【 台湾の駐日大使、台日交流の制度化に期待 】
謝長廷駐日大使は7日、台北駐日経済文化代表処(東京都)が開いた新年会であいさつし、台湾と日本の恒久的な友好、交流が制度化されることに期待を示した。同処が昨年実施した日本人を対象にしたアンケート調査では、アジアで最も親しみを感じる国・地域を台湾と答えた人が約65%に上り、前年より13ポイント増加したほか、台湾に親しみを感じる人は74.0%に達した。謝代表はこの結果に喜びを示した上で、日本のテレビ、ラジオ局の地方局での台湾紹介やプロモーションを強化する方針を明らかにし、台湾の認知度をより高めることに意欲を示した。日本の対台湾窓口機関、日本台湾交流協会の谷崎泰明理事長は、現在日台間では青少年の交流が盛んに行われていると紹介し、次世代やさらにはそれ以降の世代が密接に往来するのを見ることができてうれしいと述べた。また、台日で自然災害が多発している現況にも言及。2018年の「今年の漢字」は日本では「災」、台湾では「翻」だったとした上で、双方が手を取り合って災いを翻し、福となってほしいと願った。(2019/1/8)
【 中国に強硬姿勢のナウル大統領、在任する限り「台湾を大いに支持」 】
中華民国(台湾)と国交を結ぶ南太平洋の島国、ナウルのバロン・ワガ大統領が11日、中国の習近平氏が台湾との平和的統一を目指し主張した「一国二制度」に対し、断固反対する立場を強調した上で、大統領である限り、台湾を支持するとの姿勢を示した。メディアの質問を受け「忠実な友人として台湾を大いに支持する」と答えたワガ氏。中国が影響力を強める一方だとする上で、太平洋地域に向けた政策に懸念を表明。太平洋諸国を利用する中国の誘惑には絶対に惑わされることはないとした。昨年9月、ナウルで太平洋諸島フォーラムが開催された際、ワガ氏は加盟国でなく対話パートナーとして参加した中国の代表団の無礼な態度に謝罪を要求したことがある。ワガ氏は2013年、ナウルの国会議員(任期3年)の中から選出される同国の大統領に初当選し、16年に再選を果たした。(2019/1/12)
【 日本の小学生、台湾バナナのおいしさに顔ほころばせる 農業委が寄贈 】
良質な台湾産バナナを日本の人々に楽しんでもらうことで、海外市場のさらなる開拓を図ろうと行政院(内閣)農業委員会・農糧署は8日、三重県志摩市の東海小学校に台湾産バナナを寄贈した。バナナは11日、児童らに振る舞われた。「こんなにおいしいバナナは初めて」と児童たちは笑顔を見せたという。寄贈されたバナナは中部・雲林県産。同署によると、台湾は日照時間などの自然環境に恵まれているため、東南アジアや南米産のものより質が高いバナナができ、きめ細かな食感と濃厚な香りが特徴だという。生産段階から最終消費段階まで確認できるトレーサビリティも導入されており、食品の安全が確保できる。同署は消費市場の拡大のため、2016年から台湾産バナナの日本でのPR活動を計画的に進めてきた。これまで静岡、東京、富山、石川などの学校やスーパーでも宣伝イベントを開催している。(2019/1/13)
【 台湾見本市・展覧会情報 ― 台北国際包装工業見本市 】
2019年6月19日より4日間、台北市の台北南港国際展示場にて台北国際包装工業見本市が開催される。中華民国対外貿易発展協会、台湾包装協会主催。出展品目は包装機械および包装材料、紙容器類、包装工場設備、自動充填・密封・計量の機械、食品と薬品の包装機、真空パックの機械設備、ベルト・パックによる包装機械等。詳しい情報は以下公式ウェブサイト参照。
HP : https://www.taipeipack.com.tw/