中華民国(台湾)の太平島の紹介ビデオ(太平島のあゆみ)

中華民国(台湾)の太平島の紹介ビデオ(太平島のあゆみ)

 外交部は、中華民国(台湾)の領土である南シナ海の太平島を映像で紹介するビデオをYouTubeで公開しています。

 南シナ海の南沙諸島に浮かぶ太平島を紹介するビデオ「太平島のあゆみ(南疆鎖鑰―太平島 Taiping Island in The South China Sea)」では、太平島の位置、歴史、生活、自然、環境保護、並びに南シナ海をめぐる問題の平和的な解決を呼びかける馬英九総統が提唱する「南シナ海平和イニシアチブ」の内容などを紹介しています。

太平島のあゆみ 南疆鎖鑰―太平島 Taiping Island in The South China Sea
https://www.youtube.com/embed/dBaKZqP-mN8 (日本語版)
https://www.youtube.com/embed/faPvJ_i0HtQ (中国語版)
https://www.youtube.com/embed/DyMD8KMoVtY (英語字幕版)

同ビデオの内容は以下の通り。

 東沙(プラタス)諸島、西沙(パラセル)諸島、中沙(マックルズフィールド)諸島、南沙(スプラトリー)諸島およびその周辺の海域は、歴史、地理、国際法、いずれから見ても、中華民国(台湾)固有の領土および海域であり、中華民国政府が享受する国際法上の権利は疑いようのないものである。

 南沙諸島は中華民国が最も早く発見、命名、使用し、国土に組み入れた。太平島は、南沙諸島の中で最大の自然に形成された島嶼であり、面積は0.49平方キロメートルである。1946年、中華民国は海軍の太平艦を派遣してこの島を接収し、島上に記念石碑を建立し、同島を「太平島」と命名した。『サンフランシスコ平和条約』、『中日和約(日華平和条約)』等の国際法的文書においても南シナ海の島礁が中華民国に属することが確認されている。1956年より中華民国は軍隊を派遣して太平島に常駐させており、現在、太平島は行政区分上では高雄市旗津区の管轄となっている。

太平島は人が住むことができ、国民はこの島で50年余りにわたり居住してきた。太平島は南沙諸島の中で唯一淡水を有し、住民の経済や生活を維持することができる島嶼である。島には水、電気、耕作、交通インフラが整い、生活用水は逆浸透、地下水、回収再利用などの方法で確保している。電力はディーゼル発電機および年間17万キロワット時の発電量を持つ太陽光発電により提供されており、島の農場ではさまざまな野菜や果物が栽培されている。

 中華民国政府は太平島空港の滑走路を改善し、新しい埠頭も建設し、空および海の交通がより一層便利になった。南沙病院は、各国の船員のための急難救助および医療看護サービスを提供している。さらに太平島では郵便、パラボラアンテナ、2Gモバイル基地などの設備も整い、気象ステーションでは南シナ海地区を航行する航空機や艦船のために、空および海上のリアルタイムな航行安全サービスを提供している。太平島には観世音菩薩を祀る観音堂が改修され、遊歩道や住民のための憩いの場も整備されている。

 太平島には世界レベルの環礁があり、海洋資源も豊富であり、島に生息する動植物の種類も多く、その中には106種の植物と60種の陸地無脊椎動物が含まれている。中華民国政府は現地の環境と生態の保護を重視しており、太平島は海鳥の捕食地となり、砂浜の保護、アオウミガメなど希少野生動物のための優良な繁殖環境を提供している。

 学術研究においては、2009年より、中華民国政府は太平島における生物多様性、地質、海洋の科学調査を実施しており、関連調査レポートは南シナ海の資源についての国際研究の重要な参考資料となっている。

各国が南シナ海の資源を積極的に開発するにあたり、中華民国政府は2015年5月に「南シナ海平和イニシアチブ」を提起した。「主権は我が国にあり、争議を棚上げし、平和互恵、共同開発」の原則で各方面と協力し、南シナ海の争議を平和的に解決し、南シナ海の資源を開発するものであり、また今後も引き続き太平島の自然および文化資産の保護に努力し、国家主権の確固たる護持と同時に、南シナ海の平和、安定と繁栄を促進していくことを願っている。

【外交部 2015年8月】