【 台北駐日経済文化代表處札幌分處「中華民国107国慶祝賀レセプション」開催 】
台北駐日経済文化代表處札幌分處は5日、「中華民国107国慶祝賀レセプション」を札幌市内のホテルで開催。道内各地より衆参両院の各議員5名を含む名士300名が出席した。周学佑處長は挨拶の冒頭で、先月発生した胆振東部大地震による災害に慰問の意を表すと共に、北海道の早期復興を祈念した。さらに、台日双方の絆を礎とし、台湾と北海道との友好交流を拡大させてゆきたい、と述べた。昨年、旭日重光章を授与された伊藤義郎北海道商工会議所連合会名誉会頭を初め、佐藤英道衆議院議員、道下大樹衆議院議員、小川勝也参議院議員、大谷亨北海道議会議長、窪田毅北海道副知事、浦本元人北海道庁公営企業管理者、陳省仁北海道華僑総会副会長が来賓としてご挨拶された。乾杯の音頭は道内23の日台親善協会を代表し、北海道日台親善協会連合会小船井修一会長がとった。今年の会場では、外交部による国慶プロモーション動画「活力台湾・躍升国際」が上映された。会場では招待客から周處長夫妻に次々と祝辞が述べられ、会場は祝賀一色にあふれるレセプションとなった。(2018/10/5)
【 台中市と登別市の観光協会が温泉観光友好交流に関する協定書に調印 】
登別国際観光コンベンション協会(唐神昌子会長)が5日、台中市を訪れ、台中市国際観光発展協会(柴俊林理事長)、台中市温泉観光協会(羅進洲理事長)と友好交流協定を締結した。一層の相互交流推進を確認し、胆振東部地震の影響なく登別観光を楽しめることも確認した。調印式は台中全国大飯店で行われた。同協会の唐神会長や吉田武史副会長、大野薫専務理事、西尾拓也理事、市の堀井貴之観光経済部長ら10人が出席。台中側から約40人が隣席した。初めに台中市政府観光旅遊局の陳盛山局長があいさつ。北海道と台中市の空路直行便就航に期待感を示し「登別の皆さんが台中を訪れたことで、北海道との交流が一層深まる」と述べた。唐神会長は「北海道で発生した地震で、登別市は被害もなく、いつもと変わらずお客さまを迎えている。両市が友好の手を結んだことで、経済や文化、スポーツなど多くのシーンで人と人の輪が広がっていくことを願う。最高のパートナーとして末永く手を取り合っていきたい」と呼び掛けた。国際観光発展協会と観光発展友好交流協力協定を、温泉観光協会と温泉観光友好交流協定をそれぞれ締結した。引き続き行われた懇親会では、登別の見どころやグルメをプレゼンした。当初は9月6日から台中市を訪れる計画だったが、地震で今月まで延期となっていた。(2018/10/5)
【 蔡英文総統「屈従、譲歩はしない」 中国に「良性の役割」呼び掛け 】
蔡英文総統は10日、総統府前で行われた双十国慶節(建国記念日)の祝賀式典で演説を行い、北京当局に対し、「責任ある大国として地域および世界において、衝突の発生源になるのではなく、良性の役割を担うべきだ」と呼び掛けた。また、「われわれは軽率に対抗を高めることはせず、屈従、譲歩もしない」と約束した。蔡総統は、中国の一方的な「文攻武嚇」(言葉で攻撃、武力で威嚇)と外交的圧力は両岸関係を傷つけるだけでなく、台湾海峡の平和と安定の現況にとって厳しい挑戦になっていると言及。台湾海峡の平和と地域の安定の維持は台湾の人々全体の最大公約数だとし、しっかり守り通していく姿勢を示した。「安定を求め、変化に対応し、進歩する」ことこそが、台湾の適応策だと説明した。政府が力を入れる大規模インフラ整備計画の進展や電力危機、水不足、雇用環境などの改善、景気回復などの成果もアピールした。就任以来の2年余り、国政の改革に全力で突き進んできたとした上で、「国家は進歩しなければならず、後戻りしてはいけない」とし、年金改革や脱原発、移行期の正義などの政策を引き続き推進していく姿勢を明確にした。(2018/10/10)
【 蔡総統、日華懇の古屋会長らと会食 日本との連携強化に意欲 】
蔡英文総統は10日、双十国慶節祝賀式典出席のために訪台した日本の超党派国会議員連盟「日華議員懇談会」(日華懇)の古屋圭司会長率いる訪問団との昼食会に臨んだ。蔡総統は、米中貿易戦争の影響で政治、経済情勢が大きく変化する中、地域の平和と安定の維持が台湾の課題だと強調。インド太平洋地域において、日本と共に民主主義の価値や持続可能な開発目標(SDGs)に向けた取り組みの経験を他国と分かち合い、交流する意欲を見せた。日華懇は今年3月以来、台湾に関する決議を複数採択し、台湾が世界保健機関(WHO)年次総会にオブザーバーとして参加することを支持したり、海外の航空会社に「台湾」表記の変更を強要する中国に反対する姿勢を示してきた。8月下旬に中米エルサルバドルが台湾と断交し、中国と国交を樹立した際には、第三国市場での台日協力を視野に共同で経済支援を行うことなどを提案した。蔡総統は、日華懇の支持に感謝を示すとともに、日華懇の影響力のおかげで日本と密接な協力関係を維持できると述べ、台湾と日本が手を取り合って地域を安定させる役割を担うことに期待を示した。一方、中国の圧力に対しては、声を張り上げて対抗することも、膝を屈して譲歩することもないとする立場を改めて表明した。(2018/10/10)
