【 日本人の年末年始旅行、台湾が3年連続1位 台北101周辺にも多くの日本客 】
日本旅行業協会(JATA)が発表した日本人に人気の年末年始の旅行先で、台湾が3年連続1位に輝いた。年越しイベントが開催された台北市の超高層ビル、台北101周辺には12月31日夜、多くの日本人観光客の姿が見られた。東京在住の70代の女性は、台湾は日本に友好的であるため、台湾旅行が好きだと話す。過去にも何度も台北101の花火を見たことがあるいう。JATAの最新の調査は、会員307社を対象に実施。2位はハワイ、3位はタイだった。旅行大手、阪急交通社が12月31日の宿泊を含む海外ツアーの申込者数を基に発表した海外旅行先のランキングでも、台湾は前回に続き1位だった。(2018/1/1)
【 離島・金門 中国大陸との「小三通」利用した出入境者、過去最高に 】
金門県政府が1月2日に公表した統計によると、中国大陸と台湾の離島を結ぶ渡航ルート「小三通」を利用して金門を出入境した延べ人数は昨年、175万4351人に上り、過去最高を更新した。同県政府観光処の陳美齢処長は、台湾を訪れる中国大陸客が減っている中でも、金門は観光や文化、スポーツなどで交流促進に尽力したのが功を奏したと分析し、観光客のさらなる増加に期待を示した。同処の統計によれば、台湾からの利用者数は延べ101万3277人(前年比0.22%増)で、中国大陸からの利用者数は延べ70万2123人(同1.08%増)だった。中国大陸籍者向けの臨時上陸滞在通知証、いわゆる「小三通到着ビザ」の申請者は8万6376人に達し、同45.46%増となった。同県政府によれば、陳福海県長が近年、小三通の申請手続きの簡略化などを中央政府に求めており、すでに前向きな回答が得られているという。(2018/1/3)
【 嘉義開催の台湾ランタン メイン作品には犬と先住民の子供をデザイン 】
旧暦1月15日の元宵節を祝う恒例イベント「台湾ランタンフェスティバル」(台湾灯会、嘉義県太保市で3月2日開幕)で展示されるメインランタンのデザインが1月4日、台北市内でお披露目された。今回は、干支にちなんだイヌが先住民の子供に寄り添い、阿里山の山頂や雲海に立つイメージを採用。世界に台湾をアピールし、各地の人々の来訪を歓迎するというメッセージが込められている。メインランタンの高さは21メートル。最新技術などを用い、どの角度からも美しく見られるようにした。設計ディレクターの彭力真氏によれば、先住民の子供の要素をデザインに取り入れるのは初めてだという。今回の展示面積は過去最大の約50ヘクタール。故宮南院から県政府前の一帯が会場となる。メインランタンエリアを除く一部の展示エリアでは正式開幕に先駆け、2月16日から明かりが灯される。この日お披露目の場に出席した張花冠県長は、嘉義観光の魅力を紹介し、来場を呼び掛けた。(2018/1/4)
【 台湾から9軒受賞 淡水のホテルがグローバル賞 】
世界の優れたラグジュアリーホテルを表彰する「ワールド・ラグジュアリーホテル・アワード」の2017年版で、台湾から9軒が賞を獲得した。ラグジュアリー・ハーバー・ホテル部門で、世界で1軒しか選ばれない「グローバル賞」をフーロンホテル淡水フィッシャーマンズワーフ(福容大飯店淡水漁人碼頭、新北市)が受賞したほか、グランドメイフルホテル台北(台北美福大飯店、台北市)がラグジュアリーホテル部門で「アジア大陸賞」に選ばれた。2006年に創設された同賞には今回、2000を超えるホテルがエントリー。受賞者は毎年、宿泊者や旅行者、業界関係者など30万人以上の投票によって選定される。その他の受賞ホテルは、ホテルプロバーブズタイペイ(賦楽旅居、台北市)、グロリアマナー(墾丁華泰瑞苑、屏東県)、ホテルロイヤル礁渓(礁渓老爺大酒店、宜蘭県)など。(2018/1/4)
【 台湾海峡航路、利用8%増 青函間をつないだフェリーが活躍 】
