中華文化総会「Taiwan Plus 2019 台湾新感覚」の記者会見が開催
写真左より、小路輔・株式会社朝寝坊屋代表、江季剛・相知音楽マーケティングディレクター、張鉄志・中華文化総会副秘書長、王淑芳・台湾文化センター長、迪拉(ディラー)顔社(KAO!INC.)社長
「Taiwan Plus 2019 台湾新感覚」について語る張鉄志・文総副秘書長(中央)
9月28日、29日の2日間、東京・上野公園で「Taiwan Plus 2019 台湾新感覚」のイベントを開催する中華文化総会(以下、文総)が8月19日、台北駐日経済文化代表処台湾文化センターで記者会見を開き、同イベントの魅力をPRした。
文化総会は、蔡英文総統を会長とし、理事会に鄭麗君・文化部長(文化相)および民間企業、文化界の専門家らが参加する台湾の文化を普及させるためのNGO(非政府組織)であり、同記者会見には張鉄志・文総副秘書長、江季剛・相知音楽マーケティングディレクター、小路輔・株式会社朝寝坊屋代表らが出席し、「2019 Taiwan Plus台湾新感覚」のイベントコンセプトを紹介した。
張鉄志氏は、昨年日本で初めて開催した「Taiwan Plus」のイベントが台湾文化との「交流」と「接触」に力を入れたが、今年は「深化」と「拡大」を目指し、ミュージック、マーケット、デザインの3大テーマから触覚、嗅覚、視覚、味覚、聴覚を通して、台湾のアーバンな最新カルチャーシーンを感じられるイベントにしたいとの構想を説明し、「『Taiwan Plus』の『プラス』とは、『想像を超える台湾』のことだ」と強調した。
マーケット部門を担当する小路輔氏は、日本人向けの台湾のガイドブックや雑誌の内容と、台湾人が台湾向けに書いた情報誌の内容はどんどん近づき、「台湾人が行きたいところが、日本人の行きたいところになっている」と分析し、台湾各地のクリエイターによる最新50ブランドをそのまま日本に持ってきたことを説明した。
ミュージック部門を担当する江季剛氏は、今回は文化部(省)の「Taiwan Beats 2019」シリーズ企画と協力し、台湾から日本とも縁のある8組のバンド・歌手が出演することを説明し、台湾原住民族語、客家語、台湾語、中国語などの多様な言語と、伝統民謡、フォーク、ロック、ヒップホップなど多彩なジャンルで、「台湾独自のスタイルが感じられる音楽を紹介したい」と述べた。
続いて、張鉄志氏、江季剛氏、並びに顔社(KAO!INC.)社長の迪拉(ディラー)氏、MCIP社長の清水英明氏らにより、「Taiwan Beats 2019」シリーズ企画の記者説明会が開催され、9月の「Taiwan Plus」のほか、8月のサマーソニックへの台湾のミュージシャンの出演、台湾文化センターでの公演など、台湾のポップミュージックを日本人により広く知ってもらうための活動について紹介した。
王淑芳・台湾文化センター長は、「近年、文化部は台湾の優れた音楽を積極的に世界に発信してきた。台湾の流行音楽を中華圏のみならずもっと日本にも知ってもらいたい」と述べ、このようなイベントを通して日本における音楽交流および文化産業の協力がより一層深まることを期待した。
「Taiwan Beats 2019」の記者説明会。写真左より、張鉄志氏、江季剛氏、迪拉(ディラー)氏、清水英明MCIP社長
《2019年8月20日》