【 台北初電動バス本格導入路線、運行開始 101や猫空ロープウェイ結ぶ 】
台北市で29日、電動バスを本格導入した路線の運行が開始した。全区間を電動バスで運行する路線は同市で初めて。路線番号は「66」で、台北メトロ(MRT)動物園駅と台湾鉄道松山駅を結び、台北101やMRT猫空ロープウェイ駅などにも止まる。29日、記念式典が台北市内で行われた。柯文哲台北市長は、同路線の利用状況が良好であれば、電動バスの幹線バス路線への導入を優先的に検討する方針を示した。今後4年間で400台の導入を目指すという。同市政府環境保護局の劉銘龍局長は、幹線バス路線は市中心部を通っていることに言及。電動バスは環境負荷が少ないとして利点をアピールした。運行するのは台北市のバス会社、欣欣客運。同社は今年5月、同路線の運行に向け電動バスを12台購入した。全長12メートルの大型バスで、急勾配も走行可能な30%の登坂力を備え、最高時速は110キロに達するという。(2018/10/29)
【 エイサー創業者、自動運転車分野での台日連携に期待 】
パソコンメーカー大手、エイサーの創業者、施振栄氏は30日、台北市内で開かれたフォーラムに登壇し、台湾と日本がパラダイムシフトを共に起こすことに期待を示した。その領域の一つとして自動運転車を挙げ、台湾は部品やサブシステムの提供など、重要な役割を担えるとアピールした。施氏は日本経済新聞社が台北で開催したフォーラムに出席。セブンイレブンなどを展開する統一企業グループのスポークスマン、涂忠正氏らも参加し、各産業における台湾と日本の連携などについて意見を交わした。施氏は、台湾と日本がどのように共有価値を創造できるかがフォーラムの重点だと話し、日本の強みは技術や品質、文化にあると言及。一方、台湾は情報通信技術(ICT)や起業精神、柔軟さなどを兼ね備えており、スピードやコスト面でも優れているとし、環境の変化に素早く対応できると紹介した。また、米アップルが自動運転車の開発に乗り出していることに言及し、今後は開放的なプラットフォームの需要が高まる見通しを示した上で、部品の製造は自動車全体の製造よりも高い利益が見込めると語った。台湾と日本の連携については、双方の協力を通じて問題に対する全方位的なソリューションを提供できるとし、デジタルシフトを促進できると述べた。(2018/10/28)
【 米国駐台代表「台湾の自衛力維持を支援する義務がある」 】
米国の対台湾窓口機関、米国在台協会(AIT)台北事務所のブレント・クリステンセン所長は31日の記者会見で、米国は台湾が脅迫に対抗できるよう十分な自己防衛能力を維持するのを支援する義務があると述べ、これは台湾関係法の根本的な要素であるだけでなく、台湾の繁栄や民主主義の発展、両岸や地域の安定にも役立つとの見解を示した。クリステンセン氏が記者会見を開くのは、今年8月に着任して以来初めて。任期内の方向性として、台米関係の中でも「安全協力」「国際社会における台湾の役割」「経済・ビジネス分野におけるパートナーシップ」「人的関係」の4項目の増進を重視する方針が示された。国際社会における台湾の役割については、台湾の国際機関参加を支持する米国の立場を示した上で、感染症やテロリスト、デマの伝播など世界的な課題に直面する中、世の中に貢献する社会が世界から排除されるべきではないと強調した。人的関係については、米国の大部分の州が台湾と姉妹提携を結んでいると述べ、今後より多くの州が台湾に事務所を設け、ビジネスや観光を推進することに期待を示した。(2018/10/31)
【 台湾のビジネス環境 世界13位=世銀調査 】
世界銀行は、世界190カ国・地域におけるビジネス環境を調査した2019年版の報告書を発表し、台湾は前年から2つ順位を上げて13位となった。トップ3は前年と同じで、1位はニュージーランド、2位がシンガポール、3位がデンマーク。日本は39位だった。同ランキングでは「起業のしやすさ」「不動産登記」など10項目の指標を分析し、100点満点で評価する。台湾は今回、80.90点だった。アジア太平洋地域ではニュージーランドが首位。以下、シンガポール、香港(世界4位)、韓国(同5位)、台湾が続いた。台湾はこちらでも、前年の6位から5位に順位を上げた。台湾が前回より評価を上げた項目は、世界2位となった「建設許可」と同15位の「少数投資家保護」。一方で「信用供与」は同99位、「貿易」は同58位と低評価だったほか、「電力事情」も前年の3位から8位に後退するなど、課題も残った。(2018/11/1)
【 台南でポケモンGOのイベント 初日は国内外から10万人来訪 】
スマートフォンゲーム「ポケモンGO」のユーザー向けイベント「Pokemon GO Safari Zone in Tainan」が1日、南部・台南市の台南都会公園を主会場に開幕した。台湾では通常見られないポケモンや珍しいポケモンが登場することから、主会場は国内外のユーザーでごった返した。市によれば、初日には主会場と市内30カ所のポケモン出現スポットを合わせ、約10万人が詰め掛けたという。イベントは台南市政府観光旅遊局がポケモンGO運営元の協力を得て開催した。同局の王時思局長によれば、当初は開催5日間で20万人の動員を見込んでいたが、土日も控えていることから、最終的には30万人を突破する見込み。主会場では外国人ユーザーが1割を占めたという。市への経済波及効果は5億台湾元(約18億4800万円)に上るとみている。市によれば、主会場の台南都会公園のほか、成功大学榕園、七股塩山、台南孔廟園区などの観光地でもポケモンの「サプライズ」があるという。(2018/11/2)
【 離島・澎湖と富山のマラソン大会が姉妹提携 】
離島・澎湖の「菊島澎湖離島横断マラソン」(IAAF/AIMS公認)が富山県の「富山マラソン」と姉妹レースの提携を結んだ。澎湖探索未来発展協会と富山マラソン実行委員会事務局の代表が3日、澎湖県内で基本合意書に調印した。今後、両大会の交流がより深まることが期待される。澎湖湾と富山湾はいずれも国際的な非政府組織「世界で最も美しい湾クラブ」(本部・仏ヴァンヌ)に加盟しており、走りながら海沿いの素晴らしい景色を楽しめるのが両大会の共通点。澎湖県政府旅遊処の劉美凡副処長は、菊島澎湖離島横断マラソンが昨年、仏ヴァンヌ市のヴァンヌマラソンと姉妹提携を結んだことを紹介。今後は富山マラソンを交えた3者間交流を強化し、澎湖をスポーツ観光の島としてPRしていきたいと意欲を示した。富山マラソン実行委員会は、世界で最も美しい湾クラブのメンバーである両県がマラソンでもつながりを持ったことを喜び、今後互いに選手を派遣し合っていくと意気込んだ。今年の菊島澎湖離島横断マラソンは4日に開催。13カ国・地域から2280人がエントリーしている。(2018/11/3)
【 台湾見本市・展覧会情報 ― ギフショナリー台北 2019 】
2019年4月18日より4日間、台北世界貿易センター第1展示ホールにてギフショナリー台北2019見本市が開催される。台湾貿易センター主催。出展品目は贈答品、文具、学校用品、オフィス用品/設備、紙製品、学校用品、電子ギフト用品、アイデア電子用品、モバイル周辺機器、テーブル/キッチン用品、家庭用品、各種玩具等。詳しい情報は以下公式ウェブサイト参照。
HP : https://www.giftshow.co.jp/taiwan/index.htm