外交部、蔡英文総統再選に対する各国の祝意に感謝
中華民国(台湾)第15代総統・副総統選挙および第10期立法委員(国会議員)選挙の投開票が11日に行われた。中央選挙委員会の発表によると、蔡英文総統と副総統候補の頼清徳氏のペアは817万票を獲得、得票率57.13%で当選した。投票率は74.9%に達した。これは、蔡英文総統の再選というだけでなく、台湾の総統選挙における過去最多の得票数となった。投開票の結果を受けて11日夜、米国のマイク・ポンペオ国務長官や日本の茂木敏充外相らが相次いで祝意を表し、「台湾の人々が強固な民主主義制度の力強さを示した」と称えた。
12日午後までの時点で、中華民国(台湾)の国交樹立国のうちエスワティニ王国のムスワティ3世、アンブロセ・マンドゥロ・ドラミニ首相、パラオ共和国のレメンゲサウ大統領、ナウル共和国のライノル・ローウェン・エニミア大統領、ツバルのカウセア・ナタノ首相、マーシャル諸島共和国のCasten Nemra外相、パラグアイ共和国のマリオ・アブド・ベニテス大統領、グアテマラ共和国のジミー・モラレス大統領、アレハンドロ・ジャマティ次期大統領、ホンジュラス共和国のフアン・オルランド・エルナンデス大統領、ベリーズのディーン・バーロウ首相、パトリック・ファーバー副首相、ハイチのジョブネル・モイーズ大統領、ニカラグアのダニエル・オルテガ大統領、ロサリオ・ムリジョ副大統領、セントクリストファー・ネイビス連邦のタプリー・シートン総督、ティモシー・ハリス首相、セントルシアのアレン・シャスネ首相、セントビンセント及びグレナディーン諸島のラルフ・ゴンザルベス首相など国家元首及び政府のトップが書簡、電話、あるいはSNSに文章を投稿するなどして蔡英文総統の再選と、台湾が無事に選挙を終えたことに祝意を示した。
台湾に友好的なその他の国々については、英国のドミニク・ラーブ外相が同国外務省の公式サイトで蔡総統の再選を祝賀するメッセージを公開した。また、カナダ、ドイツ、フランス、フィンランド、デンマーク、スウェーデン、ベルギー、オランダ、スペイン、ポルトガル、イタリア、ポーランド、アイルランド、リトアニア、ラトビア、チェコ、スロバキア、韓国、ソロモン諸島、フィリピン、ベトナム、インドネシア、スリランカ、ニュージーランド、コロンビア、アルゼンチン、ブラジル、チリ、エクアドル、ペルー、メキシコ、パナマ、ベネズエラ、トルコ、モンゴル、ブルキナファソ、サントメ・プリンシペ、クウェート、南アフリカの国会議員、親台湾派グループ、台湾に友好的な人々、及び欧州対外行動局(EEAS)、欧州議会(EP)、中米統合機構(SICA)、中央アメリカ議会(PARLACEN)などの組織の親台湾派グループのトップ、議員、高官等が書簡、電話、ツイッター、フェイスブックなどさまざまな手段で祝意を示し、今回台湾で行われた民主選挙の意義は大きいと称えた。
中華民国外交部(日本の外務省に相当)は、「上記60の国及び組織の議員や政府高官からの祝意に心から感謝すると共に、既存の堅実な基礎の上で、各国及び組織との友好関係を引き続き深化させたい」としている。外交部は公式サイトで、今回の選挙に関して祝意を表した各国の議員や要人をリストアップして公開している。今後も内容を更新する方針だという。
Taiwan Today:2020年1月13日
写真提供:外交部
中華民国(台湾)第15代総統・副総統選挙の投開票が11日に行われ、現職の蔡英文総統が再選された。投開票の結果を受け、各国政府の要人から続々と祝意が寄せられている。写真は外交部の本庁庁舎。