台湾街角

台湾海峡の北西に位置する馬祖列島。長らく戦地の島のイメージでしたが、近年は積極的に観光開発が進められています。台湾本島とは異なる文化をもち、言語や食文化、建築様式などに特色が見られます。そんな島で人々に愛されている食べ物と言えば「継光餅」が挙げられます。丸い形に整えられた小麦粉の生地を釜の壁面に貼り付けて焼いたものです。別名「馬祖ベーグル」とも呼ばれます。その歴史は古く、明国時代まで遡ります。当時は軍糧として扱われ、真ん中に穴をあけ、そこに紐を通して携帯していたと言われます。時代の変遷とともに食べ方も変わり、現在は小粒のカキや干しエビ、卵焼きなどを挟んで食べたりします。しっとりとした生地と具が絶妙に絡み合い、やみつきになる美味しさです。馬祖でも継光餅の店は数少なくなってきており、介寿村にある「寶利軒」が手作りの味を守っています。早朝に訪れると、香ばしい香りに包まれながら、間近で作業風景を眺められます。馬祖を訪れたら必ず味わってみたいご当地グルメです。
馬祖のご当地グルメ「継光餅」
台湾海峡の北西に位置する馬祖列島。長らく戦地の島のイメージでしたが、近年は積極的に観光開発が進められています。台湾本島とは異なる文化をもち、言語や食文化、建築様式などに特色が見られます。そんな島で人々に愛されている食べ物と言えば「継光餅」が挙げられます。丸い形に整えられた小麦粉の生地を釜の壁面に貼り付けて焼いたものです。別名「馬祖ベーグル」とも呼ばれます。その歴史は古く、明国時代まで遡ります。当時は軍糧として扱われ、真ん中に穴をあけ、そこに紐を通して携帯していたと言われます。時代の変遷とともに食べ方も変わり、現在は小粒のカキや干しエビ、卵焼きなどを挟んで食べたりします。しっとりとした生地と具が絶妙に絡み合い、やみつきになる美味しさです。馬祖でも継光餅の店は数少なくなってきており、介寿村にある「寶利軒」が手作りの味を守っています。早朝に訪れると、香ばしい香りに包まれながら、間近で作業風景を眺められます。馬祖を訪れたら必ず味わってみたいご当地グルメです。