謝長廷・駐日代表 2018年元旦祝辞

謝長廷・駐日代表 2018年元旦祝辞

 明けましておめでとうございます。新年を迎え、皆様がますますご清栄でありますことをお慶び申し上げます。

 私は一昨年の6月に着任以来、これまで45の都道府県を訪問し、日本の各界の方々と交流を深めてきました。至るところでさまざまな分野の交流があり、台日間は深く強い絆で結ばれていることを実感しました。これもひとえに、地道に交流を積み重ねて来られた台日関係に携わる諸先輩方の努力の賜物であり、心より感謝申し上げます。

 昨年は、台日の窓口機関の名称が、日本側が「交流協会」から「日本台湾交流協会」へ、台湾側が「亜東関係協会」から「台湾日本関係協会」へと、よりわかりやすく改名されました。これは台日関係が新しい時代に入ったことを象徴しています。

 昨年11月には、台日間の「税関相互支援協定」と「文化交流協力覚書」が調印され、ますます双方の協力関係が強化されています。東京・虎ノ門に当代表処の「台湾文化センター」が2015年に開設されたのに続き、昨年11月には台北市内に日本台湾交流協会の「日本文化センター」も開設され、両国の文化交流は今後より一層活発になることが期待されます。経済面では、台湾は日本と引き続き「積み上げ方式」で経済連携強化を推進していくとともに、日本が主導するCPTPP(包括的及び先進的な環太平洋パートナーシップ協定)を含む地域経済統合への参加も希望しています。

 台日の実質的な関係を支えている地方交流も極めて重要であり、私が着任以来、約1年半の間に台湾と日本の地方自治体間で40の交流協定または覚書が締結され、これまでと合わせて98に達しました。今年7月には「台日交流サミット」が初めて台湾の高雄市で開催されることになり、日本からも多くの地方議員が出席を予定しています。

 日本の地方の特色ある文化イベントは、多くの台湾人観光客を魅了しています。同様に台湾では、ランタンフェスティバルが毎年元宵節(旧暦1月15日)の前後に盛大に開催され、今年は嘉義県がメイン会場となります。また、今年秋には台中市で「台中フローラ世界博覧会」(花博)が開催されます。客家文化の魅力が詰まった「台3線・客家ロマンチック街道」も日本の皆様にぜひ体験していただきたいスポットです。

 台湾と日本の良好な関係を次の世代へつなげていくためには、修学旅行、留学、ワーキングホリデーなどを通した若者交流が極めて大切であり、育まれた友情は両国にとり、かけがえのない財産となるでしょう。世界情勢がめまぐるしく変わる中、台日の「心と心」の友情は、世界平和の模範となり、アジアの安定と発展にも寄与すると確信しています。

 本年が皆様にとり、よい一年となりますようお祝い申し上げます。

【台北駐日経済文化代表処 2018年元旦】