【 外交部、国際社会に支持訴える 国連参加目指し 】
国連総会を9月中旬に控え、台湾は今年も国連システムへの参加実現に取り組んでいる。台湾と外交関係を持つ諸外国の協力を仰ぎ、台湾は国連が提唱する持続可能な開発目標(SDGs)の達成に向け重要な存在であることをアピールする。外交部(外務省)が23日の会見で明らかにした。 具体的には、一般討論演説で台湾を支持する発言をしてもらうほか、各国の国連大使を通じて、グテレス国連事務総長宛てに台湾が長らく国連システムから除外されている問題の解決を求める書簡の送付などが行われる。 国連は1971年の総会で中華人民共和国を国連における「中国」の代表だと承認した2758号決議を採択したため、台湾は同年、国連を脱退した。その後、国連は同決議をしばしば引用し国連機関による台湾排除の根拠としている。 外交部は、国連に台湾受け入れを求めるほか、台湾の人々やメディアによる国連見学・取材拒否などの行為の是正、SDGsの関連会議への参加の権利確保などを今大会で訴えていく方針。また、国際社会にも同問題を重視するよう呼び掛けている。 第74回国連総会は現地時間9月17日、米ニューヨークの国連本部で開かれる。このうち、各国代表による一般討論演説は24日から30日まで開催される。
(2019/08/24)
【 台湾の総統選 日台専門家が現状を報告 日本記者クラブでシンポジウム 】
「変容する現代台湾」と題した国際シンポジウムが22日、東京の日本記者クラブで開かれ、日台の専門家が来年1月の総統選を前にした台湾の現状について基調報告をした。
パネリストは、中央通訊社の張瑞昌社長や小笠原欣幸・東京外国語大准教授、ジャーナリストの野嶋剛・大東文化大特任教授、坂東賢治・毎日新聞論説室専門編集委員。
張社長は次期総統選について、台湾史上最も厳しい選挙になると指摘。「台湾最後の民主的な投票になる」と悲観的な見方があることに触れ、「台湾派」であれ「中華民国派」であれ、双方の支持者は強い亡国感を募らせており、台湾社会の集団感情は選挙の激化に伴って高まっていると言及した。小笠原准教授は、来年の総統選は過去6回の総統選に比べ、国際環境が特殊だと指摘する。具体的には米中対立の状況下で総統選が行われるのは初めてであることなどを挙げた。また、今年1月に中国の習近平氏が明言した「一国二制度」による台湾統一を蔡英文総統が拒否したことや香港で起こった「逃亡犯条例」改正案を巡る大規模抗議活動などを背景に、再選は難しいと考えられていた蔡総統の支持率が今年に入って上昇した現況を解説した。質疑応答では、総統選を前に一部台湾メディアがインターネット上のデマを基にニュースを報じたり、特定の政治家を持ち上げたりしている現状について報道関係者から質問が飛んだ。張社長はこれに対し、北京当局が後ろ盾になっていると疑われる偽アカウントを交流サイトのフェイスブックやツイッターが大量に削除したことや、台湾で中国寄りのメディアに対する抗議活動が起こっていることなどを説明した。
(2019/08/23)
【 蔡総統、人気日本人ユーチューバーとコラボ 「台湾に来て」グルメPR 】
蔡英文総統が人気日本人ユーチューバー(Youtuber)グループ「三原JAPAN」とコラボレーションした動画が20日、動画投稿サイト「ユーチューブ」で公開された。蔡総統は台湾の特色あるグルメを紹介し、日本語で「日本のみなさん、ぜひ台湾に来てください」と訪台を呼び掛けた。 蔡総統が推薦したグルメは、滷味(ルーウェイ、煮込み料理)や魯肉飯(ルーローファン、豚肉そぼろご飯)、四神湯(豚の内臓入り薬膳スープ)など「小吃」(シャオチー)と呼ばれる手頃な価格の一品料理。「おいしい」や「いただきます」などの日本語を披露したほか、リクエストに応えてユーチューバーらしいリアクションに挑戦するなどして気さくな一面を見せた。 コラボ動画は蔡総統、三原JAPANの各ユーチューブチャンネルで中国語版が、サンエン台湾のチャンネルで日本語版が公開されている。 蔡総統の公式チャンネルで公開された動画で蔡総統はメンバーに東部・台東名産の果物、バンレイシ(釈迦頭)を紹介。「日本の人には台湾に来てバンレイシを食べてほしい」とアピールした。 三原JAPANは台湾を拠点に活動するユーチューバーの三原慧悟さん率いるグループで、中国語チャンネルの登録者数は約118万人を誇る。 (2019/08/21)
【 台湾見本市・展覧会情報 - 見本市 】
2019年10月17日より3日間、台中国際展示センターにて台湾ハードウェアショーが開催される。開国有限会社主催。出展品目はサイクロン集塵機、HR-6プロフェッショナルハンドリベットツール、ターボシリーズ、軽量ドリルスタンド等。 詳しい情報は以下公式ウェブサイト参照。
HP : https://www.jetro.go.jp/j-messe/tradefair/detail/104935