「台日作家が語る客家文学・創作観」シンポジウムが開催、高橋真麻さんを「台湾客家文化振興大使」に任命

「台日作家が語る客家文学・創作観」シンポジウムが開催、高橋真麻さんを「台湾客家文化振興大使」に任命


謝長廷・駐日代表(前左4)、范佐銘・客家委員会副主任委員(前左5)、朱文清・台湾文化センター長(前左2)、岡村央棟・日本国際客家文化協会会長(前左1)


シンポジウムの様子、写真左より甘耀明氏、利玉芳氏、下村作次郎氏

 客家委員会はこのほど、客家文学の国際化を推進するため、5名の客家文学作家の作品を日本語に翻訳出版した。これに合わせて、台北駐日経済文化代表処台湾文化センター、客家委員会、林水福客家文学作品翻訳及び海外推進チームが主催する「台日作家が語る客家文学・台日作家が語る創作観」をテーマとするシンポジウムが12月15日と16日、同台湾文化センターで開催された。

 開会式に出席した謝長廷・駐日代表は、「台湾には多様な文化があり、客家には『祖先の土地を売っても、祖先の言葉を忘れてはならない』という諺がある。文学作品を通して、客家の生活や文化などの特色を感じていただければ」とあいさつした。

 同シンポジウムでは、岡村央棟・日本国際客家文化協会会長が司会を務め、このたび出版された鍾肇政、李喬、曾貴海、利玉芳、甘耀明の客家文学5作品とその創作観について、下村作次郎・天理大学名誉教授、末岡実・フェリス女学院大学名誉教授、池田功・明治大学教授らを座長に、利玉芳氏、甘耀明氏らとともに客家文学の特色とその魅力を深く掘り下げた。また会場では李喬氏のビデオメッセージが上映された。

 また15日には東京都内で、台湾客家文学作家来日記者会見が開かれ、利玉芳氏、甘耀明氏、李喬氏の次女である李舒亭氏らが登壇した。同会見では、アナウンサーの高橋真麻さんが「台湾客家文化振興大使」の就任が発表され、客家委員会の范佐銘・副主任委員から任命書が手渡された。高橋さんは、客家紙傘を手に、客家の象徴である油桐の花がデザインされた特製の着物で登場し、日本語に翻訳された客家文学の詩を朗読し、客家文学の魅力を伝えた。

 范・副主任委員は、「今回のイベントを通じてより多くの日本の方々に客家文化を紹介したい。今後日本との交流を深め、日本の方々にもぜひ『台3線客家ロマンチック街道』など客家文化が感じられる旅をしていただきたい」と呼びかけた。

 同会見に出席した郭仲熙・駐日副代表は、客家文学には客家人の「勤勉、繊細、辛抱強い」の特徴がよく表れており、日本文化にも共通するところがあると強調した。

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范佐銘・客家委員会副主任委員(左)より台湾客家文化振興大使の任命書を受け取る高橋真麻さん(右)


写真左より、張瑞昌・中央通訊社社長、作家の利玉芳氏、范佐銘・客家委員会副主任委員、高橋真麻・台湾客家文化振興大使、郭仲煕・駐日副代表、作家の甘耀明氏、李喬氏の次女・李舒亭氏

《2018年12月17日》