台湾街角

台湾を代表する絵本作家の一人である幾米(ジミー)。彼は広告代理店に勤務していたときに白血病を患い、その後、絵本の創作を始めたという経歴の持ち主です。彼の絵は明るい色彩と透明感のあるタッチで知られますが、物語は人生の切なさやはかなさを主題にしていることが多く、大人向けの内容となっています。日本や韓国、欧米諸国などで翻訳出版されているほか、いくつかの作品は映画化もされ、各界から高い評価を得ています。数年前からは宜蘭県政府(県庁)が同県出身の幾米とのコラボレーション企画を立て、宜蘭駅や駅周辺広場に童話の世界観を再現したオブジェが並んでいます。宜蘭駅には駅舎の正面に緑の森が描かれ、優しい顔をしたキリンのオブジェがニョキッと首を出しています。そのユーモラスな姿には思わず笑みがこぼれます。また、駅前広場には長さ30メートルの「空飛ぶ列車」が展示され、ファンタジーな空間となっています。宜蘭の撮影スポットとしてカップルや家族連れに人気を博しています。
絵本作家・幾米(ジミー)の世界観が表現された宜蘭駅
台湾を代表する絵本作家の一人である幾米(ジミー)。彼は広告代理店に勤務していたときに白血病を患い、その後、絵本の創作を始めたという経歴の持ち主です。彼の絵は明るい色彩と透明感のあるタッチで知られますが、物語は人生の切なさやはかなさを主題にしていることが多く、大人向けの内容となっています。日本や韓国、欧米諸国などで翻訳出版されているほか、いくつかの作品は映画化もされ、各界から高い評価を得ています。数年前からは宜蘭県政府(県庁)が同県出身の幾米とのコラボレーション企画を立て、宜蘭駅や駅周辺広場に童話の世界観を再現したオブジェが並んでいます。宜蘭駅には駅舎の正面に緑の森が描かれ、優しい顔をしたキリンのオブジェがニョキッと首を出しています。そのユーモラスな姿には思わず笑みがこぼれます。また、駅前広場には長さ30メートルの「空飛ぶ列車」が展示され、ファンタジーな空間となっています。宜蘭の撮影スポットとしてカップルや家族連れに人気を博しています。