【 蔡総統、TPP参加への意欲強調「今が好機」 】
蔡英文総統は3日、日本の対台湾窓口機関、日本台湾交流協会の大橋光夫会長と台北の総統府で面会し、台湾が参加を目指す環太平洋経済連携協定(TPP)について、台日双方の話し合いは「今が好機」だとの考えを改めて示した。蔡総統は台湾と日本の貿易構造は互いに与え合い、補い合う関係だと言及。台湾のTPP参加はパートナー関係を深化できるだけでなく、日本の海外市場均衡・開拓にも助けになるとし、大橋会長に対し、台湾のTPP参加という目標達成に向けた支持と協力を求めた。
(2019/12/3)
【 彰化県、北海道美唄市と交流 観光分野での理解深化に期待 】
彰化県政府は11月29日、県政府庁舎で北海道美唄市の観光担当職員の訪問を受け、ブドウやグアバなど旬の県産果物や彰化市名物のもち、タピオカミルクティーなどでもてなした。県は、双方が今後、観光分野でさらに理解や交流を深めることに意欲を示した。県によると、今回の訪問は今年10月に大阪で開かれた旅行見本市「ツーリズムEXPOジャパン2019」に県が出展したブースを美唄市の深尾善則経済観光課課長補佐が参観したのがきっかけ。この日、県都市・観光発展処を訪れた深尾課長補佐によれば、同市が台北より南の地域を公式に訪問するのは初めてだという。双方は手土産を贈りあったほか、地域の概要や観光の特色について互いに紹介した。都市・観光発展処の馬英傑処長は、美唄市が旅行業者を連れて彰化県を視察に訪れることを歓迎すると述べた。面会終了後、県職員は深尾課長補佐を県内の観光名所「八卦山大仏風景区」に案内したという。
(2019/12/2)
【 台日海洋協力対話 海洋安全や漁業など焦点に議論 】
台湾の対日窓口機関、台湾日本関係協会と日本側の日本台湾交流協会は2日、海洋協力について話し合う「台日海洋協力対話」第4回会合を台北市で開催した。捜索救助協力や海洋の科学的調査などに関して率直な意見交換が行われた。外交部(外務省)によると、中心的な議題の一つとなる漁業分野では、ウナギの稚魚の輸出入透明化や漁船の違法操業取り締まり、釣魚台列島(日本名:尖閣諸島)周辺海域の漁業秩序に関する「台日民間漁業取り決め」の適用水域などが議論された。双方の主張が対立する沖ノ鳥(日本名:沖ノ鳥島)周辺海域の操業ルールについては「双方の認識にはまだ隔たりがある」としたが、引き続き対話を続けることで一致したという。
台日海洋協力対話は2016年に東京で初会合が開かれて以来毎年、台北と交互に開催。昨年の第3回会合では海洋科学分野や密輸・密航対策での協力に向けた2件の覚書が交わされた。来年は東京で行われる。
(2019/12/3)
【 台湾見本市・展覧会情報 - 見本市 】
2020年11月10日より5日間、大台中国際会展中心にて台湾国際工作機械展が開催される。台湾区工具機暨零組件工業同業公会(TMBA)主催。出展品目は金属切断機、EDM、レーザー&ウォータージェット切断機、超音波機、金属成形機、工作機械付属品、流体動力、CNC制御システムおよび補助装置、切削工具、治具、ツール、測定機器等。詳しい情報は以下公式ウェブサイト参照。
HP : jetro.go.jp/j-messe/tradefair/detail/105713