2020年「脊梁山脈トラベルイヤー」、30の小都市を選出
2019年の「小鎮漫遊年(小都市トラベルイヤー)」に続き、2020年を「脊梁山脈旅遊年(脊梁山脈トラベルイヤー/Year of Mountain Tourism)」と定める交通部観光局(日本の観光庁に相当)はこのほど、30の「経典/山城小鎮(クラシック/山岳小都市)」を選出した。世界各地からやって来る観光客にディープな観光を楽しんでもらい、台湾各地の文化や生活を体験してもらうのが狙い。7日に開催した記者会見で、交通部(日本の国土交通省に類似)の林佳龍部長(=大臣)がこれら30都市の代表に表彰盾を授与した。30都市の内訳は以下の通り(動画はこちら)。
【北部】
海と山に囲まれ、都市に隠された迷宮伝説を持つ基隆市中山区
天燈(スカイランタン)が夜空に浮かび、山間の街を明々と照らす新北市平渓区
美しい稜線、「猫空」という地名を持つ茶畑が広がる台北市文山区
客家(ハッカ)の人々の街、鉄道とお茶が有名な桃園市楊梅区
カラフルな電車が走る内湾線、今昔の文化が交錯する新竹県横山郷
広がる山林にそびえ立つ巨木、森林浴にぴったりの新竹県尖石郷
湿地で楽しむカニの歩道や潮間帯で見る落日、観光資源の宝庫、新竹市香山区
山間で輝く明徳ダム、まるで仙境のような苗栗県頭屋郷
【中部】
山間部に位置する集落、タイヤル族が住む台中市和平区
旧駅舎と新駅の共存で旧市街地の活性化図る台中市中区
穀倉地帯を走るマラソンが有名な彰化県田中鎮
山と水の起源、幸福の原点がある彰化県二水郷
疲れたときは先住民族の村で熱い温泉に浸かって玉山を望める南投県信義郷東埔村
夜空の星を眺めよう、ダークスカイプレイスの国際認定を受けた南投県仁愛郷清境
【南部】
台湾産の濃厚なコーヒーが楽しめる雲林県古坑郷
台湾の伝統人形劇「布袋戯(ボテヒ)」と製糖業で世界に名を馳せる雲林県虎尾鎮
阿里山森林鉄道の起点はここ、嘉義市西区
阿里山森林鉄道に乗って森で深呼吸を、嘉義県阿里山郷
台南の「裏庭」の異名持つ、虎頭埤風景区で見る美しい朝日、台南市新化区
十八羅漢山がそびえる風景、蝶や梅の花を観賞に加えて温泉も楽しめる高雄市六亀区
雲と霧が広がる山里、ルカイ族の文化が息づく屏東県霧台郷
【東部】
人情味あふれるフレンドリーな小都市、宜蘭県羅東鎮
蘇花マラソンで青い海が見える風景をたっぷり楽しめる宜蘭県蘇澳鎮
あまりの美しさに愁いを忘れるという金針花(ワスレグサ)が咲き誇る花蓮県富里郷
山に行くのも海に行くのもたった5分、絶対に行くべき花蓮県吉安郷
花東縦谷の米どころ、台東県関山鎮
空と海がつながっているかのような水平線、素晴らしい風景が楽しめる台東県長浜郷
【離島】
世界10大神秘の島、失われたアトランティスを探しに澎湖県馬公市の虎井嶼
かつて「後埔」と呼ばれた街、古い歴史が今も残る金門県金城鎮
アジア唯一「スクエアウェーブ」と呼ばれる奇景が見られる連江県莒光郷
★★★★
交通部観光局は現在、台北市信義区光復南路419巷49号で「台湾小鎮漫遊撮影展」と題し、これらの都市を撮影した写真を展示している。参観は無料。1月31日までの毎日午前10時から午後6時30分まで一般開放している。
Taiwan Today:2020年1月8日
写真提供:交通部観光局サイトより
2019年の「小鎮漫遊年(小都市トラベルイヤー)」に続き、2020年を「脊梁山脈旅遊年(脊梁山脈トラベルイヤー/Year of Mountain Tourism)」と定める交通部観光局(日本の観光庁に相当)はこのほど、30の「経典/山城小鎮(クラシック/山岳小都市)」を選出した。写真前列左から7人目は交通部の林佳龍部長。