台湾の医療・ヘルスケアは世界一、欧米に勝る=Numbeo調査

台湾の医療・ヘルスケアは世界一、欧米に勝る=Numbeo調査

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 世界各地の物価や生活コストについてのデータを提供しているウェブサイト「Numbeo」がユーザーを対象に、科学者や各国政府が行うものと類似した調査を実施し、独自にヘルスケア指数(Health Care Index)をまとめた。調査を受けた人は設問に対し、-2(全く同意しない)から+2(大いに同意する)の間で回答。「Numbeo」はそれをさらに0から100のポイントに転換して、各地の医療・衛生環境をわかりやすく数値化した。評価の内容は、全体的な医療システム、医療の専門家、医療設備、医師、費用など。

 「Numbeo」による2020年度のヘルスケア指数ランキングによると、台湾は86.71でトップ。韓国が81.97で2位、日本が81.14で3位だった。台湾は昨年も1位(86.22)で、2年連続でトップに。今年度の4位と5位は欧州の国で、4位がデンマーク、5位がフランスだった。6位以降は、スペイン、オーストリア、タイ、オーストラリア、フィンランドの順で、上位10位はアジアと欧州の国が占める結果に。アジアだけならば上位3位は台湾、韓国、日本の順となる。

 ウィキペディアによれば、「Numbeo」はインターネット上のデータを集めて提供し、ユーザーが各国もしくは各都市の生活コストを比較できるようにしている。運営会社はセルビアで法人登記がなされており、創設者はGoogleの元ソフトウェアエンジニア。「Numbeo」はこれまで、国際的な経済誌のフォーブスやタイム、イギリスの公共放送BBC、米国の大手日刊紙ニューヨークタイムズなどで多く引用されている一方、一部では「Numbeo」の情報は一般人から集めた意見であり、公正・中立な第三者によるチェックも経ていないとその精度を疑問視する声がある。「Numbeo」のデータは別の情報源による国際的な都市の数値と大きく異なるケースがあり、全面的に信用すべきではないというのである。

 しかし、台湾の医療・衛生環境を評価する国際的な機関・団体は「Numbeo」にとどまらない。米国のエグゼクティブ向け雑誌CEO WORLDが行った2019年度のヘルスケア指数調査でも中華民国(台湾)は89の国と地域のうちトップだった。また、駐在員や留学生、移住者など自国以外で暮らす人たちのための国際的なコミュニティであるInterNationsが昨年行った評定でも、台北市(台湾北部)は海外で暮らすのに最も良い都市に選ばれた。同評定では、台湾で働いたり生活したりしている外国人は特に台湾における医療の高いクオリティに満足していることがわかっている。

Taiwan Today:2020年2月10日

写真提供:Numbeoウェブサイトより
 世界各地の生活コストに関するデータを提供するウェブサイト「Numbeo」による調査で、台湾が医療・ヘルスケア分野で2年連続世界一に。台湾は他団体からも高く評価されている。写真は「Numbeo」によるランキング。