外交部、台湾のWHO参加を支持する発言に感謝

外交部、台湾のWHO参加を支持する発言に感謝

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 欧州連合(EU)欧州対外行動局(EEAS)の報道官はベルギーの首都ブリュッセルで現地時間30日、新型コロナウイルスの感染が全世界に拡大する中、直ちに関係諸国と協議し、世界保健機関(WHO)を含めた国際機関に台湾が参加できるよう実務的方法を模索したいとの考えを示した。報道官はまた、「台湾が持つ専門能力と技術は、国際社会に付加価値を与えている」と評価した。

 新型コロナウイルスの感染拡大は、世界の防疫対策にいかなる地理的空白も生み出すべきではないことを浮き彫りにしており、米国、日本、カナダなど台湾と近い理念を持つ国々に続き、EUが台湾のWHO参加を支持する立場を改めて示した。これを受けて中華民国(台湾)外交部は31日に発表したニュースリリースで、「これを歓迎し、感謝したい」と伝えた。

 今回の新型コロナウイルスの感染拡大を受け、これまでにカナダのジャスティン・トルドー首相が現地時間29日、国会での答弁において、台湾がオブザーバーの身分でWHO総会に参加することを支持する立場を初めて明確に示した。

 ジャスティン・トルドー首相は、カナダ保守党のマイケル・クーパー議員からの質問に答える形で「まさに重症急性呼吸器症候群(SARS)の感染拡大時に我々がしたように、我々は台湾が国際的な多国間フォーラムに参加することを支持する。特に台湾の存在が、世界の公共利益のために重要な貢献をしているときに」と発言。また、手元の原稿を読み上げる形で、「我々は、台湾がWHO総会でオブザーバーとしての役割を果たすことは、世界の公衆衛生の最大利益に合致するものであり、台湾は感染の防止において重要なパートナーだと考えている」と述べた。

 また、日本の安倍晋三首相も30日、台湾がWHO総会に参加しなければ感染の防止は難しいとの見方を示した。台湾における日本大使館に相当する日本台湾交流協会台北事務所の泉裕泰代表(=駐台大使に相当)も24日、フェイスブックページに「新型コロナウイルスの感染拡大が懸念される中、国際的な保健課題への対応に地理的空白を生じさせないためにも、引き続き台湾のWHO総会オブザーバー参加を支持してまいります」とする文章を投稿している。

Taiwan Today:2020年1月31日

写真提供:中央社
 旧正月後の仕事始めとなった30日。台湾北部・台北市では、新型コロナウイルスの感染を懸念し、マスクを着用して出勤する人々の姿が目立った。