台湾街角

台湾は「蝶の王国」として名を馳せており、世界中の蝶マニアから注目されています。台湾全土には数多くの蝶の観賞スポットがありますが、その一つが高雄市美濃区にある「黄蝶翠谷」です。ここは美濃の市街地から8キロほど離れた場所に位置し、渓流沿いに淡黄蝶(台湾キチョウ・ウスキシロチョウ)が棲息しています。かつて、この渓流一帯には鉄道の枕木となる「タガヤサン」が大量に植えられました。その関係でこの樹木を好む蝶が数多く集まるようになったと言われています。特に5月から7月にかけては河原で蝶の群れが見られ、端午節(旧暦5月5日)の前後がベストと言われます。ただし、その年の気候や河の水量によって状況は異なりますので注意が必要です。蝶の大群はまるで黄色の絨毯を敷いたかのようにも見え、壮観な眺めです。また、光の当たる角度によって羽の色が薄緑色や白色に変化し、息を呑む美しさとなっています。ここは蝶以外にもさまざまな鳥類や魚類が棲息しており、自然観察にぴったりのスポットとなっています。
黄蝶が舞う神秘の谷へ―高雄市美濃区「黄蝶翠谷」
台湾は「蝶の王国」として名を馳せており、世界中の蝶マニアから注目されています。台湾全土には数多くの蝶の観賞スポットがありますが、その一つが高雄市美濃区にある「黄蝶翠谷」です。ここは美濃の市街地から8キロほど離れた場所に位置し、渓流沿いに淡黄蝶(台湾キチョウ・ウスキシロチョウ)が棲息しています。かつて、この渓流一帯には鉄道の枕木となる「タガヤサン」が大量に植えられました。その関係でこの樹木を好む蝶が数多く集まるようになったと言われています。特に5月から7月にかけては河原で蝶の群れが見られ、端午節(旧暦5月5日)の前後がベストと言われます。ただし、その年の気候や河の水量によって状況は異なりますので注意が必要です。蝶の大群はまるで黄色の絨毯を敷いたかのようにも見え、壮観な眺めです。また、光の当たる角度によって羽の色が薄緑色や白色に変化し、息を呑む美しさとなっています。ここは蝶以外にもさまざまな鳥類や魚類が棲息しており、自然観察にぴったりのスポットとなっています。