【 蔡総統、日台親善協会の衛藤会長らと面会 さらなる交流深化に期待 】
蔡英文総統は10日、台北市内の総統府で、双十国慶節祝賀式典出席のために訪台した「日本台湾親善協会」の衛藤征士郎会長らと面会した。蔡総統は、国際情勢が急変する中、地域の安定を確保するためには他国との連携が必要であるとし、台日間のさらなる交流深化に前向きな姿勢を示した。また、台湾と民主主義や自由の価値観を共有し、平和の意義を深く理解する日本が引き続きインド太平洋地域で影響力を発揮することにも期待を寄せた。蔡総統は、同協会が今年8月、名称を従来の「亜東親善協会」から「日本台湾親善協会」に改めたことに触れ、衛藤会長に謝意を表明。今後より多くの国会議員や地方議員の参加によって日台交流の原動力が強まると語った。また、ここ一年、台湾も日本も異常気象など共通の課題が増えているとした上で、互いに関心を寄せ合うだけでなく、防災や災害救助にも共同で取り組んでいると述べた。産業政策については、台日ともにグリーンエネルギーやバイオ医薬、スマートマシン、国防などの分野を重視していると指摘。双方の企業が連携、協力する条件は整っており、互いの技術を高めつつ南・東南アジア市場を開拓できるとの見方を示した。(2018/10/11)
【 パラグアイ大統領、台湾を訪問 建国記念日の式典に出席へ 】
台湾と国交を結ぶ南米パラグアイのマリオ・アブド・ベニテス大統領が7日、台湾を訪問した。蔡英文総統は8日、中正紀念堂前の広場で歓迎式典を行い、儀仗隊による栄誉礼でベニテス氏を盛大に出迎えた。ベニテス氏の台湾訪問は8月の大統領就任以来初めて。10日には建国記念日「国慶節」の式典に出席する。蔡総統はあいさつで、パラグアイが国交締結国の中で最も台湾から遠い国であることに言及した上で、距離は2国間の友情に影響を与えないと述べた。国交を樹立してから60年余りにわたって共に民主主義を堅持し、互いに支えあってきたと振り返り、今後連携をさらに強化させていく方針を示した。ベニテス氏は、台湾に対して特別な感情を抱いていると語り、台湾を訪れたことについては「家に帰ったかのような親しみと感動」を覚えると述べた。台湾とパラグアイの政治的な連携は双方の関係において重要な柱の一つだとし、台湾の国連機関への参加や各国際組織における権利の獲得を引き続き支持するとの考えを示した。パラグアイは台湾にとって「最も絆が深い国交締結国」だとし、「われわれの心臓はいつまでも共に動いている」と関係の深さを強調した。蔡総統とベニテス氏は共同声明に署名。今後も民主主義の価値と原則を共有し、2国間の関係を引き続き深化させることを確認した。(2018/10/8)
【 バチカンへ出発の陳副総統、法王を台湾に招く意向示す 】
陳建仁副総統が11日夜、台湾と外交関係を結ぶバチカンを訪問するため、桃園国際空港を出発した。カトリック信者の陳副総統は特使として、14日に行われる第262代ローマ法王パウロ6世(在位1963~78年)らを「聖人」とする列聖式に出席。陳副総統は出発前の談話で、現法王フランシスコを台湾に招く意向を示した。陳副総統は、両国の友好関係は緊密で安定しているとした上で、宗教の自由や民主主義、人権、世界平和などの普遍的価値にのっとって具体的な行動でバチカンを支持する台湾の姿勢を示した。式典前後には、法王庁の慣例によりフランシスコ法王と面会する場が設けられる。陳副総統は、蔡英文総統や国民を代表して法王に敬意を表し、台湾訪問を歓迎する旨を伝えるという。一方、バチカンが国交のない中国と司教任命問題について暫定合意に達したことについては、中国が一歩ずつ宗教の自由の実現に近づけばと期待を示し、両岸の平和を願った。バチカンは台湾と外交関係を持つ17カ国のうち唯一の、欧州における「国交締結国」。訪問団はバチカンに4日間滞在し、16日に帰国する予定。(2018/10/12)
【 台湾見本市・展覧会情報 ― 2019年台北国際食品見本市 】
2019年6月19日より4日間、台北世界貿易センター第1展示ホールにて2019年台北国際食品見本市が開催される。中華民国対外貿易発展協会主催。出展品目は野菜・果物、農産品、酒類、コーヒー、お茶、飲料、肉類及び乳製品、スナック、ベジタリアンフード、魚介類、冷凍調理済み加工食品、キャンディ・クッキー、食品添加物、ベーカリー、アイスクリーム、お土産品、食品に関する出版物等。詳しい情報は以下公式ウェブサイト参照。
HP : https://www.foodtaipei.com.tw/ja_JP/index.html