台湾における洋上風力発電発展の地固め、台湾大学がデンマークと協力

台湾における洋上風力発電発展の地固め、台湾大学がデンマークと協力

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 国立台湾大学(台湾北部・台北市)が4日、デンマークのコペンハーゲン・インフラ基金(Copenhagen Infrastructure Partners, CIP)並びにデンマーク工科大学(DTU)と協力了解覚書(MOU)を交わした。CIPとは国立台湾大学の他、建国科技大学(台湾中部・彰化県)も今年1月に産学協力了解覚書を交わし、洋上風力発電のメンテナンス及び運転の指導を受ける仕組みを整えている。

 政府が洋上風力発電産業の発展に力を入れていることで、関連の産業では人材、並びに人材教育の面でのニーズが高まっている。洋上風力発電に関する産業チェーンでは3万2,000人程度の雇用機会が生まれる他、同産業の様々な面で中心的な役割を果たす専門人員が2,100人は必要になると推計されている。

 国立台湾大学はこのほどデンマークのCIP、及びDTUと三つの面で協力していくことで合意した。三つの面とはOJT(オン・ザ・ジョブ・トレーニング)とオンライン授業の提供、台湾の学生を対象とした関連修士課程の開設、そして100%の給与を伴う実習機会の提供。この協力により実務と理論を結び付け、台湾における洋上風力発電に関する新たな人材の誕生を後押ししていく。

 国立台湾大学はすでに、単位とプログラム、修士課程の設立申請、OJTプログラムの三つの面から洋上風力発電に関する教育カリキュラムの計画に着手しており、そのうち単位とプログラムの部分は今年9月からの新学期に正式にスタートする見通し。同大学ではこれを出発点として、台湾における洋上風力発電に関する人材の育成を加速したいとしている。

Taiwan Today:2018年7月5日

写真提供:経済部サイトより
 国立台湾大学が4日、デンマークのコペンハーゲン・インフラ基金、並びにデンマーク工科大学と協力覚書を交わし、台湾における洋上風力発電の人材育成に取り組んでいくことになった。写真は経済部による計画図。