国際マンガサミットが台湾で開幕、朝鮮半島の平和願う

国際マンガサミットが台湾で開幕、朝鮮半島の平和願う

未命名

 第17回国際マンガサミット(International Comic Artist Conference, ICC)が13日、台湾北部・新北市板橋区にあるホテルで開幕した。台湾での開催は2014年以来で、日本、韓国、中国大陸、香港、マカオ、シンガポール、マレーシア、タイなどから関係者が参加。ICC開幕式及び歓迎レセプションには100人を上回る漫画家が出席した。

 「東アジアマンガサミット」を前身とする国際マンガサミットは年に一度の国際的な漫画産業シンポジウム。その目的は各国の漫画家たちに交流の機会を与え、漫画の著作権や市場の育成、そしてデジタル技術を利用したメディアの発展などを議題に議論すること。

 最近、韓国と北朝鮮との南北首脳会談、そして史上初の米朝首脳会談によって、対立から平和への変化と理性的な対話に向けた動きが生まれ、「世紀の握手」が相次いだ。これを受けて、韓国の公式団体である韓国マンガ映像振興院のキム・ドンファ(金童話)理事長は、各国の漫画家が会場に設けられた掛け軸上の大きな布に「朝鮮半島の平和への願い」をテーマとした絵をそれぞれ描くことで、朝鮮半島の未来の協力関係と幸福への期待を示す共同作品を完成させるよう呼びかけた。作品は韓国に持ち帰って保存するという。

 「第1回東アジアマンガサミット」は1996年に日本で開催された。日本漫画家協会の里中満智子常務理事は開幕式であいさつし、第1回を開いた当時は揺れ動く漫画産業をいっそう振興するためアジアの国・地域の漫画家たちが一堂に会したと振り返った。里中さんは活動が20年以上続いていることに触れ、一人ひとりの漫画家の努力に感謝すると共に活動の成功を祈った。

 台北市漫画工会(同業組合)の頼有賢理事長は、最初の「東アジアマンガサミット」開催から20年あまりの間に、地震をはじめとする自然災害が数多く発生したことに言及、各国の漫画家たちはそうした時にいつも救いの手を差し伸べ、被災地のために寄付を行っており、その人助けの精神は感動的だと強調した。また、頼理事長は、参加者たちの今回の台湾訪問が思い出に満ちたものとなるよう祈った。

 第17回国際マンガサミットは13日から3日間のスケジュール。14日には「ネット漫画の発展と未来」をテーマにした国際フォーラムが行われ、日本、韓国、中国大陸、香港、マカオ、シンガポール、マレーシア、中華民国(台湾)からのパネリストがそれぞれ報告を行った。同時に常任委員国(地域)会議も行われた。参加者たちは15日には国立故宮博物院を訪れ、台湾の著名な漫画家、鄭問(チェンウェン=故人)特別展(16日~9月17日)の開幕式に出席することになっている。

Taiwan Today:2018年6月14日

写真提供:中央社
 国際マンガサミットが13日、台湾北部・新北市で開幕。台湾での開催は2014年以来で、日本、韓国、中国大陸、香港、マカオ、シンガポール、マレーシアなどから関係者が参加している。写真は「朝鮮半島の平和への願い」共同作品にマンガを描く漫画家。