国交樹立国代表団、国連事務総長宛てに台湾支持の書簡

国交樹立国代表団、国連事務総長宛てに台湾支持の書簡

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 各国代表が行う第73回国連総会の一般討論演説(General Debate)が1日に閉幕した。台湾の国交樹立国17カ国のうち、今年は12カ国の代表が一般討論演説で台湾支持の発言を行った。また、15カ国が連名あるいは個別に、アントニオ・グテーレス国連事務総長宛てに書簡を出し、台湾を支持する立場を表明した。

 台湾の国連システム参加などを訴える連名書簡に署名したのは、ベリーズ、エスワティニ王国、ハイチ、キリバス、マーシャル諸島、ナウル、パラオ、セントクリストファー・ネイビス連邦、セントルシア、セントビンセント・グレナディーン諸島、ソロモン諸島、ツバルの12カ国。個別に書簡を出したのはニカラグア、ホンジュラス、パラグアイの3カ国。

 また、台湾の国交樹立国8カ国の代表団が2日午前(現地時間)、国連政治問題担当事務次長であるローズマリー・ディカルロ(Rosemary DiCarlo)氏と会見し、国連事務総長宛ての連名書簡を手渡した。

 書簡の内容は国連事務総長に対し、台湾が他国と同等の立場で、国連が目指す「持続可能な開発目標」(SDGs)の関連会議、メカニズム、活動などに参加できる権利を与えるべきだと訴えるもの。また、台湾住民がそのパスポートを持って国連本部を訪れたり、国連の会議に参加することを拒絶したり、台湾の記者に記者証を発行しないなど台湾を無視する行為は、国連が掲げる理念と相反するものだと指摘している。

 ディカルロ事務次長との会見後、セントクリストファー・ネイビス連邦のSam Terrence Condor国連大使は取材に対し、こうした要求に対する国連の反応は良好で、代表団の立場に共感と理解を示してくれたと説明した。

 台湾と国交を結ぶバチカン市国は、この連名書簡に署名しなかったが、バチカンの国連常駐オブザーバー、Rosemary DiCarlo氏を代表団に参加させた。

 なお、今年の一般討論演説で5年ぶりに台湾への言及を避けたハイチ共和国は、連名書簡に署名するとともに、国連代表部公使参事官のWilly Louis氏を代表団に参加させた。Louis氏は「ディカルロ事務次長との会見は大成功で、台湾の国連システム参加にも非常に効果があるだろう。ハイチ共和国はこの代表団に参加し、台湾による国連システム参加を支持できたことを光栄に思う。台湾は国連が掲げる目標の実現に重要な貢献をしており、特にSDGs、気候変動、技術移転などの分野での貢献は大きい」と述べた。

Taiwan Today:2018年10月3日

写真提供:中央社
 台湾の国交樹立国12カ国は、台湾の国連システム参加などを訴える連名書簡に署名した。この書簡は国交樹立国8カ国からなる代表団によって2日、国連政治問題担当事務次長であるローズマリー・ディカルロ(Rosemary DiCarlo)氏に手渡された。写真左から、代表団に参加したソロモン諸島、セントクリストファー・ネイビス連邦、ベリーズ、ハイチ、ツバルの代表。