米議員が法案提出で台湾のWHOオブザーバー資格取得に協力

米議員が法案提出で台湾のWHOオブザーバー資格取得に協力

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 米国連邦議会下院で18日(現地時間)、40名近くの議員が共同で台湾のWHO(世界保健機関)におけるオブザーバー資格回復に協力する法案を提出した。この法案は米国の国務長官に対し、台湾がWHO総会(WHOの年次総会。WHA)のオブザーバー資格を得られなかった場合、その都度、米国が台湾を支持する行動上、どのような調整もしくは強化を行ったかを説明するよう求めたもの。

 米国のバイデン大統領は大統領に就任するとWHOからの脱退取りやめを決定。そうした中で民主党のブラッド・シャーマン(Brad Sherman)下院議員と共和党のヤング・キム(Young Kim)下院議員が中心となり18日(現地時間)に同法案を提出、国務長官がプランを立てて台湾のWHOオブザーバー資格回復を助けるよう求めた。

 同法案の共同提案者には、下院外交委員会アジア太平洋小委員会のアミ・ベラ(Ami Bera)委員長(民主党)、同小委員会における共和党の筆頭委員で、下院における議員連盟「台湾連線」(台湾コーカス)の共同代表でもあるスティーブ・シャボット(Steve Chabot)議員、共和党の下院議員が結成した「チャイナ・タスクフォース」の責任者マイケル・マッコール(Michael McCaul)議員ら30名あまりの議員が党派を超えて名を連ねた。

 同法案では、台湾は世界の公衆衛生に対する模範的な貢献者であり、世界が衛生面での課題に向き合う中、度々資金面と技術面で援助をしていると指摘、1996年以降、60億米ドルを超える資金を投じて80カ国以上に医薬品の提供と人道的な支援を行っていると説明した。

 具体的な内容についても例を挙げており、台湾が2014年にエボラ出血熱対策として100万米ドル及び個別に使用する感染防止物資10万セットを提供したこと、昨年は新型コロナウイルスの域内感染封じ込めに成功すると同時に民主の原則も守ったこと、そして数百万個の感染防止物資と検査試薬をそれらを必要としている国々に寄付したことを紹介した。

 法案では、「ウイルスに国境は無い。公衆衛生のために全世界が協力する中から徒に台湾を除外することは世界的な感染症によるリスクを高めるだけだ」と強調。そして、米国務長官に対し、台湾がWHO総会のオブザーバー資格を得られなかった場合、その都度、米国が台湾のオブザーバー資格取得をサポートする計画上、どのような調整もしくは強化を行ったかを説明することを求めている。

Taiwan Today:2021年2月19日

写真提供:外交部
 米国連邦議会下院で18日(現地時間)、40名近くの議員が共同で台湾のWHO(世界保健機関)におけるオブザーバー資格回復に協力する法案を提出した。写真は中華民国外交部がWHOのシステム、ならびにWHO総会に対する台湾の参与に向けた取り組みを継続する上で昨年春に発表したメインビジュアル。