台北港(新北市)を運営する台湾港務(高雄市)関係者は1月2日の記者会見で、同港の福建省福州市を結ぶフェリー航路が両岸(台湾と中国大陸)旅行の新たな交通手段になっているとアピールした。同社によると、2017年のフェリー利用者数は前年比8.4%増の7万7389人。同社は、台北市内に近く、桃園国際空港へも約20分で行ける台北港の立地条件の良さを上げ、今後の新北市の観光振興へ大きな期待をも明らかにしている。同航路は2013年に運航開始。約92カイリ(約170キロ)離れた両地を片道約3時間で結び、現在台北港からは台湾側の「麗娜号」(定員774人)と中国大陸側の「海峡号」(同760人)がそれぞれ毎週2便ずつ発着している。かつて「ナッチャンRera」の名で青函航路で活躍した麗娜号。2012年に海運大手の「華岡」が津軽海峡フェリーから購入し、2014年から台北港-平潭航路に就航している。(2018/1/5)
【 洋上風力発電機の組み立て拠点・台中港 初の専用埠頭が来年にも完成 】
洋上風力発電を推進するために中部・台中港(台中市)で建設が進められている3カ所の専用埠頭のうちの一つが来年第1四半期に完成する見通しであることが分かった。同港を管理・運営し、台湾電力に埠頭を提供する台湾港務(高雄市)が1月2日の定例記者会見で明らかにした。同社によると、最も早く完成するのは昨年6月に着工した5A埠頭。このほか、材料・部品の出入荷用として関連企業に提供される106号埠頭の工事も昨年12月から始まっており、こちらは2020年末ごろの完了が見込まれている。台湾は2025年までの脱原発を目指し、再生可能エネルギー計画を積極的に推進している。台湾電力は洋上風力発電において、2025年に1ギガワット、2030年までに1.8ギガワットの導入目標値を定める。台中港では洋上風力発電機600基の組み立てが行われる予定で、規模としては東南アジア最大級。(2018/1/5)
【 台東、先住民の集会所を15カ所設置へ 政府から5.7億円の補助金 】
東部・台東県の黄健庭県長は1月3日、台湾原住民(先住民)が伝統的な儀式を行う集会所を新たに15カ所設置する計画を発表した。本案に対しては、行政院(内閣)原住民族委員会の後押しもあり、集会所の建設目的で中央政府から1億5000万台湾元(約5億7300万円)の補助金が交付されるという。この日はプユマ族の集落に設置される集会所の着工式が行われた。黄県長は文化の継承や推進になればと期待を寄せている。集会所は昔、軍事や政治などについて話し合う集落の中心的な場として機能、現在は大規模な祭典や踊りなどを行う場となっている。昨年4月、補助金の支給が決定した。この日、着工式が行われた集会所の総工費は601万元(約2300万円)。工期は約4カ月を予定しているという。(2018/1/5)
【 台湾・エバー航空、5年連続で「安全な航空会社」に選出 】
オーストラリアの航空会社評価サイト、エアラインレーティングス(AirlineRatings.com)が3日に発表した2018年度版の「世界で最も安全な航空会社」20社に、台湾のエバー(長栄)航空が5年連続で選出された。今回の調査対象は世界409社。このうち最高評価の7つ星を獲得し上位20社に名を連ねたのは、エバー航空のほか、全日本空輸、日本航空、カンタス航空(オーストラリア)、キャセイパシフィック航空(香港)、エミレーツ航空(アラブ首長国連邦)、シンガポール航空など。エバー航空はこれまでにも、英国の航空サービス調査会社スカイトラックスの「ワールド・エアライン・アワード」やドイツの調査機関JACDECの安全度ランキングなどでベストテン入りを果たしている。(2018/1/5)
【 台湾見本市・展覧会情報 ― 2018年台中国際銘茶・コーヒー見本市 】
2018年7月13日より4日間、大台中国際会展中心にて2018年台中国際銘茶・コーヒー見本市が開催される。中華民國対外貿易発展協会等の主催。出展品目は台湾茶、製茶、茶加工品、ティーセット、製茶設備、コーヒー、コーヒー加工品コーヒー製造設備など多岐に渡っている。詳しい情報は以下公式HP参照。