【 台湾と北海道の貿易拡大を期待 釧路市議会研修会で周学佑處長 】
釧路市議会日台友好促進議員連盟の研修会が釧路市防災庁舎で開かれ、台北駐日経済文化代表處札幌分處の周学佑處長が「ひがし北海道と台湾の経済、観光の発展と展望について」をテーマに講演した。研修会では、畑中優周会長が「釧路市に来る台湾からの観光客は年々増えている。台湾との関係をより詳しく説明してもらい、われわれの糧にしたい」と挨拶。周處長は胆振東部大地震で発生した大規模停電に触れ、日本人は停電の中でも冷静に行動し、コンビニでも秩序が保たれていた。これが日本の底力」と国民性を賞賛した。台湾では日本の人気が高く、「一番好きなのが日本。行きたいのも日本」と改めて親日家が多いことを強調。北海道と台湾の貿易金額がまだ低いことを指摘し、「北海道は日本の人口の4.2%を占めるが、貿易額は0.25%。4%になっても不思議ではない」と今後の経済交流拡大に期待をこめた。18~30歳の若い世代を対象に、自由に仕事や観光ができるビザを発給する「ワーキングホリデー制度」は台湾での利用が多いものの、日本側は少ないため、「北海道の若者に日本と台湾をつなぐ人材になってほしい」と訴えた。(2018/11/27)
【 台湾と日本、5項目の協力文書に署名 通関手続き簡素化など 】
台日双方の窓口機関が相互間の経済や貿易について議論する「台日貿易経済会議」が30日閉会した。会議終了後、台湾日本関係協会の邱義仁会長と日本台湾交流協会の大橋光夫会長が輸出入手続きの簡素化や特許などに関する5項目の協力文書に署名した。5項目はそれぞれ、▽認定事業者の輸出入の通関手続きを円滑化する「AEO相互承認に係る台日民間取り決め」▽「特許の出願・審査情報の交換に関する取り決め」▽「医療機器品質管理システム(QMS)に関する協力覚書」▽中小企業同士の関係強化を目指す「中小企業支援及び中小企業間の協力の促進に関する覚書」▽台日間の相互理解と知的交流増進を促す「台日若手研究者共同研究事業に関する協力覚書」。台湾日本関係協会によると、会議では台湾が環太平洋経済連携協定(TPP)に参加する意向を示して日本側の協力を望んだ。一方の日本は、24日に実施された国民投票で、2011年の福島原発事故以来台湾が続けている福島など5県産食品の輸入禁止措置継続の賛否を問う案が賛成多数で成立した結果を尊重するとしながらも、解禁への期待を表明したという。(2018/11/30)
【 第三国市場協力委 台日が環境・防災人材育成などで意見交換 】
第三国市場における台日企業の連携推進を目的に設けられた「第2回台日第三国市場協力委員会」が28日、台日双方の窓口機関の主催で台北市内で開催された。台湾側からは台湾日本関係協会の邱義仁会長、日本側からは日本台湾交流協会の大橋光夫会長が団長として参加し、第三国の環境、防災関連人材の育成や既存の枠組みを活用した協力の可能性などについて意見を交わした。台湾日本関係協会の張淑玲秘書長によると、6月14日に東京で開催された第1回委員会では、東南アジアや南アジア市場における市場開拓を視野に、経済、貿易、知的財産、関税などの分野における協力が話し合われた。(2018/11/29)
【 台湾のTPP参加、日本に支持訴え 蔡英文総統 】
蔡英文総統は29日、総統府で日本の対台湾窓口機関、日本台湾交流協会の大橋光夫会長らと面会し、台湾の環太平洋経済連携協定(TPP)参加について日本政府の支持の下実現させたいと期待を表明した。蔡総統は、台湾は日本にとって第4の貿易パートナー、日本も台湾にとって第3の貿易相手国であると述べ、台湾のTPP参加は双方にとって戦略的な意義を持つとの考えを示した。現段階における台日関係については「安定しており交流も密接」だと強調し、今後のさらなる関係強化に期待を寄せた。大橋氏は、台北市で開催された「第2回日台第三国市場協力委員会」(28日)と「第43回日台貿易経済会議」(29~30日)に出席するために訪台していた。(2018/11/30)
【 19の自治体が台湾代表の東京五輪ホストタウンに登録 出場国・地域で最多 】
日本の地方自治体が2020年の東京五輪・パラリンピックに参加する特定の国・地域の選手や住民と交流を深める「ホストタウン」の取り組みで、台湾のホストタウンとして登録した自治体は最多の19に上る。担当の御手洗潤内閣官房参事官は、台湾が多くの自治体から歓迎されていることを明かした。台湾のホストタウンに登録しているのは北海道士別市、同名寄市、静岡県掛川市、同御殿場市、同静岡市、山形県山形市、青森県弘前市、茨城県潮来市、同笠間市、三重県熊野市、愛媛県、香川県高松市、鹿児島県大崎町、兵庫県明石市、大阪府貝塚市、千葉県銚子市、岩手県野田村、福島県南相馬市、同北塩原村。ホストタウンのPR会場で、福島県の職員は台湾の友人の来訪を熱烈に歓迎すると語った。福島市の職員からは、台湾の中華オリンピック委員会の林鴻道主席に宛てた木幡浩市長直筆の手紙が中央社記者に託された。台湾のホストタウンに登録していない北海道札幌市や神奈川県横浜市の職員も台湾人の来訪を歓迎する姿勢を示した。横浜市の担当者は東京五輪の野球の決勝が同市で開催されることに触れ、台湾代表の決勝進出に期待を寄せた。自治体の登録数が多いのは台湾に次いでフランス18件、米国、ドイツ各15件などとなっている。(2018/11/29)
【 台湾で最も美しいコースを走るタロコマラソン 日本人男性が優勝 】
台湾唯一の峡谷マラソン「太魯閣(タロコ)峡谷マラソン」が1日、東部・花蓮県で行われた。台湾のほか、日本や米国、韓国、カナダなど38カ国・地域のランナーを含む約1万2000人が参加した。フルマラソンの男子は、日本の丸山竜也が2時間18分48秒、女子は台湾の黄素娥が3時間10分39秒で優勝した。大理石が侵食されて形成されたタロコ峡谷は雄大な景観で知られ、観光スポットが点在するマラソンコースは「台湾で最も美しいコース」として国内外に名を馳せる。2000年の初開催以来人気を集め、13年からは抽選で参加者を決めている。今年は約2万5800人がエントリーしていた。(2018/12/1)
【 台湾見本市・展覧会情報 ― 2019台中国際 茶、コーヒー、焙煎展 】
2019年7月5日より4日間、台中国際展覧館にて2019台中国際 茶、コーヒー、焙煎展が開催される。中華民国対外貿易発展協会および展昭國際企業股份有限公司主催。出展品目は加工茶・茶製品、ティーセット&茶加工設備、コーヒー製品、コーヒー製品&用品、農産物・家畜、加工食品、ワイン・飲料、ベーカリー製品等。詳しい情報は以下公式ウェブサイト参照。
HP : https://www.tcfb.com.tw/