ホールにて2017年高雄国際食品見本市が開催される。中華民國対外貿易発展協会の主催。出展品目は野菜・果物、生鮮農産食品、水産食品、冷凍調理食品、肉類および乳製品、有機食品、ベジタリアン食品、調味料および添加物、脱水食品、酒類、コーヒー、茶、飲料、キャンディー・クッキー、保健食品、レジャー食品、食器類、小型レストラン設備など多岐に渡っている。より詳しい情報は以下HP及び添付ファイル参照。
HP: