【 19日零時より外国人の入国を原則禁止、居留証所持者等は除く -防疫- 】
衛生福利部(日本の厚生労働省に類似)の陳時中部長(=大臣)は18日午前に開いた記者会見で、世界各地で新型コロナウイルスの感染拡大が進み、海外から台湾にウイルスが持ち込まれるケースが急増していることを理由に、19日零時以降、中華民国(台湾)国籍を持たない外国人の入国を原則禁止することを発表した。19日零時以降に入国する外国人に関しては国籍を問わず、14日間の「居家検疫(=在宅検疫)」を一律義務付ける。外交部(日本の外務省に相当)の呉釗燮部長(=大臣)はその後、台湾での在留許可があることを証明する居留証(ARC)、外交公務証明(=外交・公務目的の渡航であることを証明する文書)、商務履約証明(=商務目的の渡航であることを証明する文書)、あるいはその他の特別な許可を持つ外国人については入国を認めると補足説明した。但し、関連の証明を持参して入国する場合も、台湾が定める防疫規範に従うことが求められる。関連の規範と規制解除の期日については、中央感染症指揮センター(新型肺炎対策本部に相当。中国語の正式名称は中央流行疫情指揮中心)の決定に従うと述べるにとどまった。
Taiwan Today:2020年03月18日
【 小樽日台親善協会及び小樽観光協会が淡水商圏文化観光協会と観光連携協定締結 -台日- 】
小樽日台親善協会(斎田義孝会長)と小樽観光協会(西條文雪会長)は、2月20日(木)~23日(日)に台湾新北市を訪問し、新北市淡水区商圏文化観光協会(蘆育佑会長)と観光連携協定(覚書)に調印し、3月11日(水)16:00から、市役所(花園2)2階市長応接室で報告式を行った。両会長と同親善協会・山崎範夫事務局長が訪問し、迫俊哉市長らが対応した。同親善協会は設立8年目となり、現在約80名の会員で、日本と台湾の親善友好を目的としている。台湾へは、これまで5〜6度の訪問を行い。昨年6月の訪問時には、新北市淡水区・巫宗仁区長や新北市淡水商圏文化観光協会・蘆会長と会い、日本との友好作りを行い、連携協定の話が持ち上がった。(小樽日台親善協会提供写真)21日(金)には、新北市淡水区巫区長を表敬訪問し、お互いの観光DVDを上映し紹介し合った。懇談会後に観光連携協定の調印式が行われ、これを契機に、人と物との往来を増やしていきたいという意向が一致。3者が署名した覚書には、観光・商業及び文化の分野で永続的な連携交流を行い、友好関係を築く理念に基づき、双方共に地方特色商品をPR宣伝し、旅行情報を共有し、訪問し合うことを通じ、お互いの視察、人員交流を図ることなどが書かれている。市長は、「ネットワークはまちづくりの戦略に必要なこと。前向きに取り組み、機会があれば行ってみたい」と述べた。斎田会長は、「観光都市として、さらに伸びるためにパイプを繋ぎ、経済交流も視野に入れながら、将来を含めて日本の親交に努めたい。今後は、関係を育てる方向で活動し、まずは小樽のイベント時に区長等を招待したい。雪がないため、来年の小樽雪あかりの路の時期が良いのでは」と述べた。
小樽ジャーナル:2020年03月12日
【 台湾の専門高校、日本人学校に手作りマスクカバー50個寄贈 -社会- 】
新型コロナウイルス感染症の広がりを受け、台北市の稲江高級護理家事職業学校は23日、家政科の生徒らが作ったマスクカバー50個を台北日本人学校に寄贈した。日本人学校の近藤裕敏校長は感謝を述べた上で、同校でも家庭科の授業でマスクカバーの制作を取り入れられないか検討する考えを示した。稲江の郭淑蕙校長は感染予防で協力していく姿勢を見せた。郭校長によれば、両校はかねてから交流があり、稲江の生徒の中には日本人学校の卒業生もいるという。近藤校長らはこの日、稲江の生徒がマスクカバーを作る様子を見学するなどして交流を深めた。
中央フォーカス台湾:2020年03月23日
【 眼鏡市場、台湾に海外1号店 日本製商品を中心に台湾の消費者獲得へ -経済- 】
日本のメガネ販売大手、メガネトップの台湾現地法人は20日、メガネ専門店「眼鏡市場」の海外1号店を台北市内の百貨店に開いた。台湾の店舗では販売するフレームの8割以上を日本製で揃え、高品質なメガネを手頃な価格で提供することで台湾の消費者獲得を狙う。台湾出店を足がかりに、世界進出を目指す。フレームの価格にレンズ代を含めた「一式価格」にこだわっている眼鏡市場。現地法人、台湾頂点眼鏡市場の田川肇総経理(社長)は台湾のメガネ市場について、台湾では度数やレンズによって追加料金が必要となったり、「店に入ったら買わないといけない」という雰囲気があったりするため、不透明な価格設定に不安をいだいている消費者が多いと指摘する。台湾は日本人にとって最も友好的な国の一つであり、観光などを通じて深い関係が築かれていることから、「日本の高品質なメガネを台湾の人々にリーズナブルな価格で届けたい」との思いで台湾を出店先に選んだという。台湾1号店は台北市信義区の統一時代百貨台北店にオープンした。同社によると、来月16日までに台北、北部・新竹、桃園、中部・台中にさらに4店舗を開き、台湾での店舗数を年内に15~20店舗まで拡大させる予定。5年以内に80~100店舗の出店を目指すとしている。
中央フォーカス台湾:2020年03月20日
【 アジアのベストレストラン50、今年は台湾から4店 -観光- 】
2020年度「アジアのベストレストラン50(Asia's 50 Best Restaurants 2020)」の授賞式のインターネット中継が24日に行われ、台湾から4店がランクインした。内訳は台湾北部・台北市の「MUME」が18位、台湾中部・台中市にあるシンガポールレストラン「JL Studio」が26位、台湾で最も予約が難しいと言われるレストラン「RAW」が36位、ミシュランガイド台北で台湾初の3つ星を獲得した日本料理店「祥雲龍吟」が43位だった。ちなみに2019年度は台湾から3店がランクインしており、内訳は「MUME」が7位、「RAW」が30位、「祥雲龍吟」が31位だった。「JL Studio」は、今後ベスト50にランクインすることが期待される「注目のレストラン賞(One to Watch Award)」に選ばれていた。今年台湾で最上位にランクインした「MUME」のシェフ、林泉さんは、「上位にランクイン出来たことは当然嬉しいことだが、大事なのは決して順位ではない。今年の授賞式はインターネット中継で行われたため、レストランのスタッフ全員と一緒に見ることができた。飲食業の景気が低迷する中、一緒に応援出来たことが今年最大の収穫となった」と述べている。「MUME」は開業後の2017年に初めて「アジアのベストレストラン」の43位にランクインし、2019年には7位にまで順位を上げた。今年は18位と順位を下げたものの、台湾のレストランとしては依然トップの成績だった。「アジアのレストラン50」は毎年、インド、東南アジア諸国、香港・マカオ、台湾、韓国、日本の6つの地域を対象に優れたレストラン50店を選出している「アジアのレストラン50」はシェフ、レストラン経営者、メディア、ブロガーなど飲食業界関係者300人の投票によって決められる。毎年発表されるリストは、世界のグルメ愛好家たちの参考指標となっている。
Taiwan Today:2020年03月